飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

学級力会議

2023年07月12日 07時47分59秒 | 学級経営
学級経営を客観的に分析する方法の一つとして学級力会議がある。
これを定期的に行うことにより、子どもたちが学級を客観的に振り返ることができる。
また、現状を数値化することにより比較検討ができる。

例えば低学年ではこんなふうに行う。

学級目標がまず統一されたスローガンとなる。
「みんななかよく、元気な◯組」
この具体的な姿を次の観点で振りかえる。

1 チャイム
2 そうじ
3 あいさつ
4 授業
5 ありがとう
6 なかよし

とする。
これを各自が5段階で評価する。

学級目標のふりかえり

1 ◯組のみんなは「チャイム」のおとですわることができているか。
 ほぼぜんいんできない ・ 5にんくらいできる ・ 15にんくらいできる ・ 20にんくらいできる ・ ほぼぜんいんできる

2 ◯組のみんはな「そうじ」とうばんをさぼらずにしっかりできているか。
 ほぼぜんいんできない ・ 5にんくらいできる ・ 15にんくらいできる ・ 20にんくらいできる ・ ほぼぜんいんできる

3 ◯組のみんなは「あいさつ」をしっかりできているか。
 ほぼぜんいんできない ・ 5にんくらいできる ・ 15にんくらいできる ・ 20にんくらいできる ・ ほぼぜんいんできる

4 ◯組のみんなはかしこくなれるように「授業」をうけているか。
 ほぼぜんいんできない ・ 5にんくらいできる ・ 15にんくらいできる ・ 20にんくらいできる ・ ほぼぜんいんできる

5 ◯組のみんなは「ありがとう」のことばで何回もきもちをつたえているか。
 ほぼぜんいんできない ・ 5にんくらいできる ・ 15にんくらいできる ・ 20にんくらいできる ・ ほぼぜんいんできる

6 ◯組のみんなはだれとでも「なかよく」せいかつできているか。
 ほぼぜんいんできない ・ 5にんくらいできる ・ 15にんくらいできる ・ 20にんくらいできる ・ ほぼぜんいんできる

このようなアンケートをとる。
ひとつ注意点。
これはクラスができているかという観点で評価する。
自分自身ができているかどうかではない。

アンケート結果を「レーダーチャート(クモの巣チャート)」で表し、毎月比較する。
5点満点なので、グラフが大きくなれば達成に近づくこととなる。
グラフをみて、プラス面は青で記入し、マイナス面は赤で記入する。

次月の強化点を確認する。
そして、どのような状態になることが目標なのかを明確にしておく。
「チャイムが鳴り終えるまでに着席する」など。

「これが全部5に近づいたときに学級目標が達成できるね」
と声をかける。

saitani