飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

心に響く言葉

2023年07月21日 13時56分02秒 | 人生論
相田みつを氏の言葉。


長い人生にはなあ
どんなに避けようとしても
どうしても通らなければ
ならぬ道というものが
あるんだな

そんなときにはその道を
黙って歩くことだな
愚痴や弱音を
吐かないでな
黙って歩くんだよ
ただ黙って
涙なんか見せてちゃダメだぜ

そしてなあ
そのときなんだよ
人間としての
いのちの根が
ふかくなるのは

雨の日には雨の中を 風の日には風の中を

暖かい春の陽射しを
ポカポカと背中に受けて
平らな道をのんびりと歩いてゆくー
そんな調子のいい時ばかりではないんだな

あっちへぶつかり
こっちへぶつかり
やることなすこと
みんな失敗の連続で
どうにもこうにも
動きのとれぬことだってあるさ

当てにしていた
友達や仲間にまで
そっぽを向かれてさ
どっちを向いても
文字通り八歩塞がりー
四面楚歌ってやつだな

それでも
わたしは自分の道を自分の足で
歩いてゆこう
自分で選んだ道だものー

雨の日には雨の中を
風の日には風の中を

涙を流すときには
涙を流しながら
口惜しいときには
「こんちくしょう!!」と
ひとり歯ぎしりを咬んでさ
黙って自分の道を歩き続けよう

愚痴や弁解なんて
いくら言ったって
何の役にも立たないものー

そしてその時にこそ
目に見えないいのちの根が
太く深く育つ時だから

何をやっても思うようにならない時
上にのびられない時に
根は育つんだからー

雨の日には 雨の中を
風の日には 風の中をー

saitani