私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

琵琶鼠魚(マダラロリカリア)は「極悪入侵魚」らしいの巻  台湾釣(ガサ)行記㊴

2017-02-10 09:23:29 | 台湾の魚たち
 2016年12月27日 火曜日

琵琶鼠魚(マダラロリカリア)である。


民家からの下水が流れ出す平瀬で採れたのである。
こんなふつうの小川におるのである。
いきなりでびっくりしたし、うれしかったし、写真もパチパチ撮らんといけんと思ったのである。


マツカサみたくがさついていてとっても持ちやすい。

ところが2匹3匹と採れていくし、友も採るし・・・・・・
だんだん初物の喜びはしぼんでいくのである。

次の水路では「なんぼでもおる」やんか!


水枯れしたコンクリート護岸のタマリにウヨウヨおる。
タモ網ガサでちっこいんもおっきいんもいっぱい採れる。


初物の喜びはすっかり枯れてしまったのであった。
むしろ、この異常ともいえる状況にゾワゾワと寒気がしてきたのであった。

さて、この琵琶鼠魚(マダラロリカリア)、一体いつ頃台湾に定着したのか?
あてにはならないがネットで調べてみると
「1970年代に水産業者(日本でいうペット業者)が放流したもの」と漢字だらけで書いてる。
「特に台湾中部・西部・南部でドンドン増えている『極悪入侵魚』である」とも書いてある。

たしかに日本でも水槽のコケ取り魚としてビールより安くペット屋さんで売られとる。
キチンと飼うと50cmを超える大きさになるので
「こんなはずじゃなかったわあ!」
「どうするん? どうするん!」
「殺して庭に埋めるしかない。ガチガチに硬いけえハンマーでなぐるで。」
「お父さん! お父さん! お願い! ロリちゃん殺さんでえ。」と娘はワンワン泣くし、
「埋める庭どこにあるん! うち安マンションじゃがっ!」と甲斐性のなさを責められるし、
近くの川へ一人ぼっちでコソコソと向かうことになるのであろうね、お父さん。

かくして「誰がいつ持ち込んだのか」分からんまま悪意もないままジワジワと広まったのかもしれんぞ。
わずか半世紀の間にである。
そうであれば余計しんどいなあ。

温暖な沖縄でもすっかり定着しているという。

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