三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

中尊寺落慶供養願文

2008年07月21日 11時28分24秒 | Weblog


古来、タイトルのように伝えられている上奏文が残されています。
大きな寺院を開くときに、朝廷に対して勅許を得るために送った正式文書。
この文書の主体は奥州藤原氏初代・清衡か、2代基衡か、
という解釈論争があるそうですが、書かれている内容から清衡とみたい。

・・・(奥州の地では)官軍の兵に限らず、エミシの兵によらず、古来より多くの者の命が失われました。・・・命あるものたちの御霊は、今あの世に消え去り、骨も朽ち、それでも奥州の土塊となっておりますが、この鐘を打ち鳴らす度に、罪もな く命を奪われしものたちの御霊を慰め、極楽浄土に導きたいと願うものであります。 ・・・縁があって、私は東北のエミシの酋長に連なる家に生まれましたが、幸いにも 白河法皇が統治される戦のない世に生れ逢い、このように長生きをして平和の時代の恩恵に浴して参りました。そして我がエミシの里では争い事も少なく、捕虜 を住まわせた土地や、戦場だった所も、よく治まっております。さてこの時代にあって、私は、分不相応にも、祖先の残した事業を引き継ぐこととなり、誤っ て、エミシの酋長の座に座ることになりました。今や出羽や陸奥の民の心というものは、風に草がなびくように従順でございます。粛愼(しゅくしん)やユウ婁 (ゆうろう)のような海外の蛮族もまた、太陽に向うひまわりのようによく懐いております。
<中尊寺落慶供養願文より、現代語訳・佐藤弘弥氏:抜粋>

上奏文であるという形式を超えて
肉声が聞こえてくるような証言に近い印象が迫ってきます。
この文書からはいろいろな事柄が見えてきますが、
国家にとって、北辺の意味合いというものも見えてくる。
文末に、「粛愼(しゅくしん)やユウ婁 (ゆうろう)」という北東アジア、
たぶんアムール川流域から北海道などにも居を広げていた多くの民族の名前が出てくる。
日本のヤマト朝廷国家は、伝統的外務省である太宰府が九州に置かれたように
中国や朝鮮との関係を最優先に考えた政権であり、
北のルートからの交渉は正規の外交と見なしていない。
というか、そうした民族との交渉に積極性をもつことはなかった。
そうでありながら、交易品には強い興味を示している。
奥州藤原氏が強い勢力を築いていたのは、
奥六郡地域の農業生産性の高さとともに、
日本国家が正規ルートでの外交を放棄していた北方民族との交易利益が
ほぼかれらに独占されていた事実が大きいのだと思われます。
青森県西岸の「十三湊」では多くの北方民族の貿易船が出入りしていたに相違ない。
結局、朝廷が蝦夷の地で戦争に勝利しながら、
支配することができず、頼朝以前までは蝦夷側に自治支配させていたのは、
軍事的勝利は得られても、たとえば源氏の勢力では、
そのような交易ルート確保ができないという事実が大きかったのではないか。

また、逆に言えば、頼朝による奥羽軍事制圧以降、
このような北方世界との交易ルートも大きく細ったのではないか。
頼朝は確かに藤原氏を根こそぎ滅ぼしたけれど、
その結果、経済的にはこの地域の潜在力を弱めてしまったのではないか。
北海道に暮らすものとして、
なぜ、北辺のことを日本史はある時期から忘却するのか、
見えないところがあるのですが、
どうも、このあたりが一番キモになっている気がするのです。
長くなってきました、このテーマ、清衡の肉声部分ということについてはあしたに。
<写真は冬の金堂>


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地底の森ミュージアム

2008年07月20日 08時35分38秒 | Weblog



「地底の森」っていう名前からして
イメージがおどろおどろしい。
どういう展示物なのか、具体的にはイメージしづらい。
一般的にはそんな反応でしょうね。
わたしもそんなイメージを持っておりまして、
まぁ、興味分野のことすらなかなかカバーできないのが人生なので、
スルー、というのがやむを得ないところ。
仙台にいるスタッフに聞いても、名前は聞いたことがあるけれど、
行ったことがある人はおりませんでした。

きのう書いたとおり、特別企画展の方に惹かれて
行ってみた次第です。常設展示のコーナーを抜けた先に特別展示があるので、
どうも、この特別展示の企画意図の所在が
何となく推察されるところですが、
まぁ、受け入れて見学いたしました。
いきなり地下に下りていくのですが、
写真のような光景が広がっています。
馬蹄形のようなコンクリート空間の地面に石器時代、
いまから2万年前の発掘現場がそのまま、保存されているのですね。
現在の仙台市の気候条件は年平均気温12度ほどですが、
この当時は8度ほど寒冷だったそうで、
しかも湿潤な半湿地的な場所だったそうです。
当時は氷河期だったので、海水面も低く、海からはかなり離れた植生状態でもあった。
で、この発掘現場にはなんと人間の痕跡が発見されたのです。
たまたま、狩猟に来ていた3人がキャンプをしたであろう様子が
克明に再現可能な形で保存されていたというのです。
その想像現場の様子が、ビデオや3次元映像などで繰り返し放映されています。

考古学の発掘現場でありながら、
ついに「人文」にたどりついた、という興奮が
このようなミュージアム保存へと駆り立てた最大の動機のようです。
そこでは、キャンプの時の石を穴に保存した様子とか、
槍状の狩猟器具の穂先を交換した様子、
火をおこして小さな野ウサギを食事した様子などが
炭化した痕跡として残されているのです。
まぁ、たとえていえば今日の一日の様子が、2万年後、
まるでそこに人がいるように再現できたと言うことなのですね。

一般的な生活人からすれば、
こういうことの偉大さって、少し理解が難しいモノかも知れません。
考古を歴史のようにわかりやすく面白く見せるというのは
至難の業なのかも知れません。
でも、企画意図には深く思い至らされるものがありました。
いろいろと教えていただいたボランティアのみなさんも
大変面白くご説明いただけました。ありがとうございました。
大変勉強になった次第です。それと建築も良かった。


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悪路王首像

2008年07月19日 16時08分39秒 | Weblog



仙台市内の「地底の森ミュージアム」で
「陸奥国大戦争時代」という企画展が開催されていました。
こういうのには弱いので、行って参りました。
っていうか、そもそも「地底の森ミュージアム」という名前も聞いてはいたけれど
どうのも、想像力が持てず、どんな施設なのかと不思議でした。
展示は常設の「地底の森ミュージアム」を見終わった先に
特別展示企画展が展示されておりました。

写真は、悪路王とされる人物の木像。
茨城県の鹿島神社に収蔵されていたものだそうで、
縁起などを総合すると、坂上田村麻呂が降伏させた「アレルイ」の像のようです。
かれは降伏したあと、京都に連れて行かれて
処刑されるという、無惨な扱いを受けたのですが、
そうした経緯を感じさせるように、憤怒の表情豊かに造形されていますね。
線数百年の時を超えて、なおその怒りが訴えかけてくるようです。
奈良東大寺の金剛力士像などの表現を見れば、
十分にリアリズム表現ができる時代だったでしょうから、
この木像は、アレルイの人となり、あるいは心情というものを模していると思われます。
ヤマト朝廷の野蛮さを告発する、稀有な表現だと感じます。
悪路王と、正面切ってここまでの名付けられ方をしている例はあまりない。

正直、このポスターが強烈だったので
思わず「見ておかなければ」と思ったのですが、
実際の展示は考古的なものの展示が主なので
こういうわかりやすさはあまり感じられませんでした。
大戦争、ということばのメッセージの単純さに比較して
展示自体はやや線の細さを感じさせるような資料が多かったです。
その点はやや残念な気持ちが残ったのが本音ですね。
もっと丹念に見れば、また別の見方もあったかも知れませんが
企画の立て方とか、すごく良かった割には展示自体はやや力不足の印象。
またの企画を期待したいと思います。


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イヌも歩けば・・・

2008年07月18日 09時42分26秒 | Weblog

きのうは朝一番で仙台へ移動しまして会議。
と思って、空港に下りたら
何か、見覚えのある後ろ姿・・・。
室蘭工業大学の鎌田紀彦先生ではありませんか。
聞いたら、本日は新住協のセミナーを仙台で開催とか。
こちらは会議なので、そちらには顔は出せませんでしたが、
夕食のお誘いをいただき、すっかりお酒が入ってしまいました。
いろいろなみなさんともご挨拶できたり、
はじめてお目にかかったりいたしました次第。
まぁ、すっかり飛び入りの顔出しでしたが、
大変楽しく歓談させていただけました。奇遇に感謝、
まさに「イヌも歩けば・・・」という出会いでございました。
そんなことで、更新がすっかり遅れてしまいました。
毎日チェックしていただいているみなさん、申し訳ありませんでした。

写真はわたしの趣味の「変形屋根デザイン」。
札幌すすきののお寺で発見したものです。
なんか、屋根のかたちがものすごい主張性を持っている。
門の役割の建築ですが、
入母屋の基本に対して、唐破風という屋根が突き出してきている。
まぁ、いろいろな様式の変形なのでしょうが、
お寺という建築なので、異空間性を強調表現するものなのでしょうね。
すすきのって、面白いところで、
風俗関係の街と思われますが、一方でたくさんのお寺が集中している。
煩悩と達観が同居している、なんともふしぎな風景の街(笑)。
なんなんでしょうね?
街の作られようで、こういうのって多いものなのでしょうか?


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「検索」のゆくえ

2008年07月17日 06時35分00秒 | Weblog



Googleの検索トータル数、
伸びが止まってきているというニュースが流れていますね。
実際に自分で検索をかけてみて、検索って、
ユーザー側からするとけっこう難しいモノなのではないかと思います。
普段はただ何となく検索を使って、必要なWEBページを探してはいますが、
かなり単純な単語を入力するに過ぎない。
それも動詞や、形容詞などは入力しないのが一般的ではないか。
そうすると、本来自分が知りたいと思うことを
言語に変換して検索するって言うのは、
わかりやすい言語化が可能な事柄、領域というにある程度は限られるのではないかと思えます。
パソコンを使ってネットに接続しているわけで、
そうなると、勢い、そういう関連のことにとりあえず目が行きやすい。

検索について調べてみて
ふと、気付いて日本で一番ヒットしている言葉ってどういうものなのか、
そういうサイトを探したらあって、ごらんのような結果。
ネットで調べる言葉が、ネット周辺のことが上になっている、
という当たり前といえば当たり前ながら、
あんまり意外性がない結果ですね。
yahooでの調査なわけですが、
この言葉がトップランクだとして、どれくらいの検索件数なのか調べると、
月間で約1100万くらいなのですね。
1日に直すと36万件くらいということになります。
一方で、住宅、それも注文住宅についてみると、
最高ランクの言葉で、これに対して3%内外の数値が並んでいます。
いろんな興味分野の中で、ひとびとが注文住宅について示す興味割合って、
この程度なのかなぁ、という推論が成り立つか、どうか(笑)、
でも、ある意味では意味がありそうにも思えますね。


っていうような雑学めいた事柄で
主要テーマからは離れてしまっています。(笑)
もうしわけありません。本日はこれから仙台に移動。
サミットが終わって、警備状況も落ち着いているでしょうか。


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納涼の仕掛け

2008年07月16日 06時54分48秒 | Weblog



ことしは、どうなんでしょうか、
北海道でも暑いと感じる日が増えているように思います。
日射しは強くて、その日射が乾燥した空気の中で
肌により強く感じる、っていうのが北海道の夏の特徴なのかも知れません。
なので、草木の陰影が強烈に感じられる。
なにより空気のなかの湿度の違いが大きいのでしょうね。
それに対して本州以南地域では
強烈な多湿が特徴。そういうなかでは
草木の陰影もなにか空気に融けていくような印象を持つ。
写真は宮城県の遠刈田あたりの別荘での様子。
風呂に隣接してこういうデッキを造作していました。
昼間の凶暴な高温多湿の暑さを逃れて
汗を流したあと、こういう空間でそこはかとない空気の流動に全身を預けて
「涼感」を探しながらたたずむ、という空間なのですね。
むせかえるような緑の空気感が、体全体に染みわたってくるようです。

こういうあたり、やはり北海道で育った人間には
ある羨望の思いが、どうしてもあります。
こういう民族的といえるDNA体験の世界から、すこしの隔たりがある。
今の時期くらいであれば、へたをすると
こういう空間そのままならば北海道では、寒い時すらある(笑)。
しかし、わたしたち北海道に育った人間も、そのルーツにおいては
こういう民族的な夏の空気環境体験を持っていて、
そういう気持ちが、ある寂しさをこころにもたらすのですね。
でも逆に、こういう部分の違いが、日本の中で北海道が特異的な部分なので
その環境の中で、どんな個性・「地方性」が育つのかが興味深くもある。
まだ140年なので、明確な形は見えてきてはいないけれど、
北海道内の作家たちの表現から、少しずつそういう部分が出てきているように思います。


きのう、水産漁業のみなさんがストライキをしましたね。
本当にきびしい現実が出てくるモノだと、慄然とします。
アメリカという国は、一説では全企業収益の40%を占めるほど、
いまや金融ビジネスが大きな産業領域なので、
その産業が求める「投機対象」を考えなければならない、ということなのか、
世界的な石油高騰に対して、
産油国すら危惧を持っているというのに、アメリカ政府としては動きが見えない。
金融ビジネスとしては、そのメカニズムは理解できるけれど、
結局は、既存の世界の生活システムをも脅威にさらしているというのが現実。
アメリカ政府が、この問題に対してどう対応を考えるのかどうか、
石油の価格上昇は、アメリカとそれ以外の世界というような
対立構造を生み出すことになるかも知れない。
北海道にとっても、このままの石油価格で冬を迎えることになったら、
どういう状況になっていくのか、不安ですね。


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大規模漁家・ヤン衆の食卓

2008年07月15日 06時53分51秒 | Weblog



最近、インターネット広告のことを調査しています。
まぁ、まだまだ研究段階なのですが、
いろいろ勉強になることは多い。
わたしは広告畑出身の者なのですが、
広告を巡ってのマーケティングが、実に多彩な数字化が可能になっていて、
どうも、インターネットが一番改革しようとしているのは
「広告」の世界なのではないかと、思い始めています。
結局、インターネットではコンテンツに対して課金する、というタイプは難しく、
勢い、収益を上げる方法としてはひたすら広告と言うことになるのですね。
それで、新産業といえる分野なので
若く、新鮮なアイディアが次々と出てくる。
ただし、方向性としてアナログメディアの世界が作ってきた
個人情報の保護、知的権利の保護、という面への配慮がどうなのかなぁ、と
懸念されるような側面が、確かにありますね。

ゴロッと違うテーマのブログです(笑)。
写真は大好きな「番屋」建築の事例です。
番屋というのは、江戸から明治大正にかけて北海道でもっとも活発だった産業、
にしんなどの大規模漁業施設です。
この当時は食べていくために、農家の次男三男たちは
出稼ぎ場所として、北海道西海岸などのこうした番屋で働いたのです。
行李と呼ばれる鞄とも、収納とも言える身の回り用具を背負って
「めしはいくら食べてもタダ」というような「条件」で労働していました。
こうしたヤン衆を集める作戦として、
こういう条件が、他と比べて競争優位条件だったそうです。
その結果、いまも小樽に豪勢な別邸、酒田に本邸を残した
青山家のような大成功した漁家もいるわけですね。
こうしたヤン衆のための空間って、なかなか見ていると面白い。
「立って半畳、寝て一畳」の世界そのまま、合理精神が行き渡っている。
食卓もこういう箱にワンセットで提供されています。
しげしげと見ていると、実にうまく考えられているものばかりなんですね。

インターネットの世界も、
こういう古い産業の世界も、同じように創意工夫で
切り開かれ、栄枯盛衰が繰り返されるのだろうと思います。
しかしつくづく、アナログ主体の考えだなぁと、自分でも気付きますね(笑)。
いま、どんどん変化し続けているインターネットの世界、
行く末はどんな姿になっていくのか、着地点は見えにくいですね。


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軽自動車の燃費計算

2008年07月14日 07時08分09秒 | Weblog



軽(スズキアルト)の燃費計算をしてみました。
きのう、車の距離測定で前回給油時から走行距離261km走行後、
ふたたび、セルフ給油所で給油したところ、
給油のガソリン量は12.22リッター。
セルフ給油所のガソリンストッパー(っていうのか?)機能のままに
給油したので、そのあたりは機械を信頼しています。

ちなみにカミさんからは、いつもセルフ給油所で給油しているわたしの姿は
やや羨望のまなざしが感じられます(笑)。
どうも、あれが苦手という女性ドライバーは多いようですね。
でも、ガソリン高騰への生活防衛、がんばらねばなりません。

やや脱線しましたが、
給油量の結果、走行ガソリン消費、燃費は21.36kmというモノでした。
この結果は、だいたいが車のスペック通りといえます。
乗っていたのが大人2人で、荷物もそこそこ載せていますので
まずまずの結果といえます。
で、インターネットで検索してみると、
■アルト 参考グレード・車重(kg)
・アルト 660 G-FF-730
■アルト カタログ燃費
・660 G-20.5km/L
■アルト 街中の燃費
・660 G-12.83km/L
■アルト 流れの良い一般道の燃費
・660 G-17.68km/L
■アルト 100K巡航時の燃費
・660 G-17.61km/L
■アルト 80K巡航時の燃費
・660 G-21.91km/L
■アルト 総合燃費
・660 G-17.50km/L
■アルト 燃費総括
アルト660 Gの街中の燃費は、都市部の渋滞を含んで12.8km/Lでした。
交通量の少ない流れの良い一般道では、17.6km/L、高速道路の100K巡航時では17.6km/Lをマーク。高速道路を80K巡航時では、21.9km/Lの燃費でした。
アルト660 Gの総合実燃費は17.50km/Lと出ました。全般的に良好な燃費を記録しています。特に高速の80キロ巡航ではカタログ燃費を上回る燃費を記録しています。3ATですが、軽い車重が効いているのでしょう。

っていうような情報を見ることができました。
今回は、合計261km走行中、ほぼ255kmほどが流れのいい一般道。
一部、合計60kmほどが高速道路。
燃費を意識して、一般道では60km走行をほぼ維持し、
高速道路でも80kmを守り抜きました(笑)。
いや、本当です(笑)。
アクセルの踏み込みなどは、あまりしないように心がけました。
ただし、山道走行が半分以上ありますので、
上り下りは結構頻繁でしたので、昇り坂ではアクセルは踏み込み気味なのは
しかたないところでしょうか。
計算してみると、走行1キロ単価は約8.15円。

来月もまた、石油は値上がりするのだそうです(約7円)。
本当に困ったモノ。
これからも燃費に意識を高めていかなければなりませんね。
一方、車の通行量はあきらかに減ってきているのが実感。
さらに、若い年代のひとの「クルマ離れ」も進行する一方だそうです。
それなのに、道路の予算は今年度も6兆円でしたか?

<参考>
国土交通省は13日、平成20年度から10年間の道路整備の在り方を示した中期計画の素案を発表した。道路整備費が65兆円、高速道路の料金値下げなど道路関連施策費が3兆円以上で、総事業費は68兆円とした。建設予定の高速道路や国道で費用対効果が未評価だった約2900キロは、原則すべて建設する方針を盛り込んだ。(産経ニュースから)

今後も、10年間毎年、6兆円以上の予算が
道路に振り向けられるのですね。
住宅に200億円も国費が使われることになって、
びっくりして大騒ぎになったのが200年住宅・超長期住宅政策なのですが、
考えてみれば、道路って桁が違いすぎる。
確かに道路は大切ではあるけれど、
ガソリンがここまで高騰し、しかもクルマの使用も減ってきているという現実から考えると
こういう政策の方向についても論議がもっと起こるべきではないでしょうか?
6兆円って、国民ひとりあたり約5万円なんですよね・・・。


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真狩そば「いし豆」

2008年07月13日 07時31分45秒 | Weblog


きのうはのんびりまったりの、ぶらぶらドライブ。
久しぶりに日帰り温泉などに行って参りました。
とはいってもガソリン高騰の折、
3ナンバー車ではなく、一気に軽自動車での省ガソリンツアー。
で、朝一番で心細かったガソリンをチャージ。
これも会員登録すると3円安くします、という上に
2円割引券を支払いごとにくれるお店です。要するに都合5円引きという店。
それでセルフ給油なんです。表示価格は179円という涙の出る高さ。
それが、まぁ雀の涙ほどの割引で174円になったのですね。

のんびりドライブとしてはちょっと足を伸ばしすぎでしょうか、
サミットのおかげで不景気が続いているような
真狩まで、行って見た次第です。
目的地はまぁ、いろいろだったのですが
とりあえず、食事は「そばを食いたい」というわたしの希望で、
店選びはカミさんの担当。
人づてでもらったという案内パンフを広げて
「この店がいいと思う」ということで、そこをめがけてエンヤコラ。
ちょうど到着したのは、ちょっと昼前だったのですが、
いいから食べるべや、ということになりまして、店に向かいました。
で、到着したのですが、周辺はやや臭気が感じられる。
それにそば店にしては、外観の印象とか、
ちょっと不似合いというか、センスが超イマイチというか・・・。
それでも、カミさんは意地もあってか、
「まぁまぁ、入ってみよ!」ということで、入店。
内装はといえば、これもファミレス用の建物を無理に和風に改装しました、
という似合わない雰囲気なんですね、これが。
というあたりで、ほぼ諦めのムードなんですが、
しょがない、きょうの昼飯は腹を満たせばそれでいいや、と
思い切ったのですが、出てきた料理を口に入れて・・・無言。
大衆料理店と割り切って定食そばセットメニューを頼んだのですが、
そばは腰の感じられないうどん粉系そば。
つゆは国籍不明のような、複雑な味。
天丼が付いていたのですが、
これも一口運んで唖然。
えびはまぁ、大きいのですが、コロモがなっていない。
たぶん、一日以上前からの作り置きだろうと想像される
口の中での「べっしゃり」感がたまらない。その上,舌にイヤな後味が・・・。
夫婦で顔を見合わせて、息を揃えて即、退散いたしました。

っていうことで、
以前に行ったことがあっておいしかった「いし豆」さんを再訪。
写真のまともな手打ちそばの風合いで
食べ直しをしたという次第だったのです。
食したのは、やまわさびそば。
カミさんはそこそこ、腹に入ってもしまっていたために、
さすがに平らげられなさそうだったので、
わたしが1.5人分を食べることになりました。
ここのお店のは、間違いのない味ですね。

最初のお店、名前は記載しませんが、参りましたね。
っていう、珍道中の土曜休みとなりました(笑)。
食べ物の世界って、奥が深い世界、と思い至った体験でございます(笑)。ではでは。
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暮らしのテイストって

2008年07月12日 07時52分04秒 | Weblog



最近、スタッフががんばってくれていまして
(って、それ以前はそうではない、という意味ではないのですが・・・)
リプランのHPでいろいろなアンケートを実施しています。
わたしも大変楽しみにしているのですが、
今月は、「どんなタイプの家が好きですか?」という設問をお聞きしています。

まぁ、どんなタイプっていう質問は大きすぎるのですが(笑)
答え欄には、
1 シンプルモダン
2 ナチュラル(ウッディ)
3 和風
4 古民家風
5 輸入住宅
6 カントリー
というように選択方式ですので、まぁ、答えやすいのでは。
ということで、現在進行形ですが(月末まで)
いまのところ、
1と2の人気が高く、それぞれ30%を超えていて、同ポイント。
あとはちょっと差があって、古民家風が健闘して14%.
っていうような感じで推移しています。
興味を持っていただけましたら、
http://www.replan.ne.jp/hokkaido/
http://www.replan.ne.jp/tohoku/
で、真ん中くらいにアンケート欄がありますので、ぜひ覗いてください。

シンプルモダンって、なかなか定義しにくい言葉ですが、
まぁ、それ以外のテイストも似たようなモノなので、
その辺は曖昧ですが、了解可能な範囲と思います。
一時期、新建材固めでがんじがらめになっていた反発から、
自然素材の質感を復権させるという意味合いで、
ナチュラルテイストがかなり幅を利かせていたのですが、
そういうのも行き過ぎを嫌気する雰囲気が生まれ、
シンプルモダンというスタイルが好まれてきた、という流れでしょうか。
最近はそれ+和、という傾向が大きくも感じられます。

結局、インテリア、人間が肌合いとして好む部分って、
ある程度の移り変わりがあるでしょうね。
シンプルモダンの壁って、無機質な色だけの壁と思われますが、
優れたデザインでは、やはり外光をどのように室内空間で演出するか、
というような窓との合わせ技デザインの部分が大きいと感じます。
そういう部分はもちろん、ナチュラルテイストでも同様でしょうが、
よりシャープであったり、より曖昧であったりするのではないかと思います。
ふむふむ、さて、深みにはまらないうちに今日はこの辺で・・・(笑)。ではでは。


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