三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

ブログのビジネスモデル?

2008年07月10日 07時32分18秒 | Weblog



あるインターネット広告会社の決算資料を見ていて
へぇ~と思わされたのが写真の図。
わたし、あんまり知らなかったのですが、
インターネット上の「口コミ」を「狙って」ブログを利用する、
その作戦のスキームが提示されていました。
こういうのも公開しているのだから、まぁ、情報開示は良いとは言える。
でもまぁ、ブログの「ネタ」を提供することで
口コミを醸成しようというのですから、
そうか、そういう作戦もありか、とびっくりさせられた次第です。
この図を見ると、ブログの更新ネタに困るだろうことを見越して
その話題素材を企業広告の一種として企業側に販売して
その結果を広告成果としていくというスキームなんだそうですね。

ブログを書いている人間からすると、
へぇ~、と嘆息せざるを得ないせこい作戦だなぁと、感心してしまいますね。
こういう作戦を考えるというのは、ちょっと理解できない部分がある。
まず第1に、書く側のひと、そうまでしてブログを書く必要があるのか、ということ。
ブログって、一応は表現したいなにごとかの
テーマがあって書き続けるモノではないかと思うのです。
それに「困って」こういう「ネタ」サイトで拾ってきて
適当なことを書き飛ばしてブログとしてアップするって、
読むひと、書く人、誰にとってもまったく意味があるとは思えない。
そして第2に、他人に口コミネタを提供することで広告収入を得ている
「急成長中」のインターネット広告会社の作戦。
こういうブログを書いた人たちに対して、なにがしかの
謝礼とかをしていると思うのだけれど、
どうも、そういう作戦って、同意しにくい部分がある。
こういうのは古い人間の感覚なのでしょうかね。

まぁ、他人のブログって、
建築関係者の知り合いのページくらいしか見ることがないので、
世間一般ではこうなっている、という現実を知らなかったのです。
そういうことで、「急成長している」と言われても、さてどうなのかなぁ。
よく考えるものだなぁ、というのが実際なのですが、
もう、こういう考えは甘い考えなのでしょうか。
有名人ブログでは、いろいろな広告が仕掛けられているというのも現実。
ブログって、まだまだ、「世論」というような成熟は難しそうですね。


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