取材キャラバンの旅、きのうは長野県でした。
朝、ホテルで起きたらびっくり。
すごい寒いんですね。
白々とした山々の様子を見ているとさもありなんなのですが、
アルプスの山々に囲まれて、山からの吹き下ろしの風の冷たいこと。
北海道では札幌はそんなに風が強い町ではないので
こういう種類の寒さという、ちょっと異次元な感じがいたしました。
伝導的な寒さについては感覚が問題はないのですが、
伝導温度的には北海道よりも遙かに「温暖」なのだけれど、
それに冷たい風が吹きすさぶ厳しさということでしょうか。
風が吹き付ける場面では、絶対にダウンコートが必要だけれど、
じゃぁ、日が差してきたらどうかというと、そこそこ暖かい。
だから、逆に言えば、隙間風の寒さは防ぐようにできていない住宅では
体感温度はもっともっと厳しいものになる。
これはなかなか難しいタイプの寒さだなぁと実感できますね。
ホテルには大きな浴槽のお風呂がありましたが、
早朝に入ってみると、なんと昨晩入った方が扇風機を付けっぱなしにしてあった。
たぶん、その前の晩には風が収まっていたのでしょうね。
なので、風呂上がり、暑くて扇風機を回したままだった。
ところが、朝になると風も出てきて隙間風も、内側の暖房をすればするほど
激しく中に入ってくる。
そういう状態のところで裸にならなければならない(笑)。
まぁ、扇風機は消しましたが、薄ら寒さは否めない。
窓面からは容赦なく冷輻射が下りてきていて
浴槽の水温もこころもち熱を奪われている感じで
なかなか温もりぬくい。
ある種、気合いを入れて体を洗っておりました。
取材先では、建て替える前の住宅のことを聞いていましたが、
こどもたちは家の中ではじっと暖房機にかじりついて離れないのだとか(笑)。
気合いを入れて動かなければならないっていうのは、
やらなければならないことの多い大人は仕方なく動くけれど、
まぁ、なかなか、動き出さないものでしょうね。
北海道ではもうすでに相当以前に脱した寒さの状態の中に
多くのみなさんが置かれているのが実態なのだと思いました。
いや、寒かったです・・・(笑)。
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