三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

ヒルマン監督

2007年06月08日 06時31分15秒 | 北海道日本ハムファイターズ

さっぱり勝因がわからない快進撃、って、
先日のブログで書いたんだけれど、
半分は本当にそう思っているけれど、半分は別の考えもしていました。
そのあたり、気になっていたので、ちょっと書きます。
で、やっぱり監督論になるのかなと思いますね。
北海道って、開拓のごく初期には、
「どうやって開拓したらいいべか?」
ということで、開拓使長官・黒田清隆が招いた米国の農務長官ホーレス・ケプロン
に意見と献策を求めた、という歴史があります。
そうした名残が、札幌の街割りや公園の作り方などに残っていて、
いわば欧米文化に対して開かれた側面を持っています。
北海道に野球チームが来ることになって、
その初代監督がアメリカ人というのは、へぇ、北海道らしくていいなぁ、
などという感想を持ったものです。

というのがはじめの印象だったのですが、
去年の大成功で、ヒルマン監督自身も
完全に自分のスタイルを掴むことが出来たのかも知れません。
ことしは去年よりも弱体であることは明らかな戦力で、
しかし、選手たちに実に明確な役割分担意識と、
頑固なまでの信頼で、のびのびとプレーさせる環境をみごとに作っています。
他の日本人の監督ならば、絶対に我慢できないような
選手の失敗があっても、絶対に選手をかばう姿勢を崩しません。

読売巨人軍の原監督は先日、先発に失敗した選手に
即刻2軍行きを命じました。
まぁ、やむを得ないとも思うのですが、
要はやり方はどうなんだろうと考えてしまいます。
あのあたりから、読売の選手に何となく堅さが見られるように感じるのは
わたしだけの見方でしょうか?
一方で、わがチームでは、つい先日、8-1で勝っている試合で、
ダルビッシュくんを少し休ませたいという配慮から、
9回に、2軍からあがってきて、なかなか出場の機会がなかった
左腕の須永君を投入しました。
見ている方からは、わかるけれど、ちょっと心配だ、という策でした。
心配はずばり的中して、なんと、満塁まで走者を溜めて
タイガースの金本選手にグランドスラムを打たれて、8-5まで迫られ、
最後は予定外のマイケルくんまで投入するハメになりました。
見るも無惨な結果になって、顔面を紅潮させて須永選手は下がったのです。

さて、ここからなんですが、
監督としては、ここからどうすべきなんでしょうか?
日本的には、原監督のように懲罰的に即刻命令で、
「厳しさを打ち出す」というような人事采配をするのが多いケース。
その後、須永君は2戦、出番はありませんが、
いまのところ、登録抹消、2軍行きは命じられていません。
わたしは、ヒルマン監督ならば、もう一度、
先発でチャンスを与えるのではないかと密かに思っています。
こういう選手心理を考えて、活かして使おうというのが、
育成に長けた監督という評価を得ているかれ、ヒルマンのやり方のような気がするのです。
まぁ、ここ数日のうちに見えてくると思うので、
こういうポイントも楽しみながら、見させてもらっています。

こういうあたり、やっぱり組織とプレーヤーの関係で、
野球ゲームって、ビジネスの世界ともなんとなく通底する部分が
あると感じますね。さて、どうなるかなぁ?
コメント
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