最近、学校で日本史をやっているせいなのか
坊主がいろいろと質問してきます。
「ねぇ、とうちゃん、清盛と頼朝はどっちが味方の人、多かったの?」
「・・・?」
というような会話から始まって、
わたしの話を興味深そうに聞きまくります。
「おれ、信長って、いちばん格好いいな、って思うんだけど・・・」
「そうだよな、とうちゃんもそうだったなぁ・・・」
「江戸時代って、いちばん平和な時代だったんでしょ?」
「やっぱり戦国時代がいちばん面白いよね」
などなど、尽きることのない話題で親子で盛り上がっています。
父親として、いろいろな質問に答えるのは
とても楽しいのだけれど、さて、
教科書ではどういうように書かれていて、
テストではどのように答えたら正解にしてくれるのか、みたいな
欲得がらみの、邪な思い(笑)もつい沸き起こってきてしまいます。
「教科書では、どういうように書いているか、わからないけれど・・・」
という枕詞を置きながら、
自分が思っていることをそのまま、しゃべっています。
「父ちゃんの考えだから、テストではどう書いたらいいかは別だぞ」
「うん、わかっているよ」
っていうことだそうで、最近のガキはなかなか、したたか。
わたしは、歴史についてはどうも適当にお茶を濁す話はできないのですね。
でも、やっぱり血は争えないのでしょうか、
ずいぶんと興味津々に話を聞くだけでなく、
質問をどんどんとぶつけてきます。
「へぇ~、こいつ、歴史好きだね、こりゃぁ・・・」と感じます。
なんか、うれしい思いがわき上がりますね。
子どもと、自分がいちばん好きなことで話が出来るって、
考えてみたら、こんな幸せなことは、そうないかも知れません。
というようなことで、小さな幸せに浸っている昨今です。