コロナ渦の中、Table with Colorsセミナーを終えて



春に予定していたセミナーは、当時は流行の様子やウィルスの特徴がわからなかったため、
2回延期し、そのまま保留させていただいていましたので、
今回、実施できて本当によかったと思います。
次回は来春を予定していますが、
その頃はどんな状況になっていることでしょう。

今回はアクリルのシールドなどを使わずに、
たくさんある窓を全開にして換気をよくし、
対面の方と重ならないように席を配置した上で、
中央に通常より花を高めに生けて、
会話しても互いの息がかからないように留意しました。

テーブルコーディネイトの教本では、
「テーブルから20cm以内の高さに花をいけましょう」
というようなことも言われているようですが、
テーブルシーンも状況に合わせて変化させる必要があります。
教本を作った昔の人たちも、
今だったらきっと違う内容にしていたのではないかな?
と想像しながら生けていました。

どんなに準備しても、
これは大丈夫と今言われていることも来週になれば変わったり、
国によって異なったりしますので、何が正しいか、
どうするべきかを完璧に知ることはできませんが、
主催者側と参加側、両方の努力の結果、
今は人が安心して集まることができるのだと痛感しました。
ご協力くださいました皆さま、本当にありがとうございました。

「このセミナーがコロナ始まって以来始めてのお出かけ」
とおっしゃる方もいらして、
皆さまが毎日緊張して生活していらしたことがよくわかりました。

こんな時にセミナーをするのは正しいのか?と
震災直後同様、今回のコロナ禍でも考えさせられましたが、
集まって何かをその場で感じたり共有することが人には大切であり、
直接会うこと、その場にいることは
本やSNSで得ることの何倍ものことを得ることができるのだと
今回のコロナからも学びました。

また会社の方針等でご参加いただけなかった方、
コロナではなくても発熱した人が近くにいたのでご遠慮くださった方など、
今回はお会いできなくて本当に残念でした。
また状況が良くなって、晴れてお目にかかれる日が
1日も早く訪れることを心より願っています。
それまでお元気でお過ごしくださいね。




Table with Colors 2020年9月は…



9月の日本帰国の目的のひとつは、
コロナのためにずっと延期させていただいていた
"Table with Colors"セミナーの開催でした。

秋晴れの、最高に気持ちの良い日に、感染対策をしつつも、
皆さまと無事にやっと集まることができて本当に嬉しかったです。

今回はまた厳しい自粛になったとしても、
おうちで簡単に楽しんでいただけるような、
秋の味覚をたっぷり使った(他の食材でも代用可能な)
メニューをご紹介。

南瓜のニョッキ、ズッキーニソース、
秋鮭と秋の果物のオーブン焼き、
アジャン・プルーンのファー・ブルトンをつくりました。

窓を開け放ち、初秋の爽やかな風の中、
数え切れないほどたくさんの種類の秋の草花を、
前の方のお顔があえて見えないように高くいけ、
食材でも使用した南瓜や栗を飾り、
まるで秋の森の中で食事ををつくり、
みんなで楽しんでいるような空間をつくってみました。

ご参加くださいました皆さま、本当にありがとうございました。
幸せや楽しさは分かち合うと何倍にもなりますね。
また集まれる時を楽しみにしております。
これから楽しい秋本番、どうぞお元気でお過ごしください!