上海出張

















久しぶりに上海に出張しました。あちらは東京より暑く湿度が高いです。万博が始まり、出入国が以前より厳しくなったようですが、空港ではとくに問題なく順調でした。景気が良い上に万博で海外からの来訪者も多いのでレストランやホテルはいつも混んでいます。テレビで流れていた「並ばない中国人」だらけで、ホテルでタクシーのために並んでいても、後から来た中国人にやっときたタクシーを取られてしまう、展示会会場のマクドナルドでも皆並ばないのでファストフードのはずなのに買うまでに小1時間かかってしまう、などと、万博には改善が間に合わなかった国民性を垣間見ました。

ちょうど上海にオープンしたばかりのユニクロの近くを通ったので行ってみました。真っ白でモダンな店舗は明るく購買意欲をそそります。カラフルで品揃えも豊富。価格も日本とほぼ同じ?もしくはオープン時のキャンペーンで割安だったかもしれません。お昼前にはいったのですが、なんだか急に混んできたな、と思ったらお昼休みを利用して周辺で働く人たちが殺到してきて行列ができていました。ユニクロは中国でも大成功しそうです。

素晴らしいなと思いつつ、周辺にはお決まりのようにナイキやアディダスなどがあって、どこの都市でも同じ風景になってしまっていることを残念にも感じました。というのは万博を開催しながらも、街自体は2,3年前に比べて上海独特の”色””オリジナリティ”が減り、初めてきた時のような魅力があまり感じられなかったからでした。といってもたまたま私が見たところがそうだったのかもしれませんが。

街や国の魅力を考えると、今の日本のほうが安全だし清潔だし、人々はpoliteだし、良いところがたくさんあります。そして日本独特のきめの細かな思いやりやサービス自体がとても大きな財産だと思います。でも人間の生き生き度、自信の持ち度からいうと、中国人のほうが元気です。将来への希望の有無の表れかもしれませんが、現在が将来を作るのなら、心配ばかりして消極的にならないで積極的に強みを伸ばしていったらまだまだ日本はいけるのではないか、と思います。

写真はやっと見つけた、今回の上海らしいおみやげ。安物ですが、色柄が気に入りました。