オペラ『ばらの騎士』観賞









お友達に突然誘われて、オーチャードホールにチューリッヒ歌劇場の『ばらの騎士』を観にいきました。

あまりに急だったので、どんな感じがよくわからず行ってしまったのですが、観てみると素晴らしいのひとこと!それもそのはず、『ばらの騎士』はリヒャルト・シュトラウスが一流文学者フーゴー・フォンホフマンスタールと共同で製作した空前の成功作といわれており、指揮者のフランツ・ウェルザー=メストはカラヤンの後継者といわれる程才能溢れる指揮者で次期ウィーン国立歌劇場音楽監督に選任されている人。その彼が、『ばらの騎士』を演じるのに当代最高のドリーム・キャストといわれる豪華な歌手たちを率いて行なっている公演だったのです。18:00~22:30ととても長い公演でしたがあっという間に感じる程の充実ぶり。美智子皇太后も第3幕より御鑑賞になり、とても喜ばれているご様子でした。

歌、音楽、演技、どれをとっても、どの歌手も素晴らしいのですが、18世紀のウィーンを舞台にしたストーリーながら、演出家べヒトルフによる舞台装置や演出がとてもシンプルで&モダンで、時代背景やストーリーとのミス・マッチがなんとも面白い。また衣装やメイクも、穏やかで善良な人達は淡いロココ調の色合い、ちょっと癖があるオックス男爵や情報屋はダークカラー、コミカルな虫たちはポップなビビッドカラー、しっとりと大人の女性の魅力溢れる元師夫人はアルアなカラーというように、ストーリーが複雑で登場人物も多いので衣装は分かりやすくしているのか、面白い程はっきりと色が使い分けられていて、カラーナリストとして観ていてもとても興味深かったです。

オーチャードホールの良い点のひとつは、仕事帰りでもあまり気取らず音楽やオペラを観賞できるところなのかもしれません。が、これだけの大作を観賞する際にも、観に来ている人達の服装はまったく普段着といった出で立ちの人が多く、大使館関係者らしき外国人の方々にくらべるとずっと軽装。もう少しでもドレスアップしたら会場の雰囲気もずっと華やいで素敵なのに、とちょっと残念に思いました。美智子様は蒸し暑い夜でも爽やかに感じられる、楽し気な喜劇にぴったりな明るいレモンイエローのワンピース姿でいらっしゃいました。













『家庭画報』12月号取材














昨日、『家庭画報』12月号(11月1日発売予定)の取材がありました。

今回は「このワンポイントで盛装感アップ・華やぎのメイク」という美容ページの取材です。

雑誌の世界はもうホリディ・シーズンですね!パーティ・シーンなど華やかな場面の多い年末年始に向け、メイクも華やかに仕上げたいもの。そこでドレスアップした際に気をつけたらよいと思うポイントやそういうシーンで最近気に入っているメイクアップ・アイテム、フレグランスなどをご紹介しました。

どんな集まりに参加するかによって、ドレスアップの仕方もメイクアップも様々だと思いますが、一例としてご参考になればと思います!




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