蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

日ノ御子錦

2014年08月22日 | 富貴蘭(高知産)
今日は高知産三彩縞、日ノ御子錦(ひのみこにしき)です。



芸西村の西北方面、香北町日ノ御子、アンパンマンミュージアムの近くで採れました。





葉幅は狭いですが、葉先は鈍角で特徴があります。朝日殿柄に白縞を交え、三色縞となります。
根が細いうえに、ルビー根は伸びが悪いために、生育はのんぴりとしたものです。













我が家に来てまだ4年ほどですが、控え目ながらいい味を出していて、のんびりと楽しめそうな品種です。
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龍泉冠

2014年08月20日 | 富貴蘭(覆輪)


今日は龍泉錦の覆輪、龍泉冠(りゅうぜんかん)です。
因みにこの呼び名は勝手に我が家で使ってるだけですので。あしからず。



この木は我が家で縞から出たのではなく、覆輪として入手しました。







富士覆輪よりもわずかに黄味が強く、樋が深く、そして大型になってくれなきゃいけないのですが、
幽霊の子を次々と生むためか、一向にボリュウムが出てくれません。













龍泉は天領と比べると、なかなか急には大きくなってくれません、じっくり時間をかけて木を充実させていきたい品種です。
世間では圧倒的なボリュウムの木となる天領覆輪の方が人気が高いように思われますが、個人的にはこちらの方が、質的な良さを感じます。

まぁ、私はちょっと見方がひねくれてますからね。
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龍泉錦

2014年08月18日 | 富貴蘭(縞)


今日は、龍泉錦(りゅうぜんにしき)です。



以前の天領の時にも書いたように、
この世に存在しないとさえ言われることのあった時代が懐かしく感じられますが、
そんなに昔のことではないんですよね。









当時出回っていた高千穂の白黄縞と呼ばれていたものは、目にする木はほとんどが宝錦、たまに富士錦といった具合でした。

黒崎先生が命名された、この歴史的な品種の登録に参加させていただき、高千穂の縞の整理が出来たことは大きな喜びでした。
しかし、整理し終えてしまうと気が抜けた感じで、今思えば西口さんに何度も何度も教えていただき、
自分で判定が出来かけてきた頃が、一番楽しかった気がします。







さてこの品種、なかなか櫛目最上柄にはなってくれませんが、この木は我が家で一番の上柄です。
株立ちは一度傷めてバラバラにしてしまったので、ここから再挑戦です。
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池のサギソウ

2014年08月14日 | 庭の四季
今日は、池の浮島のサギソウです。



涼しげでしょう。やはりこの花に勝る野生ランはありませんね。まさに自然の造形美です。









残念ながら今年は輪数が少ないですが、このくらいの疎々とした感じがいいかもです。
トワダアシやミズゴケを植えて、その中に植え込んであります。



この浮島は5年ほど前に作ったものですが、初めて作ったのは小学生の頃でした。今思えば、そんなことばかりして遊んでいる、変な子供でした。







フウランの植替えに使えるくらい、ミズゴケが採れたらいいんですけどね。
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駿府城

2014年08月13日 | 富貴蘭(覆輪)
今日は、駿府城(すんぷじょう)です。



と言っても何のことやらでしょう。



駿河覆輪の銀世界芸です。





西出や東出にあるのだから、駿河にあってもおかしくはないのですが、全く予期せぬ変化でした。











実は友人のもので、預かって作ってます。

自分のものでなくても、棚にあれば同じように楽しめますから、考えようによってはタダで楽しめるわけです。

最近芽変わりしたわけではなく、数鉢に殖えていますが、今のところ芸に狂いはないようです。

近年は栽培個体数の増加とともに、往年の大名品からの芽変わりも時折見かけることが出来、
楽しみ多き時代となりました。
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