今日は金牡丹です。
といっても、絵です。
黒崎陽人先生宅に初めてお邪魔した際譲っていただいた、思い出の絵です。
可愛さがあふれ出ていて、いつも癒されてます。
先生の東洋蘭の絵は子供の頃から目にする機会も多かったですが、富貴蘭の絵については比較的後年に描かれたため、
見かけることは少ないかと思われます。
もう20年近く前でしょうか、この絵を見て、富貴蘭も描かれるんですねとお聞きすると、
はじめて自分のために描いた富貴蘭の絵だとのこと。
是非ともほしいと思い、連れてってくださった宮崎さんに小声で「お願いしてもかまわないでしょうかね?」と聞くと、
「大丈夫でしょ」とのことでしたのでお願いすると、「いいですよ、描きますよ。」とおっしゃいました。
でも図々しい私は「ありがとうございます、でもできることなら、先生がご自分のために描いたというこの絵が欲しいです。」とお願いしてしまいました。
「これをかね・・」と一瞬躊躇されましたが、「はい!」と私の笑顔が気に入ってくださったのか、譲ってくださいました。
お宅を出てから宮崎さんに「よかったね。でもいきなりあんなお願いするからびっくりしました。」と
苦笑いされてしまいました。
先生は数年前に鬼籍に入られてしまい、今では懐かしい思い出です。
この絵は私の部屋のコーナーに掛けてあり、朝晩毎日眺めてます。
絵の上は居間と同じく欅鉢をランプシェード代わりに使ってます。
といっても、部屋に入ったらすぐ寝るので、実際に点けることはほとんどありませんけど。
ご指摘ありがとうございました。
ご存命だったら叱られるとこでした。