今日は、月破(げっぱ)です。
芸西産の中でも取り分け強烈な墨を流します。
細かい墨も流しますが、筆で塗ったかのようなベタベタの墨を流します。さらにそこにヤニも加わり、何とも美しい・・・
いや、汚ないですね。
これは別個体の墨の具合です。
芸西産の中でもこのような墨を流す品種は他になく、この墨のせいで、葉型が変形しており、他品種との区別は容易です。
それでも紛い物が流通しているようで、困ったものです。
縞の出た子が出てきていますが、縞が多くなる程に墨は引っ込み、墨をしっかり流した櫛目縞といった木はほとんど存在せず、
墨の多い木と縞の多いの数本立ちの株で楽しむべき品種だと思います。
こんな木に魅力を感じるようになったら、富貴蘭病もかなり重症ですね。