goo blog サービス終了のお知らせ 

かたわ

2014-07-29 23:37:37 | ・ことばの尻尾踏み。
だれかにあいを告げたいものだ
あいがなくて
私にあいがなさすぎて
知らないあいを告げるきもちになる空虚
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人生が二度あればって発想したことない。

2014-06-08 07:54:39 | ・ことばの尻尾踏み。
帰っておいでよと振り返っても~という数十年前のフレーズが何かのきっかけで引っ掛かった。ヘンだ。まあ詞の語数合わせで、帰っておいでよと故郷さんが言ったってことなんだろう。


少し前、ラジオでヘンな歌詞を募った。陽水の「昼寝をしたら夜中に眠れないのはどういうわけだ」が来たとき、ピストン西沢が、何だったか忘れたけど、そうだよね的にマジメにさらりと答えたのはタダシイと思った。投稿者がマジメに、これヘンだよ、と思ったのか、それとも正しくニャと唇の片方をちらり曲げていたのかを掘り下げたらシラケるもんね。


人は誰も人生に躓くのか。人は誰も故郷を振り返るのか。故郷が躓いたらやっぱり泣かないで歩くしかないのはどういうわけだ。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

跳べないぽん。

2014-05-10 23:18:41 | ・ことばの尻尾踏み。
その片隅に
くぐもった慟哭のようなものが
さんざめくよう。

どこ。
一瞬は過去。

突き抜けたよほら
と笑むものでして。
真ん中はね。
無の。
いつもね
見逃すのです。
幾重もの高い
静かな音を重ねて
彼は追われ翻り追い立てるみずから。
欠伸。
とっくに寝子。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まるで一団のあそびにありて。

2014-01-01 10:50:29 | ・ことばの尻尾踏み。

水平はそらの層
色の層

疾く間に蠢き晴れやり
祈りやらを梳いてゆく

汀を揺らす風
行方知らずの足掻きにも
ほの示さる輪郭を
纏わぬもの吾在りや
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頭痛が痛くない。

2013-12-06 17:31:16 | ・ことばの尻尾踏み。
夕刊1面「安全が不安視される」。言うならオスプレイに限定しなくても。なんて思っちゃう。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きのうの東京新聞ゆうかん経由。

2013-08-14 21:10:17 | ・ことばの尻尾踏み。
「核を持つことができない」:「核を持たないことができる」
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マツガイ。

2013-03-14 08:59:05 | ・ことばの尻尾踏み。
「よろしくおとりはかりください」と書いたメールを出しちゃってから調べたら「取り計る」は「取り計らう」のマチガイだそうな。

関係ないけどたまたま、
目を朝刊に落としたら、「頑張れと言われても、これ以上何を頑張ればいいのか」という聞き慣れてなお言われるたぐいの投書があった。頑張るべきなのはそれを言う強者の側であり、弱い強者の免罪符は不滅か。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

意味ありません70代疲労感覚。

2013-02-02 17:53:08 | ・ことばの尻尾踏み。

鳥は私のshiが宿る木にとまった。
shiが安らぐまでとまった。
幾重に朝を重ねた。
透き通るような黒い眼は
青天や荒天を割き観透く
私の記憶私の視界を

餌食を得ず餌食にもならずいのち
なんと幸運な
なんと不運な
鳥か陰を日に挿し


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慌て乞食はひとつの病。

2012-12-16 06:27:21 | ・ことばの尻尾踏み。
(治らないから貰えない)


丁寧な人は常にひとり
瞬きで眺め凝っと見ず
一心不乱にはならない

歩み続ける意識無意識
丁寧の放射をしづかに
まるでひそやかに含む

うれしみを温かく育み
怒りは丁寧に見守られ
確かな生活は彼に寄る
カシワギさんといふ人


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いただかせないでいただきたい。

2012-11-06 07:16:40 | ・ことばの尻尾踏み。
職人が「私の作品を拝見できます」とはふつう言わない。ゲストの料理人は自作の料理を前にしたホストに「そのままいただけますよ」と言う。既にナレーションが画面いっぱいに恭しさを提供する「いただく」の連発。イケルの意味でイタダケルと言っているのでも、食物への敬虔な気持ちで言っているのでもない。ようだよ。なんて、まあいまさら言わんでもという、料理関係のこの手の語法はもう標準化しつつあっちゃうのが、  ねえ?

御利用になる。御利用される。ひごろ「お○○になる」という言い回しが西からの風「○○される」に凌駕された(過去形か?)のは、「される」がときに立場の逆転を生じるという意味を除いてもなんとなーくイタダケナイという個人的感覚がある。

が、ヘルパー2級講座のデイサービス実習で長身の三十男が利用者に対して「お召し上がりになってください」を連発するのは耳に障る。「お食べになってください」よりマシだとも思えない。「召し上がってください」か「お召し上がりください」ならいいなんて、国語学の基礎知識もないもんだから。過剰な敬語謙譲語は対象者を見下す。

いただくをつけときゃいい。いただくいただくいただくいただくいただくみくだす。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする