きんねん常々かんじること。

けさのごいんきょ。『最も簡単で安価な「片づけ」の労賃が一日七千円。三十五年前のことだ。いまは同様の仕事の賃金がもっと安いという。どういうことなのか。』

ごいんきょはこれにフクシ（一般的範疇）の文脈をとるが、三十五年前には正規安定正規職員が担っていたであろう仕事を、最も安価な労賃の不安定被傭者にあてがうフツーをご存じか。

値上げ。

東京新聞では（でも）月末に向けて増税対処の買いだめヒントが目立つ。庶民の味方だ。買いだめできる余裕のある層が庶民なのだろう。私に庶民の余裕があれば新聞を先買いだめしたい。

「高くても国産たべたい」。

見出ししか見ていないし高けりゃ食べられない。けど、密かに華々しくアメリカのカーギルとやらを一人勝ちさせる仕組みには貢献しないってもんじゃないの、愛国護国を言うのなら。

その数年前のルートで。

八重洲口から高速バス。オリブ前下車。そこから、大多喜病院とは反対方向にいすみ鉄道が黙視できます・ました以前は。城見ケ丘駅までだだっ広い空の下歩く。お墓のある大原へ。座れないかななのはなしーずん。

きょうの筆洗から。

亡くなった俳優の役柄と時代の醸し出す空気は同世代の俳優のそれより合っていた気がするという。昭和の大ヒットドラマの数々を殆ど見ていない私にはその空気に入れない。昭和は膨大だ。

ただ、どうも後ろばかりを振り返らせるという締めの一節は、確かに今の空気を醸し出している。振り返りの誤解がイマとミライを醸し出し。

単語を思い出した。

さいきん忘れていたねとさっき気づいたのだが、独特なひと という言い方を私は好んでいた。昔、大江健三郎を読んでいた。

珍しくリアルタイムでテレビ番組を見た。坂茂という存在をきょう初めて知った。彼がそこで奇抜と独特の違いを語った。というだけの話。

研究ユニットリーダー。

接写された女子リーダーの顔をテレビで見たとき、なんかうさんくさいタイプとか思いながら、権威ある事実の付随物へのケチづけを控えたものである。好きキライだけでものを見るひとは皆。
私だけか。

そんなタイプが、画像や文章のコピー？ 逆に考えられない。彼女は誰かにとっての彼女のアクセや割烹着みたいなものだったんじゃないのかあ？

ぶっさんがいちばんて。

みんな思ってるかも思ってないかもしんないけど。大河ドラマで岡田准一と竹中直人が向かい合う場面で岡田のほうがサルっぽかった、さっき録画番組でナイナイ岡村を見たら、うん、岡村似てるよね岡田と。

トイレへの覚醒起床後二度寝で続くゆめ。

以前は夢の続編に驚きもなかったように、思ってみれば思うが、近年は、擾乱的に長い(という印象の)夢を見ても断片しか思い出せない。

スルーした意識の裏か柏の事件しか思い当たることがない。プラスごいんきょの死刑囚連載か。素地素養のある人なら小説が書ける。
私は人を殺したらしい。関連自殺が同時に二人。

初めて日本語で喋ったぽん・で・ら・りんだは黒猫ではなく、襖をあけて「喋ったよ」と告げる相手は若い亡母とさらに若い見知らぬ女。見知らぬ職場での物慣れた顛末。不知未知人の隙間にエキストラな知人。なぜ警察はすぐに来ないのか。間近な(つもりの)自首をするまで隠せるのか。新宿上空を走るモノレールはＴＤＬふうのシアターに到る。

がんばってくれろ。返事できね頑張ら(れ)ね。がんばっぺそんなら。

50代で始動し、職務の傍ら介護福祉士に次ぎ、ケアマネ資格も取得した義姉は言った。田舎の(社会保険つき)就職先は介護しかないのよ。

中長期的に人材の安定が見込めると言える介護施設は都内ではどの程度か。私が10ヶ月在籍した介護ＮＰＯでは東北被災地の介護施設数箇所と親交を続け、介護者を送る話も出ていたが、実行されたとはまだ聞いていない。

ハートネットＴＶ３月４日。そこは田舎だ。施設は美しく新設増床されるも介護職増員の打開策はない。86歳の男は妻を自分で介護するための家を建てる。「原発のせいなんだよみんな。みんな逃げてって若いもんいなくなったから。戻ってこねんだもん。全然関係ねえとこまで災いしてるわけよ。だから生活は成り立たねえっていうことだ原発のせいで」

画面に映らぬスタッフの日々を思う。