村-Ⅳ。

2006-04-26 22:34:25 | ・本・記事。

海外紹介文学作品の翻訳者の力ということがよく言われる。それで私は村さんの母国語内翻訳の試みはいかがかと思う。

あなたのコーヒールンバは荻野目洋子か西田佐知子かウーゴ・ブランコか。齋藤先生流**が流行れば抵抗は薄れるだろう。原書尊重論がかまびすしければ、『本書はサブテキスト切換スイッチつきです』など。

翻訳者はよほどの物好きお大尽だな。ほかの言語圏ではどうなのだろう。

〔 ** 例によって実はよく知らない。ダイジェスト版ってことになっちゃうと、ちとちがうな。〕


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自立とは関係ない。

2006-04-18 00:09:41 | 自ら援くる者以外はその在るを神も認めず。


昨日の西蔵院お茶会は雨模様ながら、また本日の千葉市内めぐりおよびかもめ食堂も、ともにたいそうよろしう御座いました。

──────────────

これまで見知らぬひとに一日最高何人に謝ったか。「ったか」の先はどうでもいい。

こちらこそとかいいえとか黙礼なりがたまに返ったりすると逆にこちらが怯んでしまう。

相手にとってだけでなくそれを見聞きしたひとにとってもうざいことが多い。

今朝の西武線急行が窒息寸前のラッシュなら間違っても言いはしないし、感情的に言ったことでもない。私の上には吊り革もなく、前のひとにぶつかっては謝り、後ろの人を背中で押しては半分振り向いて謝りながら、この背中を持つ人はもしかしたら障害があってバランスをとれないのかもしれないとも一応は思ったりしていた。

「よりかからないでいただけませんか?」

車内に響き渡ったかもしれない。長身のおとこは振り向きもせず返事のあるわけもない。

ピストンで押されるようにして馬場のホームに足が着こうとするとき、振り向いて瞬時的確に私の顔に視線を当てた色白で賢そうな若いおとこは怒りをあらわに早口で言った。

「好きでよりかかっているわけないでしょう!?」
「わかってますよ(──「好きで」については)」
「わかってるなら初めから言わなければいいでしょう。アタマ冷やしてくださいよ!」「シチュエーションを────」と再び応じかけたとき既に彼の後頭部は人波に紛れかけていた。

私のアタマは別に、謝罪をするほど熱くなかった。彼は、その沸沸とたぎる腹を15分もの間抑えながらその一言をねじくり回していたのか。もしや彼の大切な一日あるいは1週間の始まりに汚された気分がその後に何か及ぼさないか。まさかということは少なからず生ずる。

あなたは余計なことしか言わないと日ごろから言われている。申しわけないことをした、凝りなさいヨとも思いつつ、自分の体も立たせ得なんだら自立もできまいヨと、ひたすら懲りない私であった。

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きょうき。

2006-04-07 07:34:20 | 自ら援くる者以外はその在るを神も認めず。

誰をも殺せるのが凶器というもの。

ランダムもしくは瞬時もしくはひとりだけ緩慢に殺せるもの。

とある正直な→なることばというもの。



ときには不可解な←に語彙の散らばる次元というもの。



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