壁・チラシ・予告・ブルックリン。

2006-07-28 22:33:42 | ■だらだら。

また同じ映画館に行って壁のコピーで、テリー・ギリアムがスピちゃんとバートンを笑うのを読んだ。私はわからないので笑いはしないけれど、とりあえず私だけが問題ってんではないんだなとほっとしたような。スピちゃんは誘われてももう見ないし、ジョニー・デップは好きだけどカビリアン前作では幾度か寝ちゃった私なので。

チラシは「カポーティー」と「さくらん」と「男はソレを我慢できない」。最後のは、出演者の顔を見るだけでも。プラス、最初の20分で我慢が切れてチャンネルをかえてしまった「下北サンデーズ」が惜しくて、エゴの仇はイドで討つ→意味ありません。

「インサイド・マン」本編前の予告の中に「ダ・ヴィンチ・コード」があった。翻訳本は近所のセンスのいい人たちがおもしろそうに言っていたので図書館から借りた。あれやこれやとすごいのかもしれなくて、本の苦手な私にも映画みたいに読めたけれど何だかつまらなかった。その本が映画になってもね。

主義主張のある、しかし大見得切らないふうの作品にはなにかほっとする。スパイク・リーは久しぶりなので気持ちに保険をかけていたが、イントロでうれしくなった。さか立ちしても自分自身に主義主張もセンスもないから、映画にも報道(どっから出てきた)にもセンスが欲しいよねなどと思った。臭くなりそうなきわでの外し方がうまい。クセのある濃い色が役者の強いアクをこそ鎔かして色を深める。お祭りにはならないけれど。

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タマキさんへの暑中見舞い。

2006-07-26 23:12:02 | ・たべもの。

健康志向煽情は更新創出されていく。結果が降ってくるのをただ受けるだけとは、人間として、如何か。と、はっきりは言っていないが。ひとは予測及ばぬ治療のために健康保険税を払い、病気にならないためにサプリメントを服み、より健康になるために一日30品目を目指し、病気になったときのためにアリコかアフラックガアガアに払い、長生きすることになっているので貯蓄や年金に気を遣い、ついでに早死にするかもしれないので墓地を買っておく。

私もお金があればそのようにするが、できるのはせいぜい健康保険税支払いだけなので、ヨダさんの話とナカジマさんの話で少し気を紛らす。彼女たちのようにそれを主義主張として持っていれば、それこそ既に免疫力だろう。

ヨダさんは、サプリメントは人の発見した栄養素であり、バナナ一本の中にも、人がまだ、存在も、また当然その効果をも発見していない栄養素がどれだけあるだろうか、発見された栄養素よりずっと多いと思うんだよねと言う。

ナカジマさんは、あたしは炭水化物しか食べてないよ。必要になったら欲しくなるんだから。と言う。そうだよね無理と頑張りで野菜食べて体壊しちゃおしまいだよねと応じる私のまじめ半分ふまじめ半分に当然といった顔をしている。



出がけに思いついての走りがきとはいえ、金魚を空に泳がせるぐらいできないか。神楽坂まつりは、短い時間、雰囲気だけで気が済んだ。なぜかナカジマさんは「バナナ持ってきたの。どこで食べようか」と言う。面食らって、バナナも食べてるじゃんと突っ込む発想もなかった。ちなみにバナナはさっきうちで戴いた。

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んなこた暗明。

2006-07-26 01:05:49 | 自ら援くる者以外はその在るを神も認めず。

音(おん)が似ていれば語源で収斂するとは限らないが、闇と病は近そうな気もする。

明るく正しいパワーのある人といると自分にもパワーがありそうな気になって実際パワーが生まれる。すばらしいことである。逆もある。パワーはパワーをうみ私は私をうむぞだまれ私だ。

そのすばらしいことが正しいことでも、それにつながることが正しいとか同じ文脈で考えていいこととは限らない。

自分がそうだから人もそうだろうというのは関係性を考える必要が生じたときの基本かもしれない。明るく正しい人はキミもボクも明るい世界でラッキーだねと言う。感覚を押しつけられて救済される人もいるだろうから、ときどき自分と違う思いがあること自体を悪と断罪する。

暗いものしか持たぬ者の例えば唯一の表現を封じる者はその闇を闇の向こうへ追い込む闇なむ病を持ってはいまいかとこそこそ思う。

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などとひまなひとが外出先で打ち込んでいたケータイにナカジマさんから電話が入り演歌のディナーショーに行きハッピーハッピーと歌う歌で楽しむわけであった。食わず嫌いはタダであってもヒマであっても彼女が困っていなかったら行かなかった。ナカジマさんが、あら知らないの往年のスターよという人が舞台にも観客席にもいたりしたが私はあまり物を知らなかった。

一体どういう人たちなのかわからない調子外れも含んで4時間に及ぶお祭り舞台を締めるメインの夫妻などは、ただで聴いては失礼だと思った。
思ったが割箸に札を挟んだ祝儀を渡す権利はチケットを買ったお客様の権利だなどと、どこまでもケチな根性だ。

2人揃って還暦を超えているそうだが、「年をとるごとに声が出てくるのが不思議なほどで、それは基本に民謡があるからだ」というようなことを言っていた。

ゲストのひとりブラック嶋田の名のブラックは、NO SMOKING のロゴをやたらと掲げるタバコマジックということかと思う。出没するものが単に物というのではなく燃焼と熱を持つものである。もしタバコで必ず肺がんになるならブラックに長生きしていただきたい演者である。

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記憶テストを始めます。
前首相はだれ? 
記憶テストを終わります。

ひまを始めます。ひまを終えます。ひまなら終わります。ひまもやすみやすみにしているといそがしい。

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