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プーチンだけが悪者なのか?

2022年03月09日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 先日、国連総会でロシア外相の演説の前にほぼ全てに近い参加者が会議場を後にする光景をニュースでみて、日本を非難する決議に堂々と反論した後、国際連盟の会場を一人後にする松岡外相の姿が重なりました。世界中がプーチン一人を悪者にしていますが、その根は2008年にNATOがウクライナを加盟させると決議した昔に遡ります。 ソ連崩壊後、NATOはジワジワと勢力を拡げ今やロシアの隣国のウクライナにまで迫りました。 NATOがロシアを取り巻きイジメている構図には触れることなく、プーチン一人を悪者にし、ウクライナには武器を供与して戦いを支援する西側も実は破壊されるウクライナの街並みやウクライナを避難する国民のことなど考えていません。 本当に即時停戦をさせたいなら、NATOこそウクライナの中立化のために、ウクライナのNATO参加を無しにすると表明すべきです。 プーチンを悪者にするのは簡単ですが、悪者は一人単独で存在せず、その陰には別の悪者がいるのです。

 ジワジワと陰で進むイジメに逆切れしたプーチン、日本が満州政策で一人悪者にされるのと同じ構図で、西側の大国は狙いを定めて特定の国を悪者に仕立てていくのが上手なのです。 その策にプーチンもはめられました。 観光客がせいぜい1週間程度の滞在で200万人が外国を訪れるのと異なり、200万人が外国に避難して一定期間、滞在する訳ですから隣国に200万人もの避難民に快適な生活環境など提供できる訳もなく、ウクライナの国民にはお気の毒です。

 学校でも、会社でも、社会でも、国際関係でもイジメなどはどこにでもあります。 これを防ぐには己を強くするしかありません。 建前としては結構ですが、近隣諸国が善良であるとか、国際平和を実現するとか建前を本気にすることなく、現実的に近隣諸国はみな悪者、世界に警察官は存在せず、国連などもあてにしない、自分の国は自分で守る。 そういう現実的な世界観が必要です。 戦争の放棄など「当家に強盗に入られても、一切の抵抗をいたしません」と看板を掲げるのと同じことで、ましてや軍備を持たないなど、ドアに鍵もかけない事と同じこと。軍備反対、憲法第9条を守れというなら、御自分の家にカギをかけることなく、無抵抗である旨の看板を掲げて生活すべきです。

 西側とロシアの間に挟まれたウクライナとして大事なのは、バランス感覚。どちらにも組することなく、少しくらいの大国の横暴にはガマンも必要です。ウクライナの大統領、国土を荒廃に追い込み、国民を避難民として隣国に旅立たせ、一国の指導者としては未熟に見えます。まあ、それを選んだのもウクライナ国民ですから、政治家のみならず、国民の人地一人もバランス感覚を身に着けることが必要です。

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