雷ブログ

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西洋の自死   ダグラス・マレー   東洋経済

2019年01月16日 09時10分00秒 | 雷日記
こんにちは。  落雷抑制の松本です。

500ページに及ぶ大作ですが、このページ数、問題の奥の深さを物語っています。 

米国における人種問題は、その昔、奴隷として黒人を低コストの労働力で利用してきた「ツケ」を払わされているように、欧州でもこれも最初は、植民地として利用してきた国からの安い労働力を利用してきたところに難民が加わりました。人道主義、先進国での労働者不足に便乗し、あるいは多様性は良い事であるというような風潮で異文化からの移民/難民を無制限に流入させた弊害について語っています。 無制限な移民/難民の受け入れは、狭い地域で人口の逆転現象を生じ、元々の住民の生活環境を脅かすほど影響力を拡大しました。 受け入れ側が寛容でいられるレベルを超えた時になるまで、人道主義、文化の多様性など「いい顔」をする側に「利己的な排他主義」とされてしまった側の問題は、米国や欧州だけでなく明日の日本の問題でもあります。

だれでも安定した生活、治安のよい安全で健康的な生活を送れる所を生活の場にしたいのは当然ですが、それは自分たちで作り上げる、何世代に渡ってもご先祖様の時代から「一所懸命」で築き上げるべきもので、そこには外国人を許容できる限界があるのは当然です。 中国の富裕層が米国の風光明媚な都市に大挙して押しかけ合法的に土地を買い占めたものについては大きな負担にならないかもしれませんが、所得の無い難民の生活まで押しかけられた場所に住む人々の負担で支えるとなると人道主義という綺麗ごとだけでは片付きません。 

トランプさんが、メキシコ国境に壁を作るのに懸命になっていますが、その背後では中国人の富裕層に土地を買いまくられていて、白人の人口をそれ以外の人種の人口が超える日も迫っています。 米国、欧州で発生している他文化からの人口流入は、外国に旅行しなくても外国料理を提供するレストランが増え、これを楽しめる程度であれば許容できますが、問題の根本は、受け入れる側にあるのではなくて、移民/難民として自国民を海外に流出させている国が問題なのです。 その大元をそのままにして、受け入れ側だけの問題として扱われているのがおかしいのです。 

移民/難民は、受け入れる側の事情で決めるべきで、無制限な受け入れはすべきではありませんし、当事者でない国が人道主義をかざして非難すべきではありません。 人道主義の方からは、非情、薄情と言われようと、その前に流出させている国々が非難されるべきなのです。

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