雷ブログ

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新型PDCE   球形PDCE

2018年05月31日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

先日、紹介しました水平型PDCEをたとえば、20cmの長さに切り取り、中央に垂直な軸があるとして、その軸を中心に水平に回転させるると球形になります。 外側からは単なる球形にしか見えませんが、その内部にももう一つの球がある、二重の球形構造です。 今までのPDCEが2つの電極を「どら焼き」のように上下に対向しているのを、大福のアンコと皮のように球形の内側と外側に配置した構造です。 これが、抜群の性能でして、フランスの大学で試験しましたが、その大学の設備の最高電圧を印加しても放電しないのです。

積極的に被雷するように尖った針を天空に向けた避雷針ですが、必ずしも落雷は避雷針に落ちずにその近傍に落雷したり、そこに落雷したところで、その雷電流は素直に地中深くになど流れ込みません。電流は流れやすい所に流れ、それは流れてみないと分からないというタチの悪いものです。 最近は、電気のない生活など考えられない位に生活のアチコチで電気のお世話になっています。 それらの電気製品にとっては、雷電流は天敵なのです。 雷電流を呼び込むことは、ビルの保護のためを目的としていますが、ビルの中の電気製品には「百害あって一利なし」なのです。 そのような雷電流は、呼び込まない方が良いに決まっています。 避雷針は、雷を避ける針ではなく、雷を被る「被雷針」と言うのが一番正しい漢字表現なのです。

私は避雷針の世界ではまだ、9年目の若造でして、この世界をライフワークとした方から見れば新参者ですが、外部雷対策を研究してこられた方々が、何故、270年も前からの方法から一歩も出ずにこれを頑なに守ってこられたのか不思議です。 世の中はICTやIoTの時代です。 270年前と同じ方法でこれを乗り切ろうというのが無理なのです。

「リスク・マネジメント」で、どのような危険が潜んでいるかを知り、「予防保全」、「予防保守」で事故の発生を防ぐのは、「治療よりも予防」で病気になる前に発症を防ぐのと同じことですし、交通事故には遭っていなくても自動車保険には入り、誰も今まで死んだことが無くても生命保険に加入します。 事故が起きてからでなく、事故が発生するのを防いだ方が安上がりになることは今や誰でも知っています。

「どら焼き型」のPDCEは、外国での発明品ですが、水平型と球形は日本での発明です。 これで世界中の落雷事故を未然に防ぐ事ができれば非常にエキサイティングな話です。

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