雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

業界団体からの圧力 とエンジニアの使命

2018年05月07日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

弊社のPDCE避雷針ですが、この年末には今までの設置台数のが2千台近くに達するでしょう。 これだけ増えると、古い避雷針を生業としている業界団体には目障りなのでしょうか、色々な中傷が寄せられます。 しかし、どれも、基本的な構造を全く理解しないままのトンチンカンなものです。

たとえば、「受雷部に絶縁物を有していて直撃雷を受け止める金属体にはなっていない」と言う指摘ですが、これは理解不足でして、PDCEの受雷部(下部電極)はステンレスの鋳物で規格による規定されを遥かに超える厚さの金属体です。 この受雷部の周囲に絶縁体である大気があるのは、PDCEも通常避雷針も全く同じで、PDCEは受雷部自体の構造に絶縁物など有していないのです。 上部電極は、受雷部である下部電極の上に立体的に保持されて、下部電極との間にエアギャップを有しているため、上部電極への直撃も、エアギャップでの放電を通して、下部電極から大地へと安全に拡散されます。 これは、放電試験で何十回も確認済みです。 上部電極を支える絶縁物の大きなパイプ状のものですから、受雷部と上部電極の間は、空気層と上部電極を支える絶縁物がありますが、受雷部の周囲に絶縁物があるのは通常の避雷針でも、大気中で使う限りは大気と言う絶縁物に囲まれているのは同じことです。

エンジニアの使命は、社会的な問題を工学的に解決する手段を創造することです。 若い頃のそういう志も、歳を重ね業界での顔役となる頃には忘れさり、保身と業界の権益が優先するようになり、古い技術のまま規格の殻に閉じこもり、新しい試みを排除しようとするようになるようです。 しかし、それでは何の問題解決にもならず、進歩を阻む社会的な害毒となってしまいます。 今までの解決法だけで落雷事故が減ったのでしょうか? 減ってはいないのです。 今までの技術で防げない事故をなるべく減らすべく、創造力を発揮して新しいものに挑戦すべきなのですが、古い規則を振り回して新しいものの参入を拒むようになっては、知識と経験は十分にあっても挑戦を忘れたエンジニアはリタイアすべきです。 業界としても古いもので既得権益を護ろうとするだけで、増加する落雷事故の何の解決にもなっていないのです。

避雷針が発明されたのは、270年も前のことで、当時とは社会的な背景が全く異なります。既に、オイルランプの時代ではなく、ICT/IoTに代表される電気/電子の時代には、雷電流など積極的に受けようとすることは危険なことなのです。「雷撃を受けた場合に安全に雷電流を拡散する」というのは、PDCEも通常避雷針も同じことですが、積極的に雷電流を呼び込もうというのではなく、なるべく呼び込まないようにとの方針の違いですが、エンジニアリングの基本として一次防御で護り、それを突破してくるものを2次防御で守るのが普通の方法です。 例えば瓦屋根ですが、瓦と言う防水材料と屋根に勾配を付けるという2段構えで家屋を雨から護っています。 それが、雷となるといきなり「この指止まれ」で落雷を集めてしまうのが乱暴なのです。 落雷など、なるべく招かない方が良いに決まっています。

規格と言うのは、その時の技術水準で厳格に規定してしまうと技術の進歩を阻害し、新しいい試みを排除することになります。 規格は、特定団体の利益のために制定されているのではありませんから、その解釈の差があったとしても規格のための規格ではなく、根源は、雷被害を無くそうとする熱意なのです。 規格に合わないという事をどうにかでっち上げたというような無駄な努力をするより、どうしたら雷被害を防げるのかと言う本筋に立ち戻っていただきたいものです。 PDCEは、実績を積んで、通常の避雷針よりは落雷し難く、その結果、雷被害を免れているというシッカリとした事実を築きあげています。

弊社HPの「お知らせ」に、6年に渡っての比較実証試験の結果やPDCEを使い始めてから落雷被害が無くなったお客様の声なども掲載しています。 弊社の過去9年間のこのような実績にも目を向けていただきたい。 弊社の製品に文句をつけ暇があるなら落雷被害を防ぐ画期的な方法に挑戦すべきです。 それをしないでウジウジと人の足を引っ張る相談ばかりしているのは何とも情けないかぎりです。

〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする