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資本金の怪

2016年11月29日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

エンジニア出身であれば、誰でも「数字」の背景について、どのように算出したもので、どういう意味のあるものかは常に気になります。 私が、貸借対照表(BS:バランスシート)なるものに関わるようになったのは会社を創業してからですから、未だ7年ですが、このBSの資産の部にある「資本金」について納得がいかないのは、創業時には確かに現金としてこの金額がありました。 この資本金を文字通り、最初の資本としてビジネスを始めた訳ですが、残念ながらその金額の預金は手つかずで残っているわけではなく、とっくに使い果たしました。 しかし、お陰様で、その程度の資金は残り今は運転資金は十分ですが、この間、毎年期末の税務申告の際にはこの資本金が全く変化せず堂々とまるで見せ金のようにBS上には鎮座しているのです。

残念ながら、この意味を税理士さんに尋ねても納得のいく説明を聞いたことがありません。 BSというのは会社の健全性を表し、経営者の成績表であるとも言われますが、BS上の資本金の意味は、税務上のルールとして、実態【あるか/ないか】はともかく、資本として合計するという「ルール」上の意味しかないものと理解するに至りました。 

税理士さんというのは真面目な方達で、「ルール」についてはよくご存じなのですが、初めにルールありきで、与えられたルールについてはご存知でも、そのルールの意味について、意味があるのか無いのかなど存在理由を疑うことはされないようです。 そこがエンジニアとは体質が異なるようで、意味のない数字を基にエンジニアはものを作れませんが、税理士さんは「ルール」に従わなければ税務署に相手にされません。

であれば、BSの意味を会社の経営状態を把握するものであると言わずに、ハッキリと税金を算出するための「ルール」と言ってくれた方が良いのです。 ところがその辺りの事はかなり曖昧で、BSは経営の道具として使用するような内容の本ばかりが多く出版されています。 それらの中で、「資本金」が決算の度にそのまま使用されることの意味をキッチリと教えてくれるようなものはおめにかかったことがありませんし、BSの中での「純資産」など、資産合計から負債合計を差し引いた「差額」で、そんな実態は在りませんから「そんな資産がどこにある?」と叫びたくなるような項目です。 

世の中には訳の分からないルールがあるものです。 私は、「実体のない世界」ではムズムズとして居心地が悪いのですが、税理士さんたちは「実体のない世界」でも違和感を感じることもなく、生きていられるようです。 まあ、それは「お前がBSについて不勉強だからだ!」と言われればそれも一理ありますし、毎年の税務申告が問題なく終わるのも税理士さん【弊社の場合は公認会計士さん】のお陰と感謝してはいます。

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