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[太平洋戦争」 アメリカに嵌められた日本   マックス・フォン・シュラー  WAC

2015年08月24日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

米国謀略説は目新しい説ではありませんが、本書の著者のマックスさんは、米国海兵隊の出身者であり、結婚式の牧師をしながらの歴史研究で米国人としては、「まっとう」な御意見を展開されています。 日本人の私が「まっとうな意見」と言うのは米国内では「異端」ですから、マックスさんは持論を展開して親戚の方に殴られたり、これを米国で言えば石を投げられると言いながらの説明は、日本では一方的に米国に好意を持っている方が多い中で、深いところでは異文化が分かりあうことの難しさを米国人としての米国内の理解の深さから解説されています。戦争中の残虐な行為と言うのは、戦争と言う特殊な環境の中で双方の国で同じような残酷なことを為した例も客観的に示していて、どちらか一方からの偏った見方ではなく、実に冷静に米国を見ています。

私は特に米国史に付いて研究したことはありませんので、初めてこの言葉を見た時に何たる「オセッカイ」として印象に残っているのは、NYの自由の女神の中に入った時です。内部に米国の歴史についての解説があり、その中に「マニフェスト・デスティニー」なる言葉を見つけた時です。 西部開拓を神から与えられた使命として自分達の文明を西部に広げる事を正当化しているのです。 元々そこにいたインディアンなど全く眼中にないのです。 その精神は未だに受け継がれ、世界中を民主化する事を心から天命と信じている人が多いのです。 イラクのフセイン大統領もそのターゲットとなった一人です。

そして、慰安婦問題についても、日本だけが特別な事をしていた訳ではなく、戦前はハワイにそうした米軍用の施設があった事、ベトナム戦争に於いてのその様な施設から、海兵隊員として韓国にいた時に体験した韓国の施設まで、これも淡々として事実を述べられています。 米国では夜のその種の商売を「フッカー」と呼びますが、これは南北戦争で北軍の指揮官であった「ジョセフ・フッカー」に由来するそうで、フッカーの軍隊は、その種の女性をキャンプの中に留めていて、「フッカーの女性」と呼ばれたそうで、それがその職業を表わす言葉の語源だそうです。 まあ、南北戦争は1800年代ですからそれほど古い話しではなく、商売としては世界最古と言われる職業ですから、ビックリするほどの話ではありませんが。。

中国も米国も仲良くしていくにはどちらも難しい国です。 この本の著者のマックスさんのように、冷静、客観的な見方のできる人は、いつも少数派なのです。 そこが人間が「アホ」から脱しきれず、世界平和などは永久に達成できないという現実を深く認識するにはとても良い参考になります。 米国人の中からこのような意見が出てくることに大きな意義を感じます。

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