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再生可能エネルギー

2014年08月07日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

産業革命以前に使えたエネルギーは、水車、風車、薪(たきぎ)でした。それらは当時の再生可能エネルギーそのものでした。しかし、この頃だけでなく、今でもアフリカや中国で問題になっているのは立木を薪のために伐採し、土地の砂漠化が進行している事です。18世紀のヨーロッパも同じ状態で、薪に関しては再生可能な状態で無くなりつつありました。これにストップをかけたのが産業革命と石炭なのです。その後、石炭から石油へと進みましたが、本当の意味でのエネルギーのチャンピオンは原子力なのです。

今、原子力から再生可能エネルギーへなどと言う呼びかけは、原始に戻れと言うのも同じようなものなのです。少なくとも、現状と同じエネルギーの消費レベルをキープしながら再生可能エネルギーに100%依存など出来ないのです。昔の風車は風力をそのまま動力として使いました。風力発電は単に、発電機を取付けただけで少しも新しいものではありません。太陽光発電も地球に降り注ぐ太陽の光以上のエネルギーにはならないのです。

化石燃料を燃やすか、原子力に頼るか、どちらしかないものを原子力の不安を煽ってこれを停止させ、このままでは日本は確実にエネルギー不足へと進みます。再生可能エネルギーをとハシャギまわる姿には大きな違和感を感じえません。エネルギー密度の低いものを如何に頑張っても原理的に無駄な事なのです。それよりは安全安心な原子炉を目指す方がよっぽど賢いのです。原発事故直後に殆どヒステリー状態でエネルギー政策を変えてしまった前の政権の罪は深いものがあります。 ま、大多数に迎合したまでの事で、パニックを起こした国民も悪いのですが。。。

家庭用の電気の料金はおよそ25円/kwh程度ですが、と言うことは発電コストとして10円/kwh 程度(それ以下)で発電できなければ商用電源としての資格はないのです。しかし、これができないので過大な補助金で高価な買取価格を設定しているのです。流行っていると見えても、実は補助金に群がっているだけなのです。政治家は、自分のお金でない税金ですから大盤振る舞いし、これが補助金でいただけるのであれば誰でも導入を考えるのは普通の事です。

これをエネルギ政策としてだけでなく、産業政策として、すなわち、日本製の製品を使用した場合に限って補助金を出し、日本の産業を支えるのであればまだ話は分かりますが、現状は安い外国製品を増やしているだけで日本の製造業の役には立っていません。ドイツで太陽光パネルが普及したのは、ドイツ国産の太陽光パネル会社を支援するための産業政策として行われたもので、エネルギー政策としてだけ行われたものではありません。


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