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英語の早期教育・社内公用語は百害あって一利なし  渡部昇一   李白社

2014年04月08日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

「日本が世界の中で直面している問題は、高級官僚の英語力の低さにより国益や運命を損ねかねないところにある。」と言うご指摘/ご心配はまさにその通りですが、それを解決する手段として子供の頃から英語を教えても何にもならないのです。英語力と言うのは単なる道具。その道具をどう使うか、言葉で言えば何を発信するかが大事なのであり、それは単に英語力の問題だけではなく、国民性の問題でもあるのです。

例えばディベートですが、これは言語として英語であっても日本語であっても、あるテーマについて賛成/反対の二手に分かれ、相手の倫理的な構成のミスをついて正しさを競い勝負をつけるものですが、英語社会はこういう対立が好きなんです。英語社会では白黒をつける話術に長けていますが、日本では相手の非を責めてやりこめると言うのは法廷ではあっても一般社会では、そこまでしないのです。そのような対立を持ち込まないのは大勢が狭い国土で暮らす生活の知恵の一部であるかもしれません。この優しさが災いし、国際社会の中でのコミュニケーションが下手なのは国民性の問題であり、言語の問題ではないのです。

私も以前は英語社会の中で生きたことがありますが、その時は日本であれば図々しいと言われるくらいに自らバイアスをかけて振舞ってちょうど良いのです。そういう芝居かかったことを堂々とできるか否かが交渉力の基礎なのです。これは、英語と言う言語の問題ではありません。

1年前にも英語の早期教育に異をとなえましたが、英語の大家の渡部先生との意見の一致は嬉しいことです。1年前のものですが、再度、読み返しても私にブレはありません。

ニュースによりますと、アベノミックス特区を作り、そこに全て英語で授業をする小学校を作る案があるとの事で耳を疑いました。日本人が日本人であるためには日本語教育こそが大事であり、小学生と言う大事な時期に日本語教育を放棄して英語で教育するなど馬鹿げた話しです。外国語を強制的に学ばさせるのは戦勝国が敗戦国を統治するための占領政策として昔から行われてきましたが、自らの国語を捨てて子孫を英語で教育するなど馬鹿の極みと言えるほどの愚策です。たとえ他国に占領されても棄ててはならないのが自国の国語なのです。それを自ら棄てるとは、英語コンプレックスの成れの果てとでもいいましょうか。

英語などシッカリ勉強すれば、大人になってからでも間に合います。私は高校まで公立。大学は国立で、英語は典型的な学校教育だけで育ちました。昔の英語教育は今から思えばひどいもので、大学での英語は2科目ありましたが、その一つはハムレットを暗誦するだけでした。そんな古い英語の独白を記憶したところで実用的な価値は全くありませんでした。その程度の教育でしたから大学を卒業した時には実用になる英語力全くゼロでしたが、社会人になってから一念発起して英語を勉強し、英語は恐くなくなりました。昨日も午前中、米軍で2時間に渡り落雷についての議論をしてきました。

英語など、小学生の時から勉強しなくても良いのです。大人になってから学んだの私の英語の発音など決して自慢できるものではありませんが、そのような小さなことは気にしなくても良いのです。問題は何を語るかであって、発音や文法の少しの間違えなどうでも良いのです。日本の学校教育は試験の点数を計算し易くするために問題を作っていますから、枝葉末節に拘り過ぎます。その結果、英語を苦手とする人を増やし、子供のうちから英語の教育をしなければなどと血迷う人が出てくるのでしょう。

日本人が日本人たる所以は日本の歴史や文化を理解し、日本語をキチンと話す事です。グローバル化などといういい加減な動きに惑わされ日本語を捨てるような教育があって良いハズがありません。ユトリ教育に続いて、文部科学省は亡国教育を推し進めるのでしょうか?このような事を考えること自体、英語コンプレックスなのです。英語なんぞに惑わされてはなりません。堂々と日本語での教育を行うべきです。このような愚策を考える役所を税金で支えているのが腹立たしくなる愚策中の愚策です。

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