雷ブログ

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戦力とは全く関係ないですが。。。軍艦とゴミ

2014年03月19日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

空母にはこの船を動かすだけで約3千人、そこに搭載する航空機約80機としてその関係者千人以上、合計5千人近い人が24時間生活する大きな都市のようなものです。食事は1日3回どころかブッフェは24時間オープンだそうですから、1日2万食近い食事。この毎日出すゴミの量はものすごい量でしょう。その食事のなれの果ての5千人の排泄物。これは港に停泊中はタンクに貯めるでしょうが、航行中は海洋投棄でしょうね。この排泄物は生物から出たものですから、プランクトンの成長を助け、害にはならないことでしょう。

ゴミと軍艦と言えば、駆逐艦に追われて窮地に陥った潜水艦が沈没を装うために生活ゴミや私物を放出する潜水艦映画がありましたが、あのストーリにはかなり疑問が残ります。 その理由は、
1)水面で投棄すれば浮いているゴミも、ゴミの種類によりますが、水深100mで投棄した場合は水圧で体積が減少し、浮き上がるのに十分な浮力があるとは限らないし、浮くとしても海面に浮上するまでに時間がかかる。
2)海中にも海流があり、潜水艦から放出したゴミが真上に浮上することはなく、海面ではかなり拡散するでしょうから 駆逐艦に見つけてもらうのは困難なことでしょう。
3)魚雷発射管から海中に出すしかありませんが、二重扉の発射管に入れ、内側を閉鎖し、発射管に海水を入れ、圧縮空気で打ち出さなければ艦の外には出ません。圧縮空気で打ち出せばその音が水上の駆逐艦に聞かれてしまいます。

では、空母でこのゴミをどのように処理しているか? これには電気のヒータではなく、放電のプラズマ・アークを用いて超高温でゴミ分解し、灰も出さずに処理してしまう廃棄物処理装置を搭載しています。一人一日1kgのゴミを出すとして、5トンの処理能力が必要になります。燃焼ではなく、プラズマの超高温による分解ですから、煙も灰も出さずに消えて無くなる事でしょう。空母ですから最新の兵装は当然としても、戦いと関係の無い生活を支える設備にもここまでハイテクが使われているのです。この装置は豪華客船にも使用されているそうです。

これは米国の空母の話しですが、中国の空母もゴミ処理を米国並みにできるかは疑問ですね。申し訳ありませんが、かの国のイメージだけで言えば、何もかも垂れ流しにしているのではないでしょうか?

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