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小泉元首相の原発発言

2013年10月18日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

東電の対応を見ていれば、誰でも原発には不安を抱き反対と言いたくなるのは理解します。今、原発反対と唱えれば、100%の支持を得られるでしょう。そういう空気を読んでの発言でしょうが、政治家は辞めたのですから、人気取り、大衆のご機嫌取りでなく30年、50年先を見ての発言が欲しかったところです。

いくさでも撤退する最後の部隊「しんがり」が大事なように、原発を辞めるにしても単に反対というのではなく、現在、運転を停止した状態の原発も20年後には廃炉になりますから、そこまでの手順まで考えなければなりません。単純な原発反対ということで原子力技術から撤退すれば廃炉さえできなくなってしまいます。止めろ、止めろと騒いでいる産業に若い人たちは集まりません。原子力に関する技術が無くなれば廃炉もできなくなるのです。

「災い転じて福となす」「転んでもタダ起きない」のように、今回の事故を基に原子力の安全技術に力を入れてこの分野を伸ばすべきです。日本で原発を止めても世界には多くの原発需要があり、産業としては有望ですし、その廃炉処理まで含めた安全技術こそ、日本が伸ばすべき産業なのです。エネルギー問題からしても、今、原発無しにやっているのだから将来も原発なしで大丈夫という単純な話ではありません。

米海軍、フランス海軍のように大海原で陸上の地震どころでがない振動、揺れの中で安全に原子力艦船を使っている例もあるのです。原子炉が地震に弱いなどということは無く、福島は単なる設計の甘さが裏目に出ただけのことで本質的な弱さではないのです。汚染水問題も今のままでは解決が難しいように見えますが、技術的な問題というより処理体制の問題です。

小泉さんの発言も全体を聞いた訳ではなく、どのような文脈の中での発言かは知りませんが、歴代総理大臣の方々は原発の安全運転の基準を見過ごし、今回の事故を誘発させた責任は感じておられるのでしょうか?反対するなら撤退までの工程表を示した上で責任ある発言をして欲しいものです。総理大臣時代のようにただただ「ぶっ壊す」というような単純な反対論は慎んでもらいたい。元総理の無責任な発言は鳩と管だけで沢山で、小泉さんまで加わらないで欲しいものです。

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