雷ブログ

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潜水式防波堤

2013年06月14日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

落雷関連を仕事にしていますが、自然災害の被害を軽微にする対策についても関心が深く、その中で「潜水式防波堤」の特許を取得しています。海が好きな私は、海辺での生活は海との接点が必要と思っていまして、某所で行われている20m近い防波堤を築く事には反対です。防波堤は必要ですが、海が眺望できる程度の高さであるべきで、このような高さの防波堤に至った津波ショックの大きさが分かります。

私の提案する防波堤は沖合に沈めておき、船舶の航行にも海辺の景観にも影響を与えず、津波の来た時だけ沖合で海底からせり上がる防波堤です。これを海岸線と45度の角度で仕掛け、全ての波を防げなくてもその半分でも海岸線と平行な方向に「いなす」ものです。津波のような大きな力に正面から対抗するのではなく、日本の武術のように相手の力を「いなす」のです。海岸の重要施設、集落への直撃を相撲で言えばウッチャリでかわすのです。直径は10m、長さは海底の深さよりも少し短めで、それを100基程連結し、長さ1kmの防波堤とし普段は海底に沈めておくのです。

ミリタリ・オタクの私からすると、中味の一杯詰まった潜水艦に比べれば中味はカラッポの縦型潜水艦のようなものですから構造も仕組みも潜水艦を作れる日本の工業力であれば、この程度の潜水式防波堤など朝飯前に作れます。ただ、弊社程度の企業規模ではこのような大プロジェクトには手が付けられません。そこで、国土交通省に説明しましたが、私が電話でアポできる程度の方々にお話ししても殆ど手応えはありませんでした。昨日は、ある議員さんからの紹介で本省の方たちに話しを聞いていただけました。

私は、この特許は国土交通省に無償譲渡しても良いと思っていまして、今後どの様にするかは国土交通省さんしだいです。まあ、実現にはまだまだ技術的な詳細を詰めなければならない所が多々あります。机上の空論と思われる方も多いと思いますが全てのアイデアは、最初は机上の空論なのです。地震や津波は、雷の発生と同じで人間がコントロールできるものではありません。しかし、その被害を減じる方策はあります。雷の発生は仕方なくとも特定箇所への落雷を抑えるように、津波被害を軽微に留めるための方策は国土交通省さんだけでなく、日本人全てが考えるべき問題でなはいでしょうか?

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