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70年前からあった赤外線による通信装置  戦艦大和

2012年02月21日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

信号を電波で送るか、もっと周波数の高い光で送るか、色々な方法がある中で赤外線による通信装置があります。公道を挟んで向き合う二つのビルの屋上にこの装置を置くことで、電線も電波も使用しないので通信事業者のお世話にもならず、役所に届け出を出すこともなく二つのビルの間で通信できます。 この赤外線通信ですが歴史が古く、なんと戦艦大和にも赤外線を使用した敵味方識別・通信の装置が付いていました。

夜間で電波使用も封鎖している場合、接近してきた艦船が敵か味方か分からない。。そのような時にサーチライトを付けたのでは自分の位置を相手に教えるだけなので、人間の目には見えない赤外線を相手に照射、その赤外線を受けた味方の船は信号灯が自動的に点灯し、赤外線を照射した船に対し自分は味方であることを示したたそうです。こちらが赤外線を出しても相手の信号灯が点灯しなければ敵の船ということになります。この装置が採用されたのは昭和17年です。

赤外線によるLANは、信号が届く範囲が部屋の中だけでセキュリティの高いLANなのですが、赤外線で信号を送るアイデアは古いのです。温故知新と言うか、技術の歴史の中で、昔の技術レベルでは実用化が限られていたけれど、そのアイデアを現代の技術で再現すれば有効なものもあります。

昭和17年から70年を経て、LEDが照明の主流になりつつある現在、照明用のLEDを高速点滅させて信号を送る可視光通信の活用が面白い時代になりました。技術者の発想が、技術的なものであるより、社会生活との関連、適用に重心が移っていくことが大切です。

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