大型船の燃料

こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

先日、「大型船はガソリンスタンドへ行かなくてもタンカーが来てくれる」旨のことを書きましたら、大型船の燃料はガソリンなのかとの質問をいただきました。ここで言う「ガソリンスタンド」とは、単に「燃料の供給場所」という意味でした。車でも大型のトラックやバスのエンジンはディーゼルですから、ガソリンスタンドで買うのは「ガソリン」でなく「軽油」です。ところが大型船では、エンジンは同じディーゼルであっても燃料は軽油よりもグレードの落ちるＣ重油です。

大型船でも自衛艦は、ガスタービンが主流です。これはいわゆるジェットエンジンでして、飛行機が高速の排気ガスで推力を得ますが、船ではタービンの軸を減速してプロペラを回す方式です。燃料はF-76というＮＡＴＯ，米海軍　共通仕様のものでしょう。

この燃料の戦略で見事なのが米軍です。兵站上、単一の燃料を補給する方がバラバラな燃料を使うより管理し易いですから、「ＪＰ－８］という燃料を「シングル・フュール」（単一軍用燃料）と定め、米空軍の殆どの航空機、基地の発電装置、ディーゼルエンジンの全ての車両、ガスタービンを積んだ陸軍の「Ｍ－１］戦車まで全て同じ燃料を使っています（ただし、空母の艦載機だけはJP-5という引火温度の高い（安全性の高い）ものを使っています）。さすが、世界中に展開しないとこういう知恵はでてきません。

〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町24番地8
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落雷から保護された幸せな豚さん 「美明豚」

こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

こちらの養豚場では、5千頭からの豚さんをわずか数人で飼育しています。給餌/給水など、すべて電気のポンプが生命線を握ります。それでリスク管理上、最悪の停電から豚さんを守るためにＰＤＣＥ避雷針が取り付けられました。社会インフラのための施設でさえ落雷対処がされていない所が多い中、リスク管理の手本のような例です。こちらでは、夏は霧シャワーで涼しく、冬は床暖で暖かい優しい清潔な環境の中で育てられています。そのブランドは「美明豚」。農林水産大臣賞を１０回も表彰されています。



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