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私の知人はほとんど日系四世か五世ですが、全く日本語を話せません。しかし、韓国系や中国系は何世でもたいてい韓国語や中国語を話します。回りに合わせる(溶け込む)意識が低いからだと思います。
アメリカの大都市では、今でも韓国系や中国系は固まって住んでいることが多いですが、日系人はバラバラが多いようです。顔は日本人ですが、中身はアメリカにしっかり溶け込んで、アメリカ人になっていると思います。
初回でいきなり大正論で結論をだされては・・・。
そうなんですよ。
帰属意識が異様に薄いといわれています。
これからお話ししていくつもりですが、日系アメリカ人は、戦争となったときにまず
「今住んでいる国に忠誠を尽くす」と言う考えで出征していったわけで、
日系人社会の中であくまでも日本に忠誠を尽くすことを選んだ一派を、むしろ
彼らは疎んじていたという話があるくらいです。
これは、東条英機などが日系アメリカ人社会に向かって出した手紙にも書かれていたように、
武士道の考え方でもあるといわれています。
「武士とは主君『家』に仕えるものである」という意識ですね。
昔、泊まったフロリダのリッツホテルに日系のフロントマンがいたのですが、
雑談していて、わたしがつい(今なら聞かなかったでしょうけど)「日本語はしゃべれる?」
と聴くと、ぴしゃりと一言「NO!」と答え、それまでのにこやかな調子が
瞬間強ばったものに変わったので驚き、かつ不思議だったことがあります。
日系アメリカ人の中には、マイク・ホンダのように積極的に反日を謳って日本政府を非難する人物などもいるようですが、
彼らの中では日本という存在は非常に「捩じれた」感情の上にあるのかもしれません。
小松左京に有名な「日本沈没」という作品がありますが、彼はあの小説を書く前から「日本がなくなる」というネタを持っていて「日本沈没」より前に書かれた「果てしなき流れの果てに」に35世紀の日本人移民団が登場します。
20世紀に日本がなくなってしまい、流浪の民となった日本人は世界中で辛酸を舐めながら、1500年後にやっと見つけた遠い宇宙のある星に約束の地を求めて旅立つ。その移民団の出発が描かれます。
移民団はちょっと音程も怪しい「君が代」を歌っています。初めて読んだ高校生の頃は「さもありなん」とスッと入ったのですが、日系四世や五世を知ってしまった今は「う~ん」と思います。彼らを見ていると、たった50年もすれば「君が代」は歌えなくなると思います。