pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

WASABI

2011-03-16 10:16:43 | フランス映画



2001年 フランス作品 95分 日本ビクター配給
原題:WASABI
STAFF
監督:ジェラール・クラヴジック
脚本:リュック・ベッソン
CAST
ジャン・レノ 広末涼子 ミシェル・ミューラー キャロル・ブーケ


これは映画にハマり始めて最初の頃、ジャン・レノとリュック・ベッソンという、「レオン」コンビに惹かれてDVDを購入してしまったんだけど、今振り返れば、監督・脚本が「TAXi2」以降のシリーズコンビだね。「TAXi2」でも「ニンジャ~」が車を動かす合言葉だったり、製作された年も一年違いで、この頃二人は日本にハマってたのかな?(笑)

リュック・ベッソンは、作品から一人、シンデレラ・ガールを生み出すことが多い。その女優一人ひとり見ると、見事揃いに揃って"スレンダー"で"美人"で"若い"。そしてそんな女性を、かなり奇抜な衣装と髪の色で染める。うーん、リュックの趣味が丸分かり。(笑)そしてそんなターゲットが今作では、日本人のうちらには馴染み深い広末涼子なんだから、絶対本国フランス人よりも楽しめると思う!リュックの色に染められながらも、彼女独自の魅力がちっとも薄れていないところがイイ!一ヶ月でフランス語を習得したというのだから、その女優魂に脱帽です。「MajiでKoiする5秒前」を歌っていた頃は全然興味なかったけど、この作品以降は、女優・広末涼子が好きになったなぁ。「おくりびと」では日本映画で初めてアカデミー賞を獲り、今日本の映画界を語る上では外せない大女優になったよね。

そんな彼女がこの映画の唯一の救いだ、とか、この作品はワサビが入ってない寿司のようだ、なんて感想も読んだけど、私はこれはこれで大好き!確かに書かれてるのは一部「変な日本」だけど、「絶対に日本人が描けない日本」が見れて面白い。日本人の自分が見ても新しい発見があったりする。たとえば、この作品ではモモ(ミシェル・ミューラー)がユミ(広末涼子)の伯母さんにやたらとおじぎをするシーンがあるし、「ロスト・イン・トランスレーション」を見ても出てくる日本人がみんなペコペコ。「なぁんか不自然」と映画を観て思ったので、一時期意識的に自分の行動や職場などで周りを見てたことがあったんだけど、意外と無意識でみんなペコペコよくしてるの。「あー、海外の人はこれを見て不思議に思ったんだろうなぁ。」って思った。作品中出てくる脇役の日本人の演技が下手だという突っ込みはあるけど(笑)、こんな「海外から見た日本」を堪能する映画鑑賞もたまにはいいと思います!

 
今年からランキングに参加してみました。
もしよろしければ、ポチっと押して下さいね♪ σ゜ロ゜)σ エイッ



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。