1959年 アメリカ作品 121分 UA配給
原題:SOME LIKE IT HOT
STAFF
監督:ビリー・ワイルダー
脚本:ビリー・ワイルダー I・A・L・ダイアモンド
CAST
ジャック・レモン トニー・カーティス マリリン・モンロー ジョージ・ラフト
■Story
禁酒法時代真っ只中のシカゴ。
ギャングの抗争に巻き込まれ、聖ヴァレンタインの大虐殺を目撃した二人のバンドマン、ジョーとジェリーは、ギャングの追っ手をかわすため女ばかりの楽団に紛れ込む。
女装した二人はそこで歌手のシュガーと知り合い、ジョーは彼女に熱を上げるが女装のままではどうしようもなく、楽団を乗せた寝台車は一路マイアミへ。
しかし、そこにはギャングの親分コロンボ一行も現れた…。
(allcinemaより)
■Review
ビリー・ワイルダーにI・A・L・ダイアモンド、そしてジャック・レモン。
もはやこの三人はチーム。
この三人の作品はまだ「アパートの鍵貸します」しか観ていないので、偉そうに評論することは出来ないのですが、その2作だけでも、馴れ合いに染まることなく一級品を生み出してきた人たちなんだということを痛感させられます。
なんなの、この漫画のような展開ながらも面白い作品はっ!!ぉお!!(゜ロ゜屮)屮
漫画のようでありながらも、ありえない展開でもない。このコミカルとリアルの絶妙なバランス。
そして、彼らの生み出すヒロインは、とっても魅力的!
シャーリー・マクレーンも可愛かったけど、このマリリンも可愛い。
どちらもちょっと惚けていながらも、男に媚びる同性に嫌われるタイプの女性(笑)でもない。
とにかく、設定もキャラもセリフも、すべてのバランスが絶妙に保たれている作品だと思います。
ジャック・レモンは、何だか「可愛そうな人」が似合いますね。(笑)
自分のアパートに帰れず風邪を引き、周りからはプレイボーイ扱いされる無下な青年も、自分も好きな女性と親友(?)が結ばれるよう、自分は女装して協力し、じいさんのフィアンセにまでなるピエロも、本当に合ってました( ´艸`)ムププ
ビリー・ワイルダーの作品を何作か観て思ったのは、彼の大ファンを公言しているだけあって、三谷幸喜は本当に彼の影響を受けているなぁということ。
特にこの作品は、三谷作品を思い出させられました。
三谷作品が大好きな私は、ビリー・ワイルダーもかなりのツボ。
これからどんどん観ていこうと思います。
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