pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

リアリティ・バイツ

2009-02-22 00:24:51 | アメリカ映画(ら行)


1994年 アメリカ作品 99分 UIP配給
原題:REALITY BITES
STAFF
監督:ベン・スティラー
脚本:ヘレン・チルドレス
CAST
ウィノナ・ライダー イーサン・ホーク ジャニーン・ガロファロー ベン・スティラー


彼らと今のあたしは同い年なのに年寄り臭い言い方をしてしまいますが、無力な若者が不満ばかりを並べる作品だとしか感想が浮ばない 世の中全てを悟ったような気になって、全てに対して文句をつけたいだけじゃないかと。「甘い!」と一括したくなってしまった(^^;)
その中で唯一ジェントルマンのベン・スティラーには好印象をもてました。「信条やモットーだけで生きていけたらいいが実社会ではそうはいかない」と、無謀なリレイナに諭す彼の言葉にだけ、唯一心打たれました。彼の監督作品トロピック・サンダーズーランダーとの3作品の中では一番好きな雰囲気の映画だったけれども、あくまでも「雰囲気」がいいだけで、内容はイマイチでした
ところでクレジットにレニー・ゼルウィガーの名前があったけど、どこに出てたの???

さて、今年に入ってからベンの出演作品をピックアップしてきましたが、ここいらで打ち切りたいと思います。SATCのサラ・ジェシカ・パーカーと共演している失恋セラピストとか、まだまだ観てみたい作品はいくつかあるんだけれども、いっつも貸し出し中なんだもん 一人の俳優に注目して、出演作品をピックアップしていく鑑賞の仕方は続けたいと思いますが、しばらくはベン作品を探しているうちに見つけた、「観てみたい!」と思わされたストーリーの作品を観ていきたいと思いま~す

【字幕翻訳:?】

パーマネント ミッドナイト

2009-02-20 18:18:15 | アメリカ映画(は行)


1998年 アメリカ作品 88分 劇場未公開
原題:PERMANENT MIDNIGHT
STAFF
監督・脚本:デヴィッド・ヴェロズ
CAST
ベン・スティラー マリア・ベロ ジェイ・ポールソン オーウェン・ウィルソン


バッドボーイズ 2バッドの脚本を手掛けたジェリー・スタールの自叙伝を映画化した作品。ベンとオーウェンのコンビだけど、終始シリアスなムードでした。ここ約一ヶ月ベンの作品を観続けてきたけど、初めて見る役柄だったなぁ。振り回される可哀相な人でも、大ボケかますアホでも、下ネタバンザイなベンでもなく、麻薬中毒者の役です。とても新鮮だった。やっぱ一人の俳優に絞って出演作品を観続けると、こういう発見があるから嬉しい(^^) 生き生きとと言うと、ジャンキー役で常に虚ろな目をしてたので語弊があるかもしれないけど、パワフルに演じるベンの姿は見ててある意味気持ちよかったです。面白い作品ではなかったけどね
キャストが有名人ばかりでも、原作者のジェリー・スタールがあまり有名な人ではないためか、訴えられるものがあまりなかった。「中毒者が更正したのね。」くらいしか感想が浮びません

【字幕翻訳:?】

チャーリーとチョコレート工場

2009-02-19 22:52:19 | アメリカ映画(た行)



2005年 アメリカ作品 115分 ワーナー・ブラザース配給
原題:CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY
STAFF
監督:ティム・バートン
脚本:ジョン・オーガスト 原作:ロアルド・ダール『チョコレート工場の秘密』
CAST
ジョニー・デップ フレディ・ハイモア デヴィッド・ケリー ヘレナ・ボナム=カーター ディープ・ロイ


初めて観た時は、ストーリーにも映像にも色々驚かされたもんだけど、何回目かになる今観るとフツーに思うようになったかなぁ。ちょっとティム・バートン作品に免疫ついたかも。(笑)
ほんとこれはブラックユーモア満載だよねぇ。テイストは全然違えど、やってることは人間の肉でパイを作ってる「スウィニー・トッド」とさほど変わらんじゃん、って感じ でもこの工場で罰せられるのは、可愛くない生意気なガキんちょばかりなので小気味いいんですがねフッ

ウンパ・ルンパはきも可愛いし、ジョニー・デップ様はと言えばこの役は顔色の悪いお河童頭なので、目の保養ドコロはフレディ君だけデス でも、そんな姿でもジョニーはやっぱきれいな顔してるなぁとは思ったけど
何度観ても面白い作品だけど、実はウォンカに怒られてしまいそうですが、あまりチョコが好きじゃないんです…。だからチョコの滝とかは、観ててちょっと胸焼けが…。すぐウンパ・ルンパの歌つきでおしおきされそうだし、この工場見学はあたしは遠慮したいですね。(笑)

【字幕翻訳:瀧ノ島ルナ】


SEX and the CITY Season2

2009-02-17 23:32:56 | 海外ドラマ



1999年 アメリカ作品
原題:SEX and the CITY Season2
STAFF
製作:ジェニー・ビックス ジェーン・ラーブ アントニア・エリス
CAST
サラ・ジェシカ・パーカー キム・キャトラル クリスティン・デイヴィス シンシア・ニクソン クリス・ノース


人の振り見て我が振り直せ。ですかね。感想をひと言で表すと(^^;)
嫉妬、束縛、相手に求める条件等々、4人の行動や会話を聞いてると、「そんなんだからダメなんだよ~」なんて偉そうに思うも、身に覚えがあったりなかったり 第三者は冷静に見られても、本人だと取り乱してしまうのが恋愛ってもんですよね~!
シーズン1」に続いて、最終話は今回も切ない。もうビッグの中途半端な優しさに怒りさえ覚えます 男性の優しさって時には最大の裏切りになってしまうからね。突き放す時はもう完全切断して欲しいというのが女性の、、っていうか少なくともあたしの希望です。
しっかし今回も本当に4人それぞれ目まぐるしい。4人合わせたら、NY中の男と誰かしらが関係してるんじゃないかと思うくらい思わず誰が何人と付き合ったのか正の字でも書いて数えようかと思ってしまったわ 男のことばかり考えて暮らせるなんて、呑気だよなぁなんて思うけど、それ言ったらこれがこの作品のテーマなんだから仕方ないか。(笑)
最終話でサマンサ以外の3人で盛り上がっていた、ロバート・レッドフォードの「追憶」という映画が気になったので、観てみたいと思います

【字幕翻訳:半田典子 西村美砂 島田由美子 大津智子 山下奈々子】


ドッジボール

2009-02-15 14:31:55 | アメリカ映画(た行)


2004年 アメリカ作品 93分 20世紀FOX配給
原題:DODGEBALL: A TRUE UNDERDOG STORY
STAFF
監督・脚本:ローソン・マーシャル・サーバー
CAST
ヴィンス・ヴォーン ベン・スティラー クリスティーン・テイラー リップ・トーン


あたしが知ってるドッジボールのルールは、一つのボールを投げ合って相手の体にぶつける、首より上に当たっても無効、と友好的なルールでした。この作品のルールはもうどこに当てようがリンチしようが関係なし!!バンバン複数のボールが飛び交います。ぜっっっったいやりたくねーーーε=ε=ε=┌(;*´Д`)ノ

ところでベン・スティラーの作品を続けて観てきたけど、彼のコメディに飽きてきました ズーランダーでも書いたけど、彼は狂ってる状況に振り回される可哀相な人が一番合ってる。彼自身が狂ってしまうと、すべてにおいて度が過ぎていて笑えないんだよなぁ。特に何でも下ネタに繋げてしまうところが飽きる…。この作品のエンドロール中、デブデブになったベンが「アメリカ映画は深くなくて単純で、ただ楽しいだけ。それが欠点だ!」なんて言ってるけど、それって自虐的なセリフだねぇ。

ズーランダーにも出てたクリスティーン・テイラーが可愛い!何だか気になる女優さんです
(後日追記:クリスティーン・テイラーってベンの奥さんなんですね!可愛い人と結婚したなぁ

【字幕翻訳:?】

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

2009-02-11 23:01:57 | アメリカ映画(は行)



2008年 アメリカ作品 167分 ワーナー・ブラザース配給
原題:THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON
STAFF
監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:エリック・ロス
CAST
ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット ティルダ・スウィントン ジェイソン・フレミング


経験や知識はそのままで、外見だけ昔に戻れたらいいのに。
なんて、みんな一度は考えたことある妄想じゃないかな?
でも、この作品を観てみて思いなおしたのは、周りの人もみんな老人から始まって若返っていくならいいけど、自分一人だけ自然の流れに逆らって生きるのは辛いな、ということ。やっぱり愛する人と一緒に何かを学びながら年をとっていくのが幸せなんだなということです。ただ、赤ん坊の姿で愛する人の腕の中で死ぬというのは、異様な光景なのでショックだったと共に、「これだったら死ぬ事怖くないなぁ~」なんて前向きに思えた。
愛する二人が人生の折り返し地点に来たとき、やっとほぼ同じ年齢になれるのもつかの間で、文字通り「時」に引き裂かれてしまう様子が切ない。二人が並んでも違和感のないラブラブな時期にホッとするも、行方が見えているので終始切なかった。


なぁんて色々語りましたが、実はワタクシ、中盤少し寝てしまいました
やはり2時間50分の上映時間が長い。その中でも老人時代に充ててる時間が長い。美しいブラピが出てきてからはムックリと起きましたが、老人時代はウトウト また、演技派だとは思うのだけれども、ケイト・ブランシェットのお顔があまり好きではないんですブラピとは逆に、むしろケイトに関しては特殊メイクを施した老人時代の方が外見も演技も惹きつけられるものがありました。そういやぁ、このコンビは「バベル」のコンビでもあるんだね。
DVDが出たら、睡眠時間と化してしまった部分補いたいと思いまふ

【字幕翻訳:アンゼたかし】


マンマ・ミーア!

2009-02-11 22:35:31 | アメリカ映画(ま行)



2008年 アメリカ・イギリス作品 108分 東宝東和配給
原題:MAMMA MIA!
STAFF
監督:フィリダ・ロイド
脚本:キャサリン・ジョンソン
CAST
メリル・ストリープ ジュリー・ウォルターズ ステラン・スカルスガルド コリン・ファース アマンダ・セイフライド


これは今年ナンバー1作品でしょう
なんて二月の今言ったら早とちりし過ぎかなでも間違いなくナンバー3には入ると思います!これを越す作品に今年出会えるのかなぁ!?

んもーーーー!!めちゃくちゃ楽しかった!!!劇場から退場する時、どこからか音楽が聞こえてくる気がして、踊りたくなっちゃうくらい!!!「ドリームガールズ」であたしにしては異例の3回も映画館に足を運んでしまったけど、同じくらいこれも通っちゃうかも!?自分はミュージカルが好きなのか嫌いなのか、本当に分かりません大好きか苦手、作品によって極端に分かれます。

ABBAの曲はもちろん耳にした事あったけど、それが「ABBA」というグループが歌ってる曲だとか歌詞の意味だとかなぁんにも知らなかった。でもこの映画ですっかり虜に。帰宅するなり、お母さんに「ABBAって知ってる!?」と訊いたら、「知ってるも何も、よく聞いてたよ。レコードあるよ。」…ってレコードかよぉデッキないよぉ。聴けないよぉ。明日会社帰りTSUTAYAに寄ってサントラ購入決定です。

難しい事なんかなにも考えない。とにかく楽しい!!特にメリル・ストリープを見てたら、人生何歳になっても楽しまなくちゃ!!!と、とことん前向きにさせてくれる作品だったはぁ、また観たい。


2回目鑑賞:マンマ・ミーア!

【字幕翻訳:石田泰子】


旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ

2009-02-07 22:22:48 | 邦画


2009年 日本作品 112分 角川映画配給
STAFF
監督:マキノ雅彦
脚本:輿水泰弘
CAST
西田敏行 中村靖日 前田愛 堀内敬子 笹野高史 長門裕之 岸部一徳


愛くるしい動物がたくさん出てきて嬉しい作品でしたが、愛くるしいオジサンもたくさん出てきて面白い作品でした 特に西田敏行と笹野高史のオトボケオジさん二人のやり取りが「アドリブかな?」と思うくらい自然で面白かったでっす!

でもストーリー的にはちょっと物足りないかなぁ。飼育係の吉田の過去が語られたり、様々な出来事や事件が起こったりと、何度か起伏があるんだけど、どのエピソードも唐突に始まり、唐突に終わってしまう印象があった。全体を通して感じたのは「久々に動物園に行きたくなってきた!」ってとこかな。特にペンギンとアザラシが見たくなってきた!!

印象的だった言葉は、西田敏行の園長が語る、「弱肉強食の掟をもつ野生動物と違い、人間だけは他の人と違う点を個性を認め、弱い者を活かすことが出来る」という言葉。実際そうだけど、そうでなくちゃいけないんだけど。でも人間の世界も弱肉強食、出る杭は打たれてしまうトコがあるなぁと思った。だから、変わり者の集まりの旭山動物園の職員達でも、それぞれの個性を認め合い、逆境に向かって協力し合う様子は、観ていて微笑ましい職場でした