pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

HOME 愛しの座敷わらし

2013-02-02 16:09:34 | 邦画



2012年 日本作品 110分 東映配給
STAFF
監督:和泉聖治
脚本:金子成人
原作:荻原浩『愛しの座敷わらし』(朝日文庫刊)
CAST
水谷豊 安田成美 橋本愛 濱田龍臣 草笛光子 飯島直子 草村礼子 佐々木すみ江


■Story

仕事がうまくいかないサラリーマンの高橋晃一は、東京から岩手に転勤になったのを機に、築200年の古民家に引っ越すことに。
しかし、慣れない田舎暮らしに妻の史子は不満タラタラ。中学生の長女も転校先で居場所を見つけられず、小学5年の長男も持病のぜんそくでサッカーをやりたくても出来ない日々。おまけに母親には認知症の不安が。
そんな中、不思議な出来事が高橋家で起こり始める。
どうやらこの家には福を呼ぶとも言われる不思議な存在“座敷わらし”が住みついているらしいのだが…。
allcinemaより)


■Review



座敷わらしが…原作から想像した座敷わらしのが、かわいい…。( ´д`)ぇ~
もうちょっとかわいらしい子をキャスティング出来なかったのだろうか…。

そして、原作に比べて少しシリアスな気がした。
母親の認知症の問題が、暗い影を落とす。
原作だと、「もうこの家族はどこに行っても大丈夫だな!(*゜∀゜)=3」とすっかり安心出来たのに対して、映画だと「この先大変なことになりそうだなぁ…」と、何だか心配に。
清々しいはずのエンディングも、何だかソワソワしたものに感じてしまった。

それにしても、この主人公の奥さん、いい人過ぎるでしょ!
私だったら…。子供二人連れて夜逃げしかねない…。(^^;)
でも田舎の風景は何だかホッとさせられた。住みたくないけどね。(笑)


ガール

2012-12-18 21:41:42 | 邦画



2011年 日本作品 124分 東宝配給
STAFF
監督:深川栄洋
脚本:篠崎絵里子
原作:奥田英朗『ガール』(講談社刊)
CAST
香里奈 麻生久美子 吉瀬美智子 板谷由夏 上地雄輔 要潤 向井理 檀れい 加藤ローサ 段田安則


きっと、あなたがここにいる。

■Story
広告代理店勤務の29歳独身の由紀子、不動産会社勤務の34歳既婚の聖子、老舗文具メーカー勤務の34歳独身・容子、自動車メーカー勤務の36歳シングルマザー孝子。
会社も仕事内容もバラバラな4人は、なぜか気の合う親友同士。
ほかの3人からファッションが痛いと“ガール”の卒業を進言される30歳目前の由紀子は、ムードのかけらもない新しい恋人・蒼太に腹を立て、イベントの企画をめぐってクライアントの堅物女性社員と激しく対立。
一方ほかの3人も、女性への偏見を隠そうともしない年上の男性部下に怒りを募らせる聖子、ひと回りも年下のイケメン新入社員相手に図らずも心が浮き立ち、そんな自分に戸惑う容子、仕事も育児も“シングルマザー”を言い訳にしないと頑張りすぎる孝子と、それぞれに悩み多き日々を送っているのだが…。
allcinemaより)


■Review



これ、アラサーの女子が観たら絶対面白いと思うなぁ。
今回一人でDVD鑑賞してしまったけど、女友達数人とお酒でも飲みながら観たいなぁと思った。
絶対に話が盛り上がること、間違いなし!(*゜∀゜)=3
日ごろ痛感していることや、よく友人達と話すことばかりで、何度も頷いてしまいました。
特に印象深いのは香里奈の「女性は選択肢が多くなった分、生きにくくなった。何を選んでも、別の人生があったかも?と思ってしまう」というセリフ。
これは本当に日々、私が思っていることだ。
エンディングでも、決して何かが劇的に変わったわけでも結論が出たわけでもない。でも前向きになれる。
「女子会」の後の爽快感に似ています。この、「よし!明日もがんばろう!」という気持ち。

キャストも私が憧れている大好きな女優さんばかり。
キレイな人揃いで、唯一親近感が湧かなかった点ではあるんだけどね。(笑)


それぞれの女性の前に現れる、男性の描写も興味深い。
どれも「いるいる~」と言いたくなるような人ばかり。
要潤は、その端正な顔立ちの鼻っ面をへし折りたくなったし、向井理には「女心がわかっとらーん!」と一括したくなった。段田安則のような調子のいいオジさんもよく見るし、上地雄輔の優しさには泣けてしまった。

SEX and the CITY」の、邦画バージョンってとこでしょうか。
いや、SATCよりずっと健全なんだけど。(笑)
面白かった♪そして女子に生まれてよかった♪


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それでもボクはやってない

2012-11-03 21:14:06 | 邦画

2007年 日本作品 143分 東宝配給
STAFF
監督・脚本:周防正行
CAST
加瀬亮 役所広司 小日向文世 瀬戸朝香 山本耕史 もたいまさこ 鈴木蘭々


■Story

フリーターの金子徹平は、会社の面接に向かうため通勤ラッシュの電車に乗っていた。
そして、乗換えの駅でホームに降り立った彼は女子中学生から痴漢行為を問いただされる。
そのまま駅員によって駅事務所へ連れて行かれた徹平は、やがて警察へと引き渡される。
警察署、そして検察庁での取り調べでも徹平は一貫して“何もやっていない”と訴え続けるが、そんな主張をまともに聞いてくれる者はいなかった。
そして、徹平は具体的な証拠もないまま、ついに起訴され、法廷で全面的に争うことになるのだが…。
allcinemaより)


■Review



痴漢冤罪事件と聞いて思い浮かべるのは、乃南アサ著の「死んでも忘れない」。
あれは被害者だと訴える女性が確信犯であり、まんまとハメられてしまった主人公のサラリーマンは示談金を言われるがまま払ってしまったのだっけかな?
でもそれでも周りからはあることないこと噂され、家庭も壊れそうになる…という話だったかと記憶しています。
それに比べれば、無実を信じてくれる母親や友達がいてくれて、協力者まで現れ、弁護士にも恵まれた主人公は幸せな方?


いやいやいやいや!!ブン( ̄ロ ̄= ̄ロ ̄)ブン
そもそもこんなことに巻き込まれたのが不運この上ない。
それに何なのよ!?弁護士以外の誰もがマニュアル通りの仕事っぷりは!
憎むべきは真犯人です。
この被害者は「死んでも忘れない」の女性のように、主人公をハメようとしたわけではない。
それなのに、いろいろと自分の都合のいいように解釈してしまった被害者の女子中学生、融通の利かないマニュアル通りの駅員、やっつけ仕事の刑事と検察、出世を気にする裁判官…。とにかく主人公の無実の証明を阻む者すべてが憎らしくて仕方がなかった!
こんな単純な私には、絶対に裁判官も弁護士も向かない職業だわ。( ̄∇ ̄)(←なりたくてもなれないケド。)
もし裁判員裁判で自分がこんな案件に選ばれた場合、冷静に成り行きを見られるかどうか自信ありません。
(調べたところ、裁判員裁判は殺人、強盗、誘拐など、重大な犯罪しか対象にはならないそうですが。)


痴漢に対して厳しい処罰で罰することは女性としては嬉しい限りだけれども、捜査にあたる人には冷静に対処して欲しい。無罪の人まで罰せられたんじゃ、本末転倒。
というより、もうやっつけ仕事になってしまうくらい頻繁に痴漢事件が起こることが問題なのか…。
せめて判決を下す裁判員は、公平な立場でいてもらいたい。
最後に出てくるテロップ通り。
「あなたが裁いて欲しいと思う裁き方をしてください。」


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南極料理人

2012-11-02 14:44:31 | 邦画

2009年 日本作品 125分 東京テアトル配給
STAFF
監督・脚本:沖田修一
原作:西村淳『面白南極料理人』『面白南極料理人 笑う食卓』(新潮文庫刊)
CAST
堺雅人 生瀬勝久 きたろう 高良健吾 豊原功補 古舘寛治 小浜正寛 黒田大輔


おいしいごはん、
できました。

氷点下54℃、
家族が待つ日本までの距離
14,000km
究極の単身赴任。


■Story

日本からはるか14,000キロの彼方、平均気温マイナス57℃という過酷な場所に建つ南極ドームふじ基地。
ここに、観測隊の一員としてやってきた西村淳の任務は、総勢8名の男たちの食事を用意すること。
日本に残してきた妻と8歳になる娘、そして生まれたばかりの息子のことが気に掛かりながらも、腕によりをかけた料理で男たちの胃袋を満たしていく。
とはいえ、食材は豪華でも新たな調達のきかない最果ての地で、日々のメニューに変化を付けるのは至難のワザ。
おまけに、想像を絶する過酷な生活で隊員たちの疲労とフラストレーションもピークに達していくが…。
allcinemaより)


■Review



私はなかなか面白く観た。
ほんと、置かれてる環境こそ平均気温マイナス57℃という想像もつかない壮絶な場所だけれども、内容はただ起きて、ご飯食べて、飲んで、騒いで、仕事もたまに(?)して…という単調なもの。

豆まきをすれば、鬼役の若者をパンツ一丁にしてマイナス57℃の極寒に放り出し、
はたまたその極寒の中で、全員パンツ一丁になって記念撮影を試みたり、
肉の塊に火をつけて、振り回しながら追いかけっこしたり、
う○この大きさに騒いだり…。
男八人も集まれば、大バカ集団の一丁あがり。┐(´-`)┌ フッ

正直、「だからなに?」と言いたくなるような内容です。(苦笑)


でもそんなバカ野郎どもの愚行奇行を見て癒され、堺さんの丁寧な料理っぷりを見て感嘆し、出来上がった料理を見て自分も何か美味しいものを食べたくなる…。
そんな単純な愉しみ方が出来れば、「観る価値の無い作品」とは言えないのでは?

まぁ、どんな贔屓目でみても二時間超えの尺は長すぎだと思うけど。( ̄▽ ̄;)
まぁ、私が堺さん好きだから、かなり甘めな評価だけど。( ̄▽ ̄;)

堺さん好きのチェックポイントとしては、髪が長くなって割烹着を着た姿が、給食のおばさんに見えてくるトコでしょうか。
ってか、あたしゃ~スエット姿でTVの前でゴロゴロし、放屁する堺さんの姿にショックじゃよ。
これじゃ~うちの旦那と変わらないじゃないか。o(T^T)oくぅぅ…


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ラヂオの時間

2012-10-25 22:39:58 | 邦画



1997年 日本作品 103分 東宝配給
STAFF
監督と脚本:三谷幸喜
原作:三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ
CAST
唐沢寿明 鈴木京香 西村雅彦 戸田恵子 井上順 細川俊之 布施明 藤村俊二 小野武彦


■Story

生放送のラジオドラマを控え、緊張気味のスタジオ。
初めて書いた脚本が採用された主婦のみやこも、直前のリハーサルを見学していた。
そんな中、突然主演の人気女優が設定を変えたいと文句を言い始める。困り果てたプロデューサーは、みやこに脚本の書き直しを依頼。
だが他の出演者も口々に不満を漏らしはじめ、メロドラマだった物語は次第にアクションへと変貌してゆく。
allcinemaより)


 ■Review



あー、何度観てもお腹がいたい…。
三谷作品はどれも好きだけれども、初監督でもあるこの作品が、多分一番三谷監督の持ち味が出ていると思います。
とにかく1カット長回しで撮るという劇作家ならではの手法が、臨場感を生むんです。
その臨場感が、ラジオ生放送番組という設定と上手く合わさって、よりスリリング。
ある意味、「24-TWENTY FOUR-」より手に汗握るかと。(笑)
映像と真逆のラジオをテーマに映画を作るというのも、面白い発想です。


そもそも、これ、誇張こそしているけれども、あながちありえない話じゃありません。
放送業界の端くれで働いていた経験があるのですが、役者って結構ワガママな人が多い(;-_-)
ありえない注文を、本番もしくは放送直前で平気で出してきたりします。
また、役者含めてスタッフも、こういう業界で働いている人というのは他人から見れば変なこだわりを持った頑固者が多い。職人肌というのでしょうか。
だから、「元彼を奪った女の名前と同じ役名はイヤ」「マシンガンといったらシカゴ。NYはありえない」「私はアナウンサーだ。ウソの設定は読めない」などと、融通の利かない人が次々出てくるのもやけにリアル~。(笑)


そんな脚本を次々とめちゃくちゃにされる原作者の鈴木京香が、ついにキレて叫びます。

「本の通りにやってください!!」(`ロ´)

あれは、作家である三谷監督の、心の叫びなのかな?(笑)


ところで、三谷作品の楽しみの一つでもある、豪華なキャストのカメオ出演。
やっぱり今作で一番びっくりしたのは、トラックの運転手こと、世界の渡辺謙でしょうか。
前回観たのはかなり前なので、気付きませんでした。今回観てビックリしたぁ。


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ツナグ

2012-10-16 09:00:15 | 邦画



2012年 日本作品 129分 東宝配給
STAFF
監督・脚本:平川雄一朗
原作:辻村深月『ツナグ』
CAST
松坂桃李 樹木希林 佐藤隆太 桐谷美玲 橋本愛 大野いと 遠藤憲一


あなたがもう一度、
会いたい人は誰ですか?

奇跡は、一度だけ、想いをつなぐ。

■Story

“使者(ツナグ)”とは、たった一人と一度だけ、死者との再会を叶えてくれる案内人。
そんな都市伝説のような噂にすがって依頼に訪れたのは、癌で亡くなった母との再会を願う中年男性、畠田。
しかし彼の前に現われたのは、一見ごく普通の高校生、渋谷歩美だった。
その歩美のもとにはさらに、喧嘩別れしたまま事故死してしまった親友・奈津に会いたいという女子高生、嵐、7年前に突然失踪してしまった恋人・キラリの消息を知りたいサラリーマン、土谷が依頼を持ち込んでくる。
しかし当の歩美は、ツナグを祖母から引き継ぐ見習いの身だった。
やがて、死者との再会を仲介するという行為に疑問を感じ始める歩美だったが…。
allcinemaより)


■Review



いい作品だったんだけど、原作が良いからなぁ。原作の力のような気がします。
原作をぶち壊すようなことにならなくてよかった、というのが正直な感想。
でも、劇場内は号泣しているお客さんが多かったです。あちこちからズルズルと洟をすする音。
でも皆さん、最後の恋人のエピソードに一番号泣している様子でしたが、私はやっぱり自身の経験と重ねてか、一番最初の母子のエピソードに泣かされた。
私も母に会いたい。
でも、朝が来たらもう一度別れなくてはいけない。それは何だか辛すぎる気がします。
叶うなら、絶対に母に会いたい。最高の一晩になるだろう。でも朝が来たときの絶望感はハンパないんじゃないだろうか。追いかけたくなってしまうかもしれない。
だから、「ツナグ」って果たして幸せなことなのかな?なんて思いもグルグル…。

ってか、そもそも、そんな真剣に考えても仕方ないっつぅの。(苦笑)

そういえば、母を亡くしたばかりの頃、とある人から言われた一言が引っかかってました。
「大切なのは生きている人の生活だからね」
亡くしたばかりということもあり、反論したくなったこの言葉。
でも、今ならなんとなく分かります。
作品中にもこんなセリフが出てきます。

「事実はわからない。でも今一番大切なのは、今目の前にいるばぁちゃんの震えを止めてあげること。死者の物語りは、生きている者のためにあってほしい」

丸暗記しているわけではないので若干違うかもしれませんが、こんな内容。

これは原作を読んでいるときも、ハッとさせられた言葉。

なんか、、、それでいいんだなって。
人間、生きてるだけで自分本位なんだし、都合のいいように解釈して生き易いように生きて、いつか天国で再会したとき、「え?違った?ごめんね~あはは!」
って言えばいいのかなって思いなおした。

うん、色々考えさせられた作品だったなぁ。


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ジャージの二人

2012-10-04 21:33:43 | 邦画

2008年 日本作品 93分 ザナドゥー配給
STAFF
監督・脚本:中村義洋
原作:長嶋有『ジャージの二人』(集英社刊)
CAST
堺雅人 鮎川誠 水野美紀 田中あさみ ダンカン 大楠道代


ワケあり父子(おやこ)の、何もしない夏休み。

■Story

暑い夏のある日、会社を辞めたばかりの32歳の息子は、グラビアカメラマンの父に誘われ、北軽井沢の山荘へと避暑に向かう。
そして山荘に着くや、古着のジャージに身を包んだ二人。
息子は妻に浮気をされているらしく、一方の父親も三度目となる結婚生活にまたもや危機が訪れていた。
そんな悩み多き日常から逃げるべく、こののどかな山荘で、のんびりしたスローライフを満喫してリフレッシュをと決め込む二人だったが…。
allcinemaより)



■Review

なんかこう、、、ゆるいよねぇ…。


なんかこう、、、他人のなんてことない夏休みをただ覗いたような気がするよね…。


なんかこう、、、つまらなかった…。(-∀-`; )


劇的な展開が何もなく、ただただ日常を描くというのは、他の作品にもよく観られるストーリーだし別にいい。
でも、そういう作品こそ、脚本力、演技力、編集力、すべてにおいて求められるハードルが上がると思うのです。
それをクリアしてなかったように思う。
クリアしてないと、「なんのために映画にしたの?」という根本的な問題に行き着いてしまう。
唯一私がこの作品から読み取ったのは、
「ジャージになると、ダラダラしちゃうよねぇ~」
ということでしょうか…(^^;)

一番気になったのは、お父さん役の鮎川誠の声がくぐもっていてよく聞こえないこと。
それが「味」なのかもしれないけど、セリフが聞き取れないというのは致命的。

個人的に好きな俳優、堺雅人が出ているということで、何とか最後まで観られました。
あと、別荘を囲んでいる森に癒されたかな。
ほんと、他人のなんてことない夏休みを覗いてしまっただけのような気がする…。


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鍵泥棒のメソッド

2012-10-02 22:31:14 | 邦画



2012年 日本作品 128分 クロックワークス配給
STAFF
監督・脚本:内田けんじ
CAST
堺雅人 香川照之 広末涼子 荒川良々 小野武彦 森口瑤子


入れ替わった人生、大金の行方、そして結婚――
その先にはなんと、史上最高に爽快でトキメくラストが待っている!?

■Story

自殺願望のある売れない役者・桜井武史。
ある日、銭湯で羽振りのいい男が転んだはずみに頭を強打して記憶を失う現場に居合わせる。
とっさにロッカーの鍵をすり替え、彼になりすます桜井。
ところが、その男が誰も顔を見たことがない伝説の殺し屋コンドウだったことから窮地に陥ってしまう。
一方、自分を貧乏役者の桜井だと思い込んでしまったコンドウは、真面目に演技の勉強に取り組み始める。
すると、そんなコンドウの姿に女性編集者の水嶋香苗が好意を持ってしまう。
やがて、婚活に必死な彼女からプロポーズされてしまうコンドウだったが…。
allcinemaより)



■Review



むっちゃくちゃ面白かったーぁぁ!!!(*゜∀゜)=3


内田けんじ監督作品、「アフタースクール」ではすっかり置いてけぼりをくらったのですが…。ポカ―(o゜Д゜o)―ン
今作は無事にノルことが出来ました。
二転三転する展開に、一秒たりとも目が離せません!!!(*゜∀゜)=3
いやぁ、今年ナンバーワン邦画は「ロボジー」だと思っていたんだけど、抜いちゃったかもなぁ~。

最近邦画の方が(…はっ(゜Д゜)!シャレじゃありません)、面白い作品が多いですね。
内田けんじ監督、矢口史靖監督、中島哲也監督、三谷幸喜監督がいる限り、邦画も捨てたもんじゃない。

堺雅人、広末涼子の新作と聞くと、どうしても気になって観に行っちゃいます。
その二人共演っていうんだから、観ないわけにはいかない!
お二人の何者にも染まる演技が大好きなんです。
そこに今作で、香川照之も加わっちゃったなぁ~。もぉ記憶をなくす前後のギャップがたまらない。
やっぱ名優が揃っていた方が、作品の面白みも増しますね。


ところで。


笑いが(というより何度も爆笑してしまいましたが…)満載のこちらの作品ですが、大事な教訓も学べる作品だなぁと強く思った。
まぁありきたりなんだけど、

「人生はその人の心がけ次第」

ってこと。

セレブなマンション生活から木造ボロアパートに転落したコンドウと、その逆で栄達した桜井。

でもボロに囲まれて貧乏でも、コンドウは一冊のノートとペンで事態を好転させようと試み、部屋は大掃除し、素敵な女性と出会う。d((+・∀・+))b ォオッ☆
一方桜井は、超一流のモノに囲まれ大金を手にしても、結局浪費してスッカラカン。ポカ―(o゜Д゜o)―ン

ご本人はコンドウタイプだろうに堺雅人、ダメダメ人間もうまい。(笑)
クヒオ大佐」を思い出しました。

やっぱ人間、地道に腐ることなく頑張らなくちゃダメなんだね~。

そんなことを思わされた作品でした。

こりゃ~DVD出たら絶対に買うっ!!!!(*゜∀゜)=3
だって、堺雅人と香川照之のお○りが拝めるし!



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岳-ガク-

2012-10-01 16:21:20 | 邦画



2010年 日本作品 126分 東宝配給
STAFF
監督:片山修
脚本:吉田智子 原作:石塚真一『岳-ガク-』
CAST
小栗旬 長澤まさみ 佐々木蔵之介 石田卓也 渡部篤郎 石黒賢


■Story

雄大な北アルプス山系。誰よりも山を愛する男・島崎三歩は、ここで山岳救助ボランティアとして登山者たちの命を守っていた。
そんな三歩の暮らす山に、北部警察署山岳救助隊に配属されたばかりの椎名久美がやって来る。
同じ山岳救助隊の隊長・野田や三歩の指導の下、着実に成長していく久美だったが、実際の救助では遭難者を救うことが出来ない日々が続き、自らの未熟さに次第に自信を無くしてしまう。
そんな時、猛吹雪の雪山で多重遭難が発生、仲間と共に懸命の救助へと向かう久美だったが…。
allcinemaより)

■Review

 「絶対彼氏」に引き続き、最近読んでいる数少ない漫画が原作です。
漫画全編通しての、印象深いエピソードをピックアップして、ダイジェスト版にしたような作品。
でも、何だか素直に感動してしまった。
特に、ナオタとお父さんのエピソードには涙涙。:+.゜(*´□`*)゜.+:
ナオタ役の子、小林海人くんが、キャストの中で一番演技が上手だったように思います。
小栗旬は、先日「OD4」を観たばかりなので、真逆の役が観られて面白かった。

けど、原作では山の怖さと同じくらい、山の素晴らしさをも訴えてくる作品だったのに対して、この映画は、山の怖さしか感じ取れなかった。
原作者の石塚さん自身も登山愛好家というだけあって、漫画からは三歩の存在を筆頭に山への愛がこれでもかというくらい伝わってくるんです。
登山なんか、中学の遠足と修学旅行で高尾山と筑波山(しかも天候悪く、途中で打ち切りになった)しか経験がない自分ですら、「山登ってみようかな」なんて血迷ってしまうほど。(笑)
けど、この映画を観て思ったのは、「やっぱり山なんか行~かない!!」((;゜Д゜)ガクガクブルブル
もう壮絶なシーン多すぎ!
こんな感想は、石塚さんの本望じゃないかもしれませんね。(^^;)
ってことで、もう少し山のメリットも訴えてくる作品だったら、もっと良かったのになぁ~と思いました。


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踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

2012-09-07 17:50:36 | 邦画

  

2012年 日本作品 126分 東宝配給
STAFF
監督:本広克行
脚本:君塚良一
CAST
織田裕二 深津絵里 ユースケ・サンタマリア 伊藤淳史 小栗旬 香取慎吾 柳葉敏郎


■Story

湾岸署管内で国際環境エネルギーサミットが開催され、湾岸署署員たちが警備に駆り出されている中、誘拐事件が発生、その数時間後には被害者が射殺体で発見される。
しかも犯行に使われた拳銃は、警察が押収したものだった。
警察の関与が疑われる事態に、すべての捜査情報は鳥飼管理官のもとに集められ、所轄捜査員には一切開示されないという異例の捜査体制が採られることに。
そんな中で発生した第2の殺人事件が、青島をさらに窮地に追い込む。
それでも懸命に捜査を続けた青島に、“真下の息子が誘拐された”という最悪の知らせがもたらされる。
allcinemaより)


■Review

待ってました!初日初回に行ってまいりました!

まだ感想書いてませんが、先日この映画に先駆けて放送されたTVSPを観てガッカリ。前作の「OD3」も…。「OD3」って、一回しか観てないもんなぁ…。他のはセリフを覚えちゃうくらい何度も観てるのに。
ってなわけで、もう「踊る~」も潮時なのかな~、FINALで丁度いいかもね~なんて思っていたのですが、今回いいじゃないですかー!!!!
青島と室井という原点に返ったことで、今まで違和感を感じていた新キャラ達も初めて馴染んでいたと思う。
ちょっと犯人との決着のつけ方は唐突すぎやしないかい?というツッコミはありますが…(^^;)
そして犯人達の正体がね、もう、ふふふ…。「踊る」シリーズには珍しく、犯人の正体にビックリ…。あ、いや、これ以上言っちゃダメか…。
とにかく、最近のシリーズには欠けていたものを、やっと取り戻してくれたように思います。
これはまたセリフ覚えるほど観るだろうね。(笑)
そして、また続編が観たくなっちゃった~。。゜(゜ノ∀`゜)゜。アヒャヒャ
「海猿」もラストメッセージって言ってから新作出してたんだから、いいじゃーん。
スマスマでユースケ・サンタマリアが「みなさんの署名次第です!」なんてふざけて言ってたけど、ほんとなら署名活動するよ?(笑)

ところで、今回のパンフはまたなかなか面白い。
「OD3」でもKeep Outという黄色い鑑識のテープで封をしてあるなど手が込んでいましたが、今回はコレ。



機密文書在中 湾岸署」とな。

「踊るのパンフください!!!(*゜∀゜)=3」と売店の店員さんに言ってこれを出されたとき、一瞬「おい、茶封筒でラッピングするなよ!」と思ってしまいました。
よく見ればこれもパンフの一部。ちゃんとこの後ビニール袋に入れてくれました(^^;)
よかった、すぐ突っ込まなくて。(笑)

あ~、ファイナル寂しいよ~~~~!!


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