pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

おしゃれ泥棒

2011-04-27 00:28:15 | アメリカ映画(あ行)



1966年 アメリカ作品 126分 20世紀FOX配給
原題:HOW TO STEAL A MILLION
STAFF
監督:ウィリアム・ワイラー
脚本:ハリー・カーニッツ
CAST
オードリー・ヘプバーン ピーター・オトゥール イーライ・ウォラック ヒュー・グリフィス


何て漫画みたいな展開!けど面白かったー!!
最近の映画で犯罪モノといったら、やたらハイテクなものばかり出てきて、一般人の自分から見たら一体それは実現可能なのか絵空事なのかすら分からないもんばかりだけど、1966年のこの映画では、磁石で鍵を手繰り寄せたり、ブーメランで赤外線(?)に触れて警報機を二度も鳴らし、警官に誤作動と思わせて本番には警報機を切らせる、など、なかなかリアルな方法。リアルなだけにその機転や脚本の出来に、より一層感心しちゃいます。またそれがおしゃれ!現場に足を運ぶことなくパソコンのみで成し遂げる犯罪よりおしゃれなんだなぁ~。オードリーの容姿のおかげでもあるのかな。

何だか最近、前回の「チキ・チキ・バン・バン」もそうだけど、古い映画が好きになってきたかも。古い=ダサい、じゃなくて、レトロでありおしゃれであり、台詞はウィットに富んでて面白い。なんか数打ちゃ当たるとばかりに似たような作品が多い最近の映画とは違って、練りに練って大切に製作されてる作品が多いように思う。邦題も昔の作品の方がうまい。自分が生まれる前の作品に興味が出てきたよ。

パリの風景は今もこの頃も全然変わらないんだね。
パリが舞台でありながら、パリで生まれ育ったというニコル(オードリー)も、フランス人だと名乗るそのパパ(ヒュー・グリフィス)も、誰も彼も話すのは英語なのはちょっと笑ってしまった。一応気を遣った(?)のか「ダディ」とは呼ばず、フランス語風アクセントで「パパ」とは呼んでたけど。

 
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チキ・チキ・バン・バン

2011-04-15 19:22:09 | イギリス映画



1968年 イギリス作品 143分 UA配給
原題:CHITTY CHITTY BANG BANG
STAFF
監督:ケン・ヒューズ
脚本:ケン・ヒューズ ロアルド・ダール
CAST
ディック・ヴァン・ダイク サリー・アン・ハウズ  アドリアン・ホール ゲルト・フレーベ


冒頭7分は、煙を吹いて車が走ってるレーシング大会の様子ばかりが延々と流れます。客席に突っ込む事故多発で、「おいおい、これ面白いのか?車が空飛ぶ夢のある話じゃないの?」なんて不安になるも、いらない心配でした!2月に旅行で訪れたばかりの、ドイツのノイシュバンシュタイン城がロケ地だったのも嬉しい偶然★
ディック・ヴァン・ダイク演じるお父さんは優しくてかっこいいし(ヒュー・グラントに似てると思った。)、子供達は二人とも素直で可愛いし、トルーリー(サリー・アン・ハウズ)もサバサバしてて素敵な女性だし、それに何よりあの有名な曲チキ・チキ・バン・バン♪が流れると一気にテンションアップ!!途中からガラリと話の進み方が変わって、「あれ?」って思うも、ラストまで観てみれば気の利いたエンディングに繋がっていて、本当に楽しい作品でした(*^^*) 

空を飛んでいる時の合成は、まるで15年くらい前のフレームにハマって撮るプリクラみたいになってるけど(笑)、技術と話の面白さって比例しない。むしろそのレトロさがワクワク感を盛り上げてくれる要素の1つかも。今同じ脚本で撮影したらよりリアルな画を撮れると思うけど、こんなにワクワクさせられないんじゃないかな~と思います。
チキ・チキ・バン・バン♪チキ・チキ・バン・バン♪
しばらく頭から抜けそうにありません。(笑)


 
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クール・ランニング

2011-04-09 21:25:07 | アメリカ映画(か行)



1993年 アメリカ作品 98分 ブエナ配給
原題:COOL RUNNINGS
STAFF
監督:ジョン・タートルトーブ
脚本:リン・シーファート トミー・スワードロー マイケル・ゴールドバーグ
CAST
レオン ダグ・E・ダグ マリク・ヨバ ジョン・キャンディ レイモンド・J・バリー


ボブスレーの選手の話で「クール・ランニング」というタイトルを聞いたら、「寒い中走る」って意味か、「かっこよく走る」っていう意味かなぁと思っていたら、「良い旅を」という意味らしいです。〝Good Luck〝みたいな感じなのかな?

この作品は実話に基いているということだけど、冬季オリンピック観てると、南国の選手を見かけることあるよね。普段の練習環境にも、本番の舞台の環境にも大きなハンデがあるので、いい成績が出せない事がほとんどなんだけど、ものすごく応援してあげたくなっちゃう。無事にゴール出来たことでめちゃくちゃ感動しちゃう。それなのに、このジャマイカのボブスレー選手たちは充分にメダルを狙えるタイムまで出してしまったっていうんだから、この時のオリンピックは皆相当盛り上がっただろうなぁ。

本命の陸上でオリンピック出場をかけて選手会に出るが、隣のレーンの選手の転倒の巻き添えをくって出場出来ず→けどオリンピック出場が諦められず、ボブスレーの「ボ」の字も知らないくせに、同じく出場できなかった選手2人(転倒した人本人+巻き添えをくったもう一人)と幼馴染でチームを組んで冬季オリンピックを目指す、というハチャメチャな展開が、雪景色には似合わないジャマイカの南国のノリで軽快に描かれているので、応援したくなるとか心配するとか感動するというよりは、もうそのハチャメチャぶりとアンバランスさを笑うしかないって感じ。とても清清しい作品でした。作品中流れるレゲエの音楽でスーパーマリオ思い出しちゃったよ。

 
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connie & carla コニー&カーラ

2011-04-04 23:54:45 | アメリカ映画(か行)



2004年 アメリカ作品 98分 UIP配給
原題:CONNIE AND CARLA
STAFF
監督:マイケル・レンベック
脚本:ニア・ヴァルダロス
CAST
ニア・ヴァルダロス トニ・コレット デヴィッド・ドゥカヴニー スティーヴン・スピネラ ダッシュ・ミホク


ゲイのナイトクラブでゲイ(ようは男)のフリをしてショーをする女二人のコニー&カーラ。
けど、カーラ(トニ・コレット)が…、リアルゲイに見えてしまった…。(^^;)
骨格とかは女性なんだけど、顔が…。
女性の格好をしながら男に見せるため色んな努力してたけど、そんな努力するまでもなくいけるんじゃないかなぁと。(失礼)
パッケージのトニ・コレット(右)をみた感じだと、「シカゴ」のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ似だと思ったんだけどなぁ。

その「シカゴ」や、「NINE」、「バーレスク」「ドリームガールズ」などなど、ショーガールが観れる作品は大好き!
けど、これはショーガールならぬ、ドラッグクイーン。ドラッグクイーンって言葉、初めて知りました。麻薬中毒者かと思うよね。女性の格好をしてパフォーマンスをする男性のことだそうです。あれ、けどコニー&カラーは元々女性なんだから、結局ショーガールなのか?分からなくなってきた。(笑)挙げた他の作品のように本格的な歌と踊りに鳥肌を立たせる、というよりは、コニー&カーラのゲイに見せるための涙ぐましい努力とゲイ達のドタバタを楽しむ完全なコメディ作品。ところで、婚約者のお兄さんがゲイって、そんなに悩むことなんですかね?「化け物」とまで言って去っていったジェフ(デヴィッド・ドゥカヴニー)の彼女だったけど、自分だったらむしろ喜んじゃう。ゲイの義理の兄弟なんて羨ましいなぁ~~!ゲイ・バーに行ってみたい今日この頃です。(笑)
コニー&カラーを追うため、全米中のミュージカルを観て周るうちにハマってしまったギャングが可愛かった!


 
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