pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

アルマゲドン

2009-07-21 21:58:19 | アメリカ映画(あ行)



1998年 アメリカ作品 150分 ブエナビスタ配給
原題:ARMAGEDDON
STAFF
監督:マイケル・ベイ
脚本:ジョナサン・ヘンズリー J・J・エイブラムス スコット・マイケル・ローゼンバーグ
CAST
ブルース・ウィリス ベン・アフレック リヴ・タイラー オーウェン・ウィルソン  ビリー・ボブ・ソーントン


オーウェンの出演作品を探してたら行き着きました。「プリズン・ブレイク2」以降のマホーン役、ウィリアム・フィクトナーの出演作品も最近探してたので嬉しい偶然です 久々に観てみれば、他もかなり豪華なキャストだね。初めて観た時は「タイタニック」しか洋画を観たことなかったので、全然俳優に詳しくありませんでした。荒れくれ者たちに頭を悩ますトルーマン役が、本当の荒れくれ者のビリー・ボブ・ソーントンなのも笑える。けど、皆が地球滅亡の危機を脱したと手放しで喜ぶ中父親を失ったグレースに唯一気遣う様子は、他の作品では観たこと無いビリーの優しい表情が見れたように思います。

同時期に上映された上に似たようなテーマだったため、「ディープ・インパクト」とやたら比べられてるようだけど、こちらのが大規模な娯楽映画かな。「ディープ・インパクト」は地球に残っている人たちの迫り来る恐怖が伝わってくる作品だったけど、この「アルマゲドン」では隕石で豪快に街が崩壊していく様子がもう気持ち良くてスカッとする。(笑)ストーリーもAJのキャラが好きになれなかったのがマイナスだけど、ラストのハリーの選択にはホロリとさせられます

アカデミー賞とラジー賞にノミネートされたコノ作品。評価の良し悪しの分かれ目って紙一重なんだなぁ。莫大な制作費をかけた映像で魅せる娯楽大作映画も、たまには観たくなるもんだけどねぇ。

【字幕翻訳:戸田奈津子】


アマルフィ 女神の報酬

2009-07-20 20:17:58 | 邦画



2009年 日本作品 125分 東宝配給
STAFF
監督:西谷弘
原作:真保裕一
CAST
織田裕二 天海祐希 戸田恵梨香 佐藤浩市 大塚寧々 福山雅治


続編嫌いが有名で、特別編だ、映画だ、また映画だと続く「踊る大捜査線」も毎回反対だったという織田裕二が、「この主人公黒田はまた演じたい、もっとこの男を知りたいと思った」とインタビューで語ってたように、自分もそれを希望 過去も知りたいし、未来も知りたい!ちなみにdocomo動画で黒田の過去が観れるらしいけど、そんなもん観れる最新機種も持ってなければ使いこなせるはずもないので、DVDが発売の時に映像特典に入るだろうと思ってる自分はあまいかな?(笑)

イタリアの景色もさることながら、個人的には織田裕二と福山雅治の2ショットという贅沢な画に興奮してしまった自分… 二人とも好きな俳優なので念願叶ったり それだけで映画館で観た甲斐あったってもんです。
なんて言ってしまうとストーリーはつまらなかったと聞こえてしまうかもしれないけど、ストーリーもなかなか面白かったです。言葉がまったく分からない・通じない国で事件に巻き込まれてしまうだなんて、不安と恐怖は倍増だね。自分もイタリア語はまったく分からないので、天海祐希演じるお母さんの心情がヒシヒシと伝わりました。赤ん坊を持った女性はスリ、女性一人で出歩けばナンパの対象。あまり治安が良くないんだね。去年女友達がイタリアへ一人旅に行ったんだけれども勇気あったなぁ

ちょっと気になったのはサラ・ブライトマンの存在かな。主題歌なのはいいんだけど、彼女のコンサートのシーンが不自然に長く続いたように思えました。宣伝かと思うくらい。

イタリアの風景を満喫する事も出来たけど、やっぱりイタリアの風景を背景にするには、サスペンスよりラブロマンス、「冷静と情熱のあいだ」の方が映えるかなぁとも思いました。

ちなみに。パンフレットに「踊る大捜査線の3」に関する記述が。
来年、公開決定ですって
待ってました~~~~~~v(≧∇≦)v いえぇぇぇぇいっ♪


ロミオ&ジュリエット

2009-07-20 20:14:13 | アメリカ映画(ら行)



1996年 アメリカ作品 120分 20世紀FOX配給
原題:ROMEO + JULIET
STAFF
監督:バズ・ラーマン
脚本:バズ・ラーマン クレイグ・ピアース
CAST
レオナルド・ディカプリオ クレア・デインズ ジョン・レグイザモ ポール・ラッド


タイタニック」を観たら、久々に昔のレオの作品も観たくなってしまい久々に鑑賞。やっぱりこの頃のレオはいい!華奢で甘いフェイスと甘い声。自分のそんな王子様みたいな役ばかり回ってきてしまう容貌を嫌い、中年太りしてヒゲを生やして男ぐさい作品ばかりを選んでる最近だけど、こういう役のが合ってると思います。

でも、こんなテンション高い作品だったっけ?
セリフは古典のまま、でも他は全部現代風だなんて喜劇としか思えん。うざったいだけ。(苦笑)
アロハシャツを着て詩的なセリフをずらずら述べられても入り込めるはずがない。シェークスピアを冒瀆してると思う人もいるでしょうね。これじゃ名家の争いというより、暴力団の組の争い
キャストはレオ&クレア・デインズで文句はないけど、こんなアレンジなんかせずに普通にシェークスピアの世界観を映像化したロミオ&ジュリエットを、このキャストで観てみたかったなぁ~。

【字幕翻訳:?】


許されざる者

2009-07-12 17:50:22 | アメリカ映画(や行)



1992年 アメリカ作品 131分 ワーナー・ブラザース配給
原題:UNFORGIVEN
STAFF
監督:クリント・イーストウッド
脚本:デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
CAST
クリント・イーストウッド ジーン・ハックマン モーガン・フリーマン リチャード・ハリス


グラン・トリノ」のメッセージとは全く逆の作品。まぁ、これは西部劇なんだから、現代劇と比べること自体おかしいのだけれども。最後の西部劇作家と言われているイーストウッドが恩師二人に捧げた作品だそうです。これが西部劇作家・役者として最後の作品、そしてグラン・トリノが役者人生最後の作品と言われてるんだね。一貫してぶれることのない、計画性に溢れた彼の役者人生の送り方、とても好感が持てます。

ただ、彼の出演作品を何作か観てたからこそ「役者人生最後の作品」と言われてる「グラン・トリノ」を観た時は感慨深かったものの、彼の西部劇はこれが初めて観た作品なので特別な感情が何も湧かなかったのが事実…。

以前は酒を浴びるように飲み、女子供を見境なく殺しまくった。今は亡くなった妻のおかげで真人間になれたと語り、お酒も殺しも足を洗った。しかし、生活費と養育費のために再び殺しを行う。かつての相棒が屈辱的な殺し方をされ、復讐にも目覚めた。そんな彼は幸せなのかな?そんな道徳的に考えてしまう自分は、まだ西部劇の楽しみ方を知らないんだろうね。
ミリオンダラー・ベイビー」の、イーストウッドとモーガン・フリーマンというベテランコンビが観れたのは嬉しかったです。


改訂新版 死ぬまでに観たい映画1001本 対象作品
(スティーヴン・ジェイ・シュナイダー著/ネコ パブリッシング)


踊る大捜査線 THE MOVIE

2009-07-12 00:42:13 | 邦画



1998年 日本作品 119分 東宝配給
STAFF
監督:本広克行
脚本:君塚良一
CAST
織田裕二 柳葉敏郎 深津絵里 いかりや長介 小泉今日子 ユースケ・サンタマリア


一体何度観てしまうのだろう…。「TVでやってるなぁ~。ちょっとだけ観ようかな。」と腰を下ろしたが最後。やっぱりエンディングまで観てしまいました もうこれ11年も前の作品になるのかぁ。ビックリです TVシリーズを知らなかったあたしは友人の付き合いで映画館まで行き、どっぷりハマってしまってTVシリーズを一気に観たんだったっけ。また久々にシリーズ観たくなってきたぁ~。

んなわけで何度も観てる作品だけれども、学生の時に観てた時とちょっと違う見方が今回出来ました。現場を知らない上層部が好き勝手な事を言って、下っ端は正しい事が出来ない。このやるせなさやもどかしさは、会社という社会に入ればどこでもあることなんだなぁと痛感してる今日この頃の社会人4年目の自分…。青島やすみれさんの愚痴が今まではただおかしいだけだったのに、今日は「だよねぇ。」なんてため息が出てしまった自分です。室井さんみたいな人ばかりが上司だったらいいのにぃぃいぃ。でも湾岸署のメンバーはみんな結束力があるからいいよね。うちの会社はといえば、結束力どころか上司に媚を売るばかりで、横のラインがまったくなく、それぞれが点々バラバラです 会社の愚痴になってしまいました、すいません。(苦笑)

ところで続編説はどこに行ったのでしょうか?「OD2」の感想を書いた一昨年から出てる話なのにまだ何も進展した話を聞かないね。ぜひファンとしては製作して欲しいとこなんだけど、とりあえず「アマルフィ」を楽しみにしたいと思います


アメリカン・ビューティー

2009-07-11 19:59:02 | アメリカ映画(あ行)



1999年 アメリカ作品 117分 UIP配給
原題:AMERICAN BEAUTY
STAFF
監督:サム・メンデス
脚本:アラン・ボール
CAST
ケヴィン・スペイシー アネット・ベニング ゾーラ・バーチ ウェス・ベントリー ミーナ・スヴァーリ


人間それぞれ何を考えてるか分からないものだねぇ。というのが率直な感想。登場人物それぞれが何かしらの隠した不安や不満やトラウマに囚われていて、傍目には「自信過剰」とまで思えるキャラクターでも例外ではない。みんな「平凡」という言葉を嫌いながらも平凡。それは同じ監督作品の「レボリューショナリー・ロード」のエイプリルとも共通する。そんな自分の内面と葛藤する人物描写が好きなんだね、サム・メンデス監督。

でもねぇ、「レボリューショナリー・ロード」は共感出来たのだけれども、この作品ではお父さんが娘の友達に恋をする、、、というより「性欲を持つ」という、好感が持てないどころかおぞましささえ感じさせる行動なので、共感出来ない また、そんなお父さんをジム・キャリーやらウィル・フェレルやらが演じるのなら笑ってやり過ごせるんだけど、厳格な顔立ちのケヴィン・スペイシーが演じたものだから、おぞましさと拒絶反応が倍増。まぁ、もし挙げた二人が演じたら、ただのコメディになってしまうんだけど。(笑)
隣人のリッキーの行動も常軌を脱した行動なので、あまり理解出来ず。それに惹かれたジェーンもまたしかり。テーマは理解出来るけど、登場人物の行動がどれも理解出来ないものだったばかりに、自分の中では評価低いです。アカデミー賞受賞作品だけど。

ラストもびっくりしたなぁ。初めて自分の平凡な人生に満足を覚えた瞬間だったのにね…。

【字幕翻訳:戸田奈津子】


改訂新版 死ぬまでに観たい映画1001本 対象作品
(スティーヴン・ジェイ・シュナイダー著/ネコ パブリッシング)


タイタニック

2009-07-05 22:32:35 | アメリカ映画(た行)



1997年 アメリカ作品 189分 20世紀FOX配給
原題:TITANIC
STAFF
監督・脚本:ジェームズ・キャメロン
CAST
レオナルド・ディカプリオ ケイト・ウィンスレット ビリー・ゼイン  キャシー・ベイツ


さぁさぁさぁさぁ!この作品の感想を書く日が来ました!!何度もしつこく書いてる事ですが、これが人生初めて観た洋画で、映画マニアになったきっかけの作品です。おそらく回数も一番多く観てるであろう映画。パンフはボロボロになるまで読み、サントラも買って聞き込み、セリフもほとんど覚えてしまった映画。そんな素晴らしい映画をなんと!9歳上の彼が「観たことない。(´▽`)」と言うので、∑(゜Д゜)アァ!?と。(笑)

やっぱり何度観てもいいなぁ。そこまで夢中になった作品なので思い出も一緒にオーバーラップしてしまい、作品そのものをシンプルに評価することが出来ないんだけど。主演二人の丁寧に語られる関係も素敵だけれども、それ以外のセリフにない描写が素晴らしいのもこの作品の特徴。一つ一つを挙げればキリがないのだけれども、バイオリニストたちのシーンや、ベッドで二人寄り添って静かに最後を迎える老夫婦のシーンが特に印象深い。でも一番印象に残ったのは100歳のローズが部屋に飾る写真かな。ジャックが救ってくれた命をジャックが教えてくれた生き方で過ごしてきたんだね。はぁ、やっぱりいい映画

ところで、最近ケイト・ウィンスレットの作品を観る機会が多く、またレオと共演した「レボリューショナリー・ロード」も観たせいか、今日「タイタニック」を観て二人の若さに驚きました。(笑)

【字幕翻訳:戸田奈津子】


改訂新版 死ぬまでに観たい映画1001本 対象作品
(スティーヴン・ジェイ・シュナイダー著/ネコ パブリッシング)


ポリー my love

2009-07-04 01:56:25 | アメリカ映画(は行)



2004年 アメリカ作品 90分 劇場未公開
原題:ALONG CAME POLLY
STAFF
監督・脚本:ジョン・ハンバーグ
CAST
ベン・スティラー ジェニファー・アニストン フィリップ・シーモア・ホフマン デブラ・メッシング


これが劇場未公開とはもったいない なかなか面白い作品でした~!
自分も極度とは言わないまでも、潔癖症+慎重派というルーベンに似た傾向があるので、ポリーのような自由奔放な異性とは合わないだろうなぁと思う反面、こんな人と付き合って解放的になりたいなぁ~なんて思っちゃいました ルーベンのような人と自分が付き合ったら、価値観は合うかもしれないけどつまらない人生になりそうだしね 似すぎてる人より、自分にない価値観も持ち合わせている、多少凹凸コンビの方が上手く行くのかもね~。

無口なルーベンのお父さんの唯一のセリフも素敵なものでした~
「過去に囚われたり、未来に期待をするな。今を生きろ。そうすれば何倍にもなって結果が伴う。」
これは今の自分には心に残る教訓でした。

気軽に観れるコメディだけど、教わるものも沢山あったよ。
下ネタも、まぁベン・スティラーですから全くなくはないですけどね(笑)、やりすぎず笑える範囲のもので面白かったです ジェニファーもキュート

【字幕翻訳:?】


つぐない

2009-07-04 01:47:39 | アメリカ映画(た行)



2007年 アメリカ作品 123分 東宝東和配給
原題:ATONEMENT
STAFF
監督:ジョー・ライト
脚本:クリストファー・ハンプトン 原作:イアン・マキューアン『贖罪』
CAST
キーラ・ナイトレイ ジェームズ・マカヴォイ シアーシャ・ローナン ロモーラ・ガライ ヴァネッサ・レッドグレーヴ


どちらも当時は自覚の出来ない感情だったのだろうけど、ロビーに対する淡い恋心と姉に対する嫉妬心から、子供がゆえの浅はかな発言によって作り出してしまった悲劇。そんなブライオニーの「つぐない」がテーマのこの作品。彼女が登場するシーンに流れるタイプライターの音をベースにしたBGMが悲壮感を漂わせます。

ところどころ一つの場面を二つの視点から描く為、時間軸が前後するシーンがあって混乱することもあった。同じ場面なのに本人とブライオニーとでは解釈が全く違うのがもどかしい!彼女の豊かな想像力と感受性が仇になってしまったのだろうけど、その才能によってなれた小説家という仕事を通して償うしかなかったのも皮肉な話です。でも、その後会うことすら出来なかった二人なのに、小説の中では結ばれ、しかもロビーはブライオニーを罵倒する。それは「つぐない」か「自己満足」になるのかは、人によって評価の分かれ目なんじゃないかな?自分は後者のが近いかも。

ブライオニーを年齢によって3人の女優が演じているのだけれども、なんかまるで同じ人の成長を追ってるようで、違和感がなくてビックリ 横分けの金髪と青い目だけではない、共通するものが3人にあったように思えました

ペネロピ」で好感度急上昇のマカヴォイは…、ペネロピの役のが良かった…。
長身でちょっと男らしさを感じさせるキーラ・ナイトレイが隣りにいたせいもあるかも?

【字幕翻訳:?】