pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

舞妓 Haaaan!!!

2008-08-30 18:47:34 | 邦画


2007年 日本作品 120分 東宝配給
STAFF
監督:水田伸生
脚本:宮藤官九郎
CAST
阿部サダヲ 堤真一 柴咲コウ 小出早織 生瀬勝久 山田孝之 真矢みき 吉行和子 伊東四朗


変な魅力…魅力と言っていいのか?とにかく変な引き込む力がある作品でした。
んも~最初はイライラしながら観てたのよ。とにかく阿部サダヲがウザイ!!ウザイったらありゃしない。あのノリ!テンション!!顔!!!髪型変だろ!!!!(言いたいほーだい。)なんでお前が柴咲コウを彼女に出来るんだ!しかもフるなよ!生意気なっっっ!!!ヾ(*`Д´*)ノ" 

でも最後まで観てしまったんだな、何故か。
映画とかドラマって、たとえコメディでも何かメッセージがあるのだろう、とか、小さな伏線があちこちに散りばめられていてそれがエンディングで生かされるのだろうとか、何かと深読みをしてしまうんだけど、これに関しちゃな~~~ぁんにもないように思えました。振り返ってみても何も思いつかん。ってか振り返ると余計混乱するわ…。後半変に重い話が出てくるし。エンディングも「はぁ…。」って感じ。何とかこじつけるならば、どんなことでもここまで1つのことに夢中になれるのは素晴らしいってか。ここまで突っ走られれば「バカ。」のひと言では語れないよね。

海外が芸者を描けばSAYURI。日本が描けば、、、コレ?(苦笑)

頭空っぽにして観れば、いいんじゃない?深く考えるとこんがらがるよ。(笑)
でもね、阿部サダヲ、柴咲コウ、堤真一とみんな体張って頑張ってたけど、一番笑ったのは山田孝之が「7は~~ん」と叫びながら走り回る姿こっちのエピソードのが観たい~。(爆)


幸せのレシピ【2回目】

2008-08-30 16:03:57 | 何回観るんですか!?

 


同じ作品を2回書くのは初めてだね!
この「何回観るんですか!?」のカテゴリーは、このブログを始めてから観た作品の中で2回目以降のものを更新していこうと思います 限られた映画鑑賞の時間の中で、数多くの作品に出会いたいと思うので、なかなか同じ作品に手が伸びないんだけど、でもやっぱいい作品は何度観てもいい!!前も書いたことあるけど、あたしってDVDを購入するのは本当に限られた作品だけ。10枚にも満たないです。この幸せのレシピはそのコレクションに加えてしまった作品です

今回も楽しく鑑賞しちゃいました!2度目以降の鑑賞はやっぱり余裕を持って観れるためか、色々細かい所に気付くことが出来るね。ケイトとゾーイを見てると、微笑ましいシーンがたくさんあって、思わずニヤニヤしてる自分に気付くということが多々ありました(^^) 前回の感想で、「完璧主義な性分のせいで心がささくれた時に、また観たくなるだろう。」なんて綴ったけど、我ながらその通り。(笑)最近また「何でこんな何もかも上手くいかないんだろ~。」なんて嘆いてて、ふとこの作品を思い出して観たくなっちゃったんだ。結果、おいしい料理に舌がとろけるように、この映画で心がフワ~っと、とろけたよ そして、またニックのような男性を夢見てしまった。(爆)

「絶対にしない。」と決めてる事をやってみる。=自分のテリトリーを脱出してみることが新しい刺激の発見の道。これは最近本当に実感してる。映画の選び方一つとってもそうだよね。とても勇気がいる行為だけど、これが幸せへの道でもあるんだろうなって思うよ。でも出来ればその手を引っ張ってくれるニック的存在がいてくれると心強いよね~


1回目鑑賞:幸せのレシピ
オリジナル:マーサの幸せレシピ


【字幕翻訳:瀧ノ島ルナ(DVD版)】


レミーのおいしいレストラン

2008-08-26 22:15:30 | 海外アニメ


2007年 アメリカ作品 120分 ブエナビスタ配給
原題:RATATOUILLE
STAFF
監督・脚本:ブラッド・バード
CAST(声の出演)
パットン・オズワルト ブライアン・デネヒー ブラッド・ギャレット ジャニーン・ガロファロー


ネズミと厨房を結びつけた発想がスゴイ…。
あ。ミッキーもネズミか。( ̄▽ ̄;)!!でもRATとMOUSEじゃ大違い。。。
出身や姿形なんて関係ない。誰でも名シェフ=誰でも夢を掴む権利があるというテーマなんだろうけど、でもドブネズミが厨房を埋め尽くす様子はリアルに想像するとちょっとおぞましい。こんなレストランがあったら認められるか、通えるかと言われれば、、、知らぬが仏で行きたい。(苦笑)
まぁ、アニメなんだから、深く考えちゃ~ダメだよね。
さすがピクサー&ディズニー映画ということで、今作も面白いしHAPPYな気持ちにさせてくれる作品でした!最後の評論家イーゴの記事は、深い言葉で心に残るね。

【字幕翻訳:?】

バタフライ・エフェクト

2008-08-23 19:40:30 | アメリカ映画(は行)


2004年 アメリカ作品 114分 アートポート配給
原題:THE BUTTERFLY EFFECT
STAFF
監督:エリック・ブレス
脚本:エリック・ブレス J・マッキー・グルーバー
CAST
アシュトン・カッチャー エイミー・スマート ウィリアム・リー・スコット エルデン・ヘンソン


観終わった後、思わず「うーん」と唸ってしまう作品。最初はもしかしてホラー?と思う雰囲気たっぷりでひるんでしまったんだけど、話が進むにつれどんどんのめり込んでしまいました。

誰でも、人生生きてれば「あの時○○してたら~」「□□してれば~」と、タラレバは必ずあると思う。人生一度きりなんだから、今日を最後の日だと思って精一杯生きようなんてよく聞くメッセージだけど、実際色んなしがらみがあったり、「今日が最後」の可能性は低いので、後々のことを考えてなかなか行動に起こせなかったりする。そんなこんなでズルズル毎日が過ぎてしまい、振り返ってみると「あの時こうしてたら、今どうなってたのかなぁ~?」なんて虚しい想像をしてしまうことも。そしてこのタイトルにもなっている、バタフライ・エフェクト。初期のごく小さな差違が、将来的に予測不能な大きな違いを生じるというカオス理論を、“一匹の蝶が羽ばたいた結果、地球の裏側で竜巻が起きる”という喩えで表した有名な言葉らしいですが、これも「なるほどなぁ~」と思える。その時は些細な事だと思ってたものが、後々振り返ってみると大きな分岐点だったりするよね。その逆もしかりだけど。この作品はそんな虚しい想像を叶え、理論を見事に描ききった作品です。
結局思うところは、何度やり直しても結果は違えど違う問題や悩みや痛みが発生するんだなってこと。最終的に落ち着いた状況は、確かに二人にとって一番いいものだったかもしれないけど、「切なさ」は一番残るラストだね。また、すべては自分次第なんだな、って思った。出会う人だって自分次第。明暗を分けるのも自分の行動と考え次第。でも、どれが最善かなんて分からない。模索して行くしかないんだね。

偶然ベガスの恋に勝つルールとアシュトンの作品が続いてしまったけど、まったく違う役柄を見れて良かった!この作品に限っていえば、アシュトンはどんな状況に陥ってもあまり人格は変わらない。でも周りの人々は辿る運命によってまったく異なる状況に。ケイリーはブロンドの髪がきれいな女子大生→場末のストリップショーガール。トミーは狂った若者→勤勉で誠実な学生。レニーは引きこもりのプラモデルオタク→学生生活をエンジョイする爽やか(?)青年に。特にレニー役のエルデン・ヘンソンは、撮影中の3週間で9キロの体重変動をして、外見の違いも表現してくれてました。スゴイ!
本当に全ては自分次第なんだね。

ちなみに話題になっている、DVDに納められた別エンディング。うわ~~~採用されなくて良かったこれ!これじゃ~ガクンと評価下がったなぁ。やっぱ切なさを残すこのラストが

【字幕翻訳:関美冬】

ベガスの恋に勝つルール

2008-08-17 23:17:13 | アメリカ映画(は行)

 

2008年 アメリカ作品 99分 20世紀FOX配給
原題:WHAT HAPPENS IN VEGAS
STAFF
監督:トム・ヴォーン
脚本:デイナ・フォックス
CAST
キャメロン・ディアス アシュトン・カッチャー ロブ・コードリー トリート・ウィリアムズ


見てて一番元気を貰える女優、そして同じ女性として憧れる女優って、キャメロン・ディアスなんだよねぇ。どんな逆境にも負けず、いつもテンション高くて大口開けて笑って。それに抜群のスタイルを生かしてファッションセンスも抜群。そんな内面も外見も具えたキャメロンの作品は毎回楽しみにしちゃいます(*∇)ウフフフフ 今回もめちゃくちゃ楽しめた若干お顔の皺やシミ?が気になったんだけど(苦笑)でもやっぱりいつも笑顔のキャメロンは可愛いーー!!恋も、お金も、人生も。幸運は、前向きな人の味方。これはキャメロンを見てれば一番説得力のある教訓だと思います。


普通恋愛って盲目の状態からスタートするもの。100点満点の「あばたもえくぼ」状態から始まるよね。でも付き合っていくうちにどんどん減点され、最悪「えくぼもあばた」になってしまう でもこの二人に関しては0点からスタートする恋愛、、、よりも悪い結婚生活。んも~お互いあの手この手で蹴落とし合い。通常男が女に暴力を振るうシーンや暴言を吐くシーンってあまり気持ちのいいもんじゃないけど、キャメロンも負けじと一枚上手の仕返しをするもんだから痛快↓特にこのシーンは、「こんなことされたら許せなーい!!」と思うんだけど、キャメロンは「チン味」とギャグに持っていくから参りました。ぺこ <(_ _)>(笑)


Mr.&Mrs スミスと、同じアシュトンの作品のジャスト・マリッジを思い出す作品だったなぁ。ホント面白かったぁ!キャメロン&アシュトンのコンビネーション最高っ!やっぱりあたしはこういう作品が好き。(笑)

【字幕翻訳:古田由紀子】


ウェディング・プランナー

2008-08-16 18:05:09 | アメリカ映画(あ行)


2001年 アメリカ作品 103分 日本ヘラルド映画配給
原題:THE WEDDING PLANNER
STAFF
監督:アダム・シャンクマン
脚本:パメラ・フォーク マイケル・エリス
CAST
ジェニファー・ロペス マシュー・マコノヒー ブリジット・ウィルソン ジャスティン・チャンバース


お約束の結末で、良くも悪くも安心して最後まで観れる作品。そんな特筆すべきとこがないだけに、そこそこ楽しめた作品だったにも関わらず、言葉があまり出てこないや。(苦笑)

お気に入りのシーンは、ジェニファー・ロペスとマシュー・マコノヒーの怒りながらのダンス。同じジェニファー・ロペスのShall we ダンス?とMr.&Mrs.スミスのアンジー&ブラピの探りあいながらのダンスシーンを思い出してしまいました。二人激しく感情をぶつけ合ってるにも関わらず、ダンスは完璧なのが笑える。
あと、結婚直前に裏切った元彼に遭遇し、しかもその横にはお腹の大きな奥さんの姿。その夜、何故自分を裏切ったヤツが幸せになってるのよ、私は利用されたんだ!と嘆くジャニファー・ロペスに、「そんな幸せそうに見えなかったよ、暗い顔してたし腹に肉もついてた。身代わりになったのは彼女(奥さん)だよ。」と語るマシュー・マコノヒーのセリフ。はい、今自分もこのジェニファー・ロペスに重なる状況でもあるので、深く心に響きました(笑)

まるで全てのことが 上手く行ってるかのように見えるよね
真実は二人しか知らない

なんて、浜崎あゆみのappearsの歌詞が頭に浮びました。

【字幕翻訳:?】

ハプニング

2008-08-16 14:48:09 | アメリカ映画(は行)


2008年 アメリカ作品 91分 20世紀FOX配給
原題:THE HAPPENING
STAFF
監督・脚本:M・ナイト・シャマラン
CAST
マーク・ウォールバーグ ゾーイ・デシャネル ジョン・レグイザモ アシュリー・サンチェス


まさか自分がこの作品を観る事になろうとは 「ポニョ」と続けて鑑賞。なんて濃い映画鑑賞。もちろんこれは予定外の鑑賞です。時間が空いてしまったからノリで観てしまいました。しかもよりによって最新の音響設備が整っている映画館で観てしまいました。怖かった~~~。もう一度お口直しにポニョを観ようかと思ったよ。(笑)

でも普段こういうものを観ないだけに、新鮮。仕事後の深夜12時過ぎの鑑賞だったのに、眠くならなかった。むしろ冴えていたと思う。普段使わない身体の一部というか、感覚が研ぎ澄まされたように思うよ。
もちろん、映像も怖い。ビルから次々と落ちてくる人々。警察官が自分の拳銃で頭をぶち抜いたのを皮切りに、次々とその拳銃を拾い上げて自分に発砲する人々。突然遭遇する首吊り自殺の集団。速度をあげて大木に向かって突進する車。芝刈り機に轢かれる男性。そして一番観ていられなかったのは、窓ガラスに頭を打ち付ける老女。真顔で自らの命を絶つ人間の姿が異様で狂った画だった。それに伴う煽る音楽も怖い怖い。( ̄ロ ̄lll) でも一番怖いのはやっぱりその原因が分からない事。分からないだけに対策を打ちようがない。でも確実にその「何か」は迫ってくる。そんな状況が一番恐怖心を煽る要因だったと思います。
そして、その「何か」の正体を100%は明かしてくれないにせよ、最近何かと問題になっている環境問題と密接な関係があるのだろうという事を暗示させる。少なからずともこの作品を観て、「自然について」多少考えた。環境破壊をテーマにしたドキュメンタリーもいいけど、こういうアプローチの仕方も強烈に印象に残すやり方だなと思ったよ。

こんだけ書く事があるというのは楽しめた証拠。それに絶対忘れない作品だろうしね。やっぱりたまには自分のテリトリーを出てみることも必要だね♪でも、ビビリなpureさんは、こういう作品は半年に1本、、1年に1本、、くらいのペースでいいかな…(笑)

【字幕翻訳:松浦美奈】

崖の上のポニョ

2008-08-16 14:13:37 | 国内アニメ


2008年 日本作品 101分 東宝配給
STAFF
監督・脚本:宮崎駿
CAST(声の出演)
山口智子 長嶋一茂 天海祐希 所ジョージ 土井洋輝 奈良柚莉愛 吉行和子


公開初日映画館に行くも、その映画館が1000円で鑑賞できる日と重なった事もあってか劇場内超満員。ポニョについては夜の部までチケット完売で観る事が出来なかった。あればビックリしたね~~~宮崎駿恐るべしと。日本人にとっては宮崎駿の新作は一大イベントなのではないかと思いました。(笑)あたしもなんだかんだ言ってジブリアニメはほとんど観てるなぁ。もののけ姫以降はすべて映画館で観てると思います。

そのもののけ姫以降のジブリアニメは、一度観ただけではテーマの全容がつかめない深い作品が多いよね。それがいいと言う人と、「トトロや魔女の宅急便のように、単純なストーリーで明るい作品の方がいい!」と言う人に分かれてるように思います。自分はと言うと、どちらもそれぞれ結構好きです。(笑)でもたまには昔のような作品も観てみたいなぁ~とは正直思っていたとこ。CGアニメが主流の今、あえて手書きに戻したというポニョは、その希望を叶えてくれる作品なんじゃないかなぁ~と期待大でした(@^◇^@) その期待は叶ったかと言うと、半分叶い半分裏切られたかな 確かにジブリアニメの独特の世界観に今回も引き込まれた。こんな床上浸水(どころじゃないけど)、大惨事じゃん。水が引いても衛生面悪いだろうしさ。なんて夢の欠片もない現実的なことを所々思うも(爆)、宗介とポニョの冒険にワクワクした。それに子供の頃って、台風とかって異様にワクワクしたなぁ。不謹慎なことを言うけど、ニュースとかで台風の被害を受けてボートで非難してる様子とか見て「楽しそう。」なんて正直思ってしまったこと。そんなことを思い出しながら見てた。でもね、ストーリーは確かに単純で分かりやすいも、パンチが足りないなぁと思ってしまったのね。同じ単純で分かりやすいストーリーのトトロや宅急便は、盛り上がりと言うか、見せ場があったんだ。でもポニョは、「え?これで終わり?」と物足りなさを感じてしまったんだよね。最近濃い作品が多かったから思うのかな?

宗介みたいな息子欲しいなぁ~。それにリサみたいなお母さん理想像だなぁ~と思ったリサを演じた山口智子さんは、めちゃくちゃ合ってて良かったですでも親を呼び捨てなのはどうなんだろうねぇとは思ったけど 所ジョージは棒読みでちょっとしらけたっス。
手書きのアニメは落ち着くね。あたしもアニメは手書きの時代に夢中になった世代だからさ。(笑)ちゃっちいかもしれないけど、温かみを感じます。

あの主題歌はやっぱりなかなか頭から抜けない~~~。

ステップ・アップ

2008-08-10 12:18:23 | アメリカ映画(さ行)


2006年 アメリカ作品 100分 エイベックス・エンタテインメント・松竹配給
原題:STEP UP
STAFF
監督:アン・フレッチャー
脚本:デュエイン・アドラー メリッサ・ローゼンバーグ
CAST
チャニング・テイタム ジェナ・ディーワン マリオ ドリュー・シドラ


ダンス映画の中では一番好きな作品かもしれな~い。
セイブ・ザ・ラストダンスの記事でも書いたけど、ダンス映画ってどれも内容は単純で軽いよね。でもあたしがダンス映画を観る時って内容は求めてない。カッコいいダンスをどれだけ多く観られるかを期待して観てます。んでこのステップ・アップは最初から最後までカッコいいダンスの連続なんだーーー「ダンスミュージックのエイベックスが贈る…」なんて言われちゃ~カッコよくないわけがない!(←エイベックス大好き人間デス。)劇場で観てサントラまで買ってしまったので、今回はお気に入りの曲が流れるとテンション倍増!!特に聴き込んでるのはドリュー・シドラの'Til The Dawn。これは曲もダンスも最高にカッコイイー!!!

この作品を通して流れる雰囲気も好き。ノーラのジェナ・ディーワン可愛いし、タイラーのチャニング・テイタムは表情が乏しくてあまりカッコよくもないんだけどいい体してましてねゲヘヘ ダンスが映えるスタイルです。二人が人気の無い港で夕日をバックに踊るシーンは特にキレイで見とれちゃいます

【字幕翻訳:?】

ブレイブ ワン

2008-08-09 22:55:29 | アメリカ映画(は行)


2007年 アメリカ・オーストラリア作品 122分 ワーナー・ブラザース配給
原題:THE BRAVE ONE
STAFF
監督:ニール・ジョーダン
脚本:ロデリック・テイラー ブルース・A・テイラー シンシア・モート
CAST
ジョディ・フォスター テレンス・ハワード ナヴィーン・アンドリュース メアリー・スティーンバージェン


劇場公開されていた時から気になっていた作品。怖そうなので躊躇しているうちに終わってしまいましたでも観てみたら全然怖い作品ではなかったです。

許せますか、彼女の選択。
というキャッチフレーズがすごくこの映画に興味をそそられたんだけど、鑑賞し終わって思うのは、彼女の選択よりマーサー刑事の選択の方が興味深い。
確かに愛する人が殺され、自分も3週間意識不明の重症を負わされるという体験は、エリカもラジオで語っている通り「自分にはありえないこと」だと普通誰もが思ってる。でも「一線を越えれば誰でも殺人者になりえる」というのも実感こそないけど、理解できる。そして、この「自分にはありえないこと」が、もし自分の身に起きたら、あたしはエリカと同じ選択をするかどうかは分からないけど、でも少なくとも真剣に考える選択肢の一つでもあると思うんだ。それに一人殺してしまうとそれ以降は麻痺してしまうというのも何となく分かる。DEATH NOTEと通じるとこがあるテーマだね。
でもマーサー刑事の心境の変化には、ちょっと理解し難いとこもあるだけに興味深い。エリカに「親しい人が犯人だと分かっても、逮捕する刑事でありたい。」とまで言い放っているのに、何故!?!?エリカの何が彼の信念を揺るがす要因だったのか、むしろ彼を主人公にして一作品制作して欲しいくらいです。

目には目を、歯には歯を。
これはいつ討論しても賛否両論極端に分かれるテーマだけど、やっぱりあたしは肯定派かな。ただ、どうしても人間って自分本位になるから、DEATH NOTEのライトのように、自己防衛のために罪のない人にまで危害を与えてしまうので人間に制裁の権利はないと思う。でもこのエリカは自己防衛のために無罪の人を…ってことはなかったでしょ。だから嫌悪感抱いたり、彼女を批判する気にはなれませんでした。

【字幕翻訳:アンゼたかし】