pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

スノーホワイト

2012-12-24 14:08:04 | アメリカ映画(さ行)



2012年 アメリカ作品 127分 東宝東和配給
原題:SNOW WHITE AND THE HUNTSMAN
STAFF
監督:ルパート・サンダーズ
脚本:エヴァン・ドーハティ ジョン・リー・ハンコック ホセイン・アミニ
原案:エヴァン・ドーハティ
CAST
クリステン・スチュワート シャーリーズ・セロン クリス・ヘムズワース サム・クラフリン


“おとぎ話”は終わった。今、新たなる「白雪姫」伝説がはじまる!

この夏、世界は、初めて出会う。
戦う白雪姫と――。


■Story

幼い頃に母を亡くしたプリンセス“スノーホワイト”は、継母となった魔女ラヴェンナによって実父マグナス王を殺され、自身も城の塔で幽閉生活を強いられる。
それから7年。世界一の美貌が自慢のラヴェンナは、魔法の鏡により、成長したスノーホワイトが自分の美を脅かす存在であることを知る。
そこで、永遠の美と若さを得るため、スノーホワイトを殺害してその心臓を手に入れようと画策。
しかしスノーホワイトは間一髪のところで城から脱出し、黒い森へと逃げ込んだ。
するとラヴェンナは、刺客として森に詳しいハンターのエリックを送り込む。
だが、スノーホワイトと出会ったエリックは自分が騙されていたことに気づき、彼女の逃亡に協力していく。
こうして森の中で少しずつたくましさを身につけ、懸命にラヴェンナの追跡をかわしていくスノーホワイトだったが…。
allcinemaより)


■Review



鏡よ鏡 この世で一番美しい者は誰?
→いや、スノーホワイトよりラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)でしょ。断然…。こんなに美しいなら、美への並ならぬ執着も分かるわ…。

スノーホワイト、エリックのキスでお目覚め
→王子様のキスじゃないの?じゃあ、ウィリアム王子の存在意味ないじゃん…。

細かい突っ込みどころは沢山ありますが、やっぱこの2つが突っ込まずにはいられません。(笑)
トワイライト」と「ロード・オブ・ザ・リング」を足して二で割ったものを観たような気分です。
アメリカは好きだね、こういう作品…。


ところで、やっぱりセロンはすごい女優魂を持った人だなぁと思わされました。
女性は、たとえCGでも自分が老いて醜くなった姿を他人に見せたいとは思わないと思うのだけれども、セロンは躊躇ない。
CGどころか、「モンスター」では自ら実際に醜い姿へと変貌した。
ラヴェンナとは正反対で、セロン自身からは美への執着を一切感じられないのです。
むしろ、自分の容姿を利用することで演技の幅が広がることを、俳優として愉しんでいる様な印象すら感じる。
これは1ファンならではの、独りよがりな視点かな?(^^;)
でも、この作品を観て一層強く思ったのさ。(*゜∀゜)=3


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人生の特等席

2012-12-20 14:46:43 | アメリカ映画(さ行)

2012年 アメリカ作品 111分 ワーナー・ブラザース配給
原題:TROUBLE WITH THE CURVE
STAFF
監督:ロバート・ロレンツ
脚本:ランディ・ブラウン
CAST
クリント・イーストウッド エイミー・アダムス ジャスティン・ティンバーレイク ジョン・グッドマン


スカウトマン、娘1人。
キャリア最後の旅に出る。


■Story

数々の名選手を発掘してきたメジャーリーグの伝説的スカウトマン、ガス・ロベル。
しかし近年はパソコンを使ったデータ分析が主流で、ガスのような昔気質のスカウトマンはすっかり時代遅れに。
視力も衰え、残り3ヵ月となった球団との契約も延長は望み薄。
そんな中、ドラフトの目玉選手のスカウティングに向かったガスのもとに、弁護士としてキャリアの大事な時期を迎えていた一人娘のミッキーがやって来る。
すっかり疎遠になっていた2人は、久々の再会も互いに素直になれずにギクシャクしたまま。
そんな2人の前に、かつてガスに見出され、引退した現在では新米スカウトマンとして再出発を図るジョニーが姿を現わすが…。
allcinemaより)


■Review



グラン・トリノ」でイーストウッドの俳優引退宣言を聞いたときは、「そんなぁ~。監督業もいいけれど、やっぱりイーストウッドの演技も観たいよぉ~!」と悲しくなりましたが、復活してくれました!
パンフの中のインタビューで、
「今は、もうやらないだろうな、と思っていても、明日、誰かがいい脚本を持ってきたら、やってみようかなと思うだろうね」
なんて嬉しいことを語ってくれてます。
そうです!まだまだ長生きして、いい作品を私たちに観せてください!!
不謹慎な言い方ですが、彼の皺だらけの顔を観ながら切実に願ってしまった。


それにしても、「グラン・トリノ」を観た時も思ったのですが、彼を見てると年齢を重ねるのも悪くないものだと思わされます。
「その年齢」だからこそ、語ることが出来るモノがあるんだなと痛感させられるのです。
おしっこの出は悪いかもしれないし、目も不自由になるかもしれない。
でも、あの皺の顔と、しゃがれた声だからこその魅力と説得力があるのです。
それは彼が素敵な年齢を重ね方をしてきたからこそでもある。
願わくば、自分もそんな重ね方をしていきたいものです。


ところで、邦題も悪くないのですが、原題がまた素晴らしい。
「TROUBLE WITH THE CURVE」
このカーブは、勿論「野球の球」と「人生の曲がり角」をかけているもの。
うーん。上手い翻訳が思いつきませんけども…。( ̄▽ ̄;)


野球とかけていると言えば、パンフの中の芝山幹郎という評論家のレビューに、野球とかけた感想文が書かれています。
まさに私が思ったことを表現されているので、引用して終わりにしたいと思います。
こういうレビューを書ける人が「プロ」と呼ばれるのね、と、自分の駄文との違いを見せ付けられた文章です。
ヾ(@°▽°@)ノあははのは~

この映画には派手なホームランのようなドラマは飛び出さない。
息を呑む奪三振ショーも演じられない。
ただし、暴投や落球といったミスは犯されない。
渋いヒットを着実に重ね、気がつくと3点ほどのリードを奪っている。
そのリードを、継投で守る。
特別に球の速い投手や、際立って変化球が切れる投手はいないが、それぞれが役目を心得て、短いイニングを地道に切り抜けていく。
そんな野球とは、そしてそんな映画とは、やはり捨てがたいものではないか。


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幸せの教室

2012-12-18 16:47:46 | アメリカ映画(さ行)

2011年 アメリカ作品 98分 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン配給
原題:LARRY CROWNE
STAFF
監督:トム・ハンクス
脚本:トム・ハンクス ニア・ヴァルダロス
CAST
トム・ハンクス ジュリア・ロバーツ ブライアン・クランストン セドリック・ジ・エンターテイナー


そこは、明日が好きになれる場所。

■Story
大卒でないことを理由に、長年勤めていたスーパーを突然クビになってしまったラリー・クラウン。
再就職もままならず、思い切って短期大学(コミュニティ・カレッジ)に入学する。
彼はそこで年齢も境遇も様々な生徒たちと出会い、刺激的で充実したキャンパス・ライフをエンジョイしていく。一方、スピーチの授業では、すっかり情熱を失った美人教師メルセデスとめぐり会うラリーだったが…。
allcinemaより)


■Review



コミュニティ・カレッジ(通称CC)というものを初めて知りました。
日本の短期大学と同じようなものを想像した私は、「おいおい、入試もなければ2単位で卒業できるんかい…(゜Д゜;)」と、そこに「映画のご都合主義」を感じ、ちょっとしらけてしまったのですが、こういうシステムがアメリカにはあるそうです。
日本も取り入れればいいのにね。

さて、映画の感想ですが…。

またしても、「だから何?( ゜Д゜)」状態なのです。正直…。

ストーリーを一言で説明すれば、「大人の男女の再生物語」と、何だかいい話のような感じがしますが、いざ映画を観てみるとまとまりも深みも、一切感じられなかった。
トム・ハンクスとジュリア・ロバーツのビッグネームが揃っていながら、コレは何たることか、と。
脚本をちょっと工夫すれば、見違えるような良作が出来るような気がして、ほんと残念。

日本とアメリカの感性の違いもあるのでしょうか。
ディスカッション、ディベート、スピーチ。
アメリカでは皆大好きで欠かせないものなのでしょうが、日本では…ねぇ…?
大学でそんな授業内容のときもたまにあったけど、苦痛以外のなにものでもなかったし、はっきり言って他人の発表なんてそんな真剣に聞いてない。(苦笑)
だから、生徒の発表に真剣に耳を傾け、「ブラボー!」とはしゃぐクラスメートや教師の姿が、何だかとても異様に見えた…。

あと、経済学の日系教師のシーンは必要なのでしょうか?すごくしらけたのですが…。


ラストでラリーが、真っ白なシャツを着ていたのは印象的。
彼の、再出発をする「真っ新な状態」の象徴のように思いました。
服といえば、ジュリア・ロバーツはワンピースしか着ないのかい?シャツワンピばかりでしたなぁ。


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スクール・オブ・ロック

2012-10-26 22:27:15 | アメリカ映画(さ行)



2003年 アメリカ作品 110分 UIP配給
原題:THE SCHOOL OF ROCK
STAFF
監督:リチャード・リンクレイター
脚本:マイク・ホワイト
CAST
ジャック・ブラック ジョーン・キューザック マイク・ホワイト サラ・シルヴァーマン


■Story

ロックの心を全身で体現するギタリスト、デューイ・フィン。
しかし、そのあまりの破天荒ぶりがアダとなり、ついにバンドをクビになってしまう。
一方私生活でも、家賃の滞納が原因で居候していた親友ネッドのアパートを追い出されようとしていた。
そんな時、ネッドのもとに名門私立小学校から代用教員の話が舞い込む。たまたま電話に出たデューイはお金欲しさから自分がネッドになりすまし、臨時教師の職に就いてしまうのだった。
ところが、いざ小学校へ行ってみると、そこは厳しい管理教育がなされ、従順な生徒たちにはまるで覇気も個性も感じられなかった。
まともに授業をする気もないデューイにとってそれはどうでもいいことだったが、そんな生徒たちが音楽の才能にあふれていると知ったとき、彼の頭にはあるよこしまなアイデアが浮かぶのだった。
allcinemaより)


 ■Review



ワタクシ、ぜ~~んぜんロックには興味ありません。( ̄3 ̄)=3
けど、コレを観た後はロック聴きたくなっちゃいます!(*゜∀゜)=3
とにかく愉快!痛快!!何度ジャック・ブラックにツられて頭振っちゃったことでしょう。(←マジで。)
八年ぶりぐらいの鑑賞だったけど、やっぱいい作品というものは何度観ても楽しい!

作品中に子供が出てくると、『子供の可愛さ』が話の中心に移ってしまう作品が多い中、一貫してこの作品はムサ苦しいデブのジャック・ブラックこと、デューイの視点からの話。
その、子供にあやかるというか、子役に頼るやり方ではないところにも好感が持てた。
だからこそ、子供たちの可愛さが光ったようにも思います。

算数も理科も社会もテストも成績表もなし。授業はロックだけ。そもそも教師免許持ってない。
それは確かに学校としては大問題。保護者だって大激怒です。
でもデューイは子供たちのそれぞれの個性を尊重し、認めてあげるという、多くの大人がなかなか出来ないことを出来る心の持ち主。
ロックが痛快と冒頭で書いたけど、そんなデューイと子供たちとの触れ合いも痛快なんです。
大激怒の保護者だって、我が子の晴れ舞台を見たら認めちゃうよね。

エンディングでは、ロックの授業は放課後のクラスとして再開ということに。
一番いい所に落ち着いたね♪ってところでしょうか(≧∇≦)b

とにかく面白いこの作品。
ぜひエンディングロールが流れ終わるまで堪能してください。
なんと一番面白いのが、このエンディングロールなので。(笑)


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七年目の浮気

2012-09-06 19:48:56 | アメリカ映画(さ行)



1955年 アメリカ作品 104分 20世紀FOX配給
原題:THE SEVEN YEAR ITCH
STAFF
監督:ビリー・ワイルダー
脚本:ビリー・ワイルダー ジョージ・アクセルロッド
CAST
トム・イーウェル マリリン・モンロー イヴリン・キース ソニー・タフツ


■Story

雑誌社に勤めるリチャードの妻子が、バカンスで家を空けることになった。
折り良く、同じアパートの階上に素敵な美人がやってくる。
仕事柄、空想癖のある彼は、早速、彼女との浮気を考え始めるが……。
allcinemaより)

■Review

なんと、ヒロインのモンローには名前がない!
リチャードが「君の名前は?」と尋ねるシーンがあるも、邪魔が入ってしまい、結局謎のまま。
こんなにも存在感がある役なのに名前がないだなんて、とっても小粋な演出だなぁと思う。
そこにいるだけで成り立ってしまう、モンローならではの演出だなぁとも思った。

そしてこの映画といえば、超有名なこのシーン!!(*゜∀゜)=3

このシーンがきた時、「キター!」と思わず叫びそうになりましたが、あんな有名な割には何だか物足りない。
この画は超超超!有名なのに、その画に反して映像ではスカートは膝ぐらいまでしかまくりあがってないし、そもそもモンローの全身が写ってない。(上半身と下半身が別カットで写る)
「あれ~、こんなもんか。(´-ω-`)ショボーン」と思っていたら、映像特典を観て納得。
当時検閲が厳しくて、削除されてしまったそうです。
そしてこのシーンにまつわるエピソードがもう1つ。
当時ロケは、二万人の野次馬と当時の夫が見守る中行われたそうで、なんと下着の中まで透けて見えてしまったそう。
そこで夫は激怒し、二週間後には離婚。
しかもそのロケで撮影された画は雑音が入ってしまったため使用されず、セットで撮影(40テイクも)し直したそうです。
何だか、もの悲しい話ですね…。
いや、でも50年以上前のシーンが今生きる私たちにも「誰でも知っている画」として存在しているのだから、やっぱすごいのか。

ワイルダー作品ってほんとどれも面白いんだけど、途中で「エンディングはどうなるんだろう?」と思っちゃうような、結構八方塞がりな展開が多い。
それなのに、何だかいつも微笑ましいエンディングが用意されていて、観終わると心がすこしスッキリする。
今作もそんな秀作でした。


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ジュラシック・パーク

2012-07-07 21:48:42 | アメリカ映画(さ行)



1993年 アメリカ作品 127分 UIP配給
原題:JURASSIC PARK
STAFF
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:マイケル・クライトン デヴィッド・コープ
CAST
リチャード・アッテンボロー サム・ニール ローラ・ダーン ジェフ・ゴールドブラム

■Story

大富豪ジョン・ハモンドの招待で、古生物学者グラントとサトラー、そして数学者マルコムが南米コスタリカの沖合いに浮かぶ島を訪れた。
そこは太古の琥珀に閉じ込められたDNAから遺伝子工学によって蘇った恐竜たちが生息する究極のアミューズメント・パークだったのだ。
だがオープンを控えたその“ジュラシック・パーク”に次々とトラブルが襲いかかる。
嵐の迫る中、ついに檻から解き放たれた恐竜たちは一斉に人間に牙を剥き始めた。
allcinemaより)

■Review



おもしろーーーーーい!!!!O(≧∇≦)O
ディズニーにもUSJにも何回も行き、映画もCGで何でもアリになった今、なかなかテーマパークや映画で新鮮な驚き、喜びに出会うことが少なくなってしまいましたが、今回、こちらの作品で120分楽しませてもらいました。
まだまだ見逃してるよ~、自分…。ヾ(・・ )

作品中何度も思い出したのは、安達祐実が主演の「REX」。
ちょうど同じ年に公開された映画。93年は恐竜ブーム?
でも、あちらの恐竜はまるで犬や猫のように母性本能をくすぐるカワイイ恐竜だったのに対して、こちらの恐竜は情け容赦なし!
感情なんてあるはずもなく、女子供見境なく襲ってきます。
ずっと追い込まれるシーンが続くのではなく、
①「わわわ、来るよ来るよ~( ̄Д ̄;;」
②「うお~~~~~きた~~~~~~~ε≡Ξ≡ヽ(;゜〇゜)ノ」
③「ひぃ!目の前にいるっ!!!」
④「ふぅ、、、、無事だった…(;-_-) =3 」
そしてちょっと心温まるシーンや、コミカルなシーンを挟み、また①「わわわ」に戻る。
その、ストーリーの起伏が絶妙です。

神に背いて恐竜と人間が共存する世界を作り出してしまった、人間のエゴ。
それを分かっていても、しかも恐竜に散々な目に遭わされたのにも関わらず、職業柄恐竜を見る時に目を輝かせてしまうグラント博士が何だか可愛らしかった。
恐竜=「怖い」「獰猛」、そんなマイナスな面だけではなく、草食の恐竜も出して子供と触れ合うほのぼのしたシーンを入れるのがスピルバーグ監督らしいなぁと思う。
追い詰められるだけのパニック映画は嫌いだけど、こういうのは好きだなぁ。


改訂新版 死ぬまでに観たい映画1001本 対象作品
(スティーヴン・ジェイ・シュナイダー著/ネコ パブリッシング)


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サンシャイン・クリーニング

2012-06-25 00:31:45 | アメリカ映画(さ行)



2008年 アメリカ作品 92分 ファントム・フィルム配給
原題:SUNSHINE CLEANING
STAFF
監督:クリスティン・ジェフズ
脚本:ミーガン・ホリー
CAST
エイミー・アダムス エミリー・ブラント ジェイソン・スペヴァック メアリー・リン・ライスカブ

■Story

かつては学園のアイドルだった姉のローズだが、30代の今は問題児の息子オスカーを抱えたシングルマザー。
仕事も冴えないハウスキーパーで、おまけに学生時代の恋人と腐れ縁のまま不倫中。
一方の妹ノラは、いまだに自立できずに父親と同居中。仕事も自覚が足らずにバイト先も長続きしない。
父親は一攫千金を狙って怪しげなお菓子の訪問販売に手を出すダメ親父。
そんな中、息子と家族のためにと、ローズは割のいい仕事を求めて事件現場のハウス・クリーニングを始めることに。
嫌がるノラも無理やり手伝わせたものの、最初は現場の予想以上の惨状に悪戦苦闘する2人だったが…。
allcinemaより)

■Review



女二人で事故現場の掃除という、珍しい設定に惹かれたけど、本当に特徴はそこだけでした。
もっとそこを膨らませてくれるのかなぁと思ったんだけど。
脚本を少し変えれば、同じ内容と設定でもっといい作品に仕上がるような気がします。

って、素人が生意気言ってますが。とりゃーo(・ロ・)○()o×)/
素人ながらも、不完全要素だったかなぁ~と思うのが、

■子供の存在
■片腕の、雑貨屋の店員の背景
■ノラが遺品を渡すために近付いた女性リンと分かりあえないまま終ってしまったこと

でしょうか。
どれも、いいトコ突いてるのに宙ぶらりん、美味しいもの食べられたけど消化不良状態です。(* ̄<=3 げふ

でも、ローズ(エイミー・アダムス)の、やるせない気持ちはよく分かる。
「一生懸命している仕事なら、どんな職種でも立派」
よく聞く言葉だし、確かにそうだ。でも…正直な気持ちを言えばそれはキレイごとだと思う自分もいる…。
きっとローズもそんな葛藤をしていたんじゃないかな。
だから、いつもと雰囲気を変えてオシャレして高校時代の友人のベイビーシャワーには向かったけど、仕事は「事故現場の掃除をしている」と正直に打ち明ける。
ヤング≒アダルト」の、ウソにウソを上塗りしていたメイビスとはそこが違います。(笑)
きっと彼女は将来、幸せをつかむような気がするなぁ。
不動産の資格は無理だろうけどね。(笑)

魔法にかけられて」のおめでたいお姫様とは真逆のエイミー・アダムスは、ステキでした。


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スウィート・ノベンバー

2012-05-21 13:31:34 | アメリカ映画(さ行)



2001年 アメリカ作品 120分 ワーナー・ブラザース配給
原題:SWEET NOVEMBER
STAFF
監督:パット・オコナー
脚本:カート・ヴォルカー
CAST
キアヌ・リーヴス シャーリーズ・セロン ジェイソン・アイザックス グレッグ・ジャーマン リーアム・エイケン



初めて観たのは5年以上前。ストーリーはすっかり忘れてしまっていたけど、その時はバリバリ仕事をしている仕事人間だったので、サラ(シャーリーズ・セロン)の自由奔放さに、ネルソン(キアヌ・リーヴス)同様癒された覚えがあります。
今は優雅な(?)専業主婦の身なので、サラのような周りに癒しを与えられる存在になりたいなぁなんて思わされましたが、なかなか難しいですね(^^;)
自由な時間とお金があっても、サラのような健全な精神を持ち続けるのはムズカシイ。

ところでこのお話、やっぱり「映画だから」キレイにまとまる話だろ~とはどうしても思っちゃいますよね。
実際にだったら、サラは自由奔放どころかただの自己中心な人になってしまう。前回観た時も確かそう思った。
でも、今回ちょっと見方変わったかも。
自由でいいじゃないかと。周りなんか気にしなくても。
それはもう末期だからとか、そういうんじゃない。
したいことをする。一日一日を楽しむ。携帯や時計など、縛りがあるものはみんな外す。
それは一番シンプルな生き方なんじゃないかなぁと思った。
だって、人間みんな自分勝手だもん。みんな助け合いながらも傷つけあいながら生きているんだもん。
だからサラの自己中心的なあり方を、誰も否定出来ないんじゃない?そんな風に思った。

ただ、、、チープな洋服に身をつつみ、掃除機でヘアースタイルを整えてもステキなのは、、、
セロンだからこそっすね…・゜・(ノД`;)・゜・苦笑


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スパイダーマン3

2012-04-20 20:30:29 | アメリカ映画(さ行)



2007年 アメリカ作品 139分 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給
原題:SPIDER-MAN3
STAFF
監督:サム・ライミ
脚本:サム・ライミ アイヴァン・ライミ アルヴィン・サージェント
CAST
トビー・マグワイア キルステン・ダンスト ジェームズ・フランコ  トーマス・ヘイデン・チャーチ


続編だからこそ許される展開の仕方だけれども、私は三作の中で一番楽しめました。
なんだか皆、人間らしいじゃないか。
市民に囃し立てられて浮かれちゃうスパイダーマン。
女優としての挫折を味わい、ピーターとハリーの間で揺れ動くMJ。
お父さんを殺した敵討ちと、親友としての情の狭間で苦悩するハリー。
みんなウロウロ状態。o(- ̄*o))))...ウロウロ...((((o* ̄-)o

果たして皆どうやって乗り切るのか!?と、第三者の目線で楽しみました。
第三者と言うのは、、、誰にも特別共感出来なかったから。
だってみんな、てんでに勝手なヤツばっかりなんだもん。(笑)
いやぁ~皆自分の欲望に正直でいいなぁ~。若いって素晴らしいv(。・ω・。)
シリーズで、一番マンガらしいノリ。
ハリーのラストはちょっともの悲しいけどね…。
ブラックスパイダーマンは好きでした。見てるだけで眠くなるトビーの顔だけど、ブラックになった時は見違えたぜぃ。



ところで、前二作ではなんとも思わなかったのに、急にハリー役のジェームズ・フランコが気になってしまった。
記憶をなくしたハリーの、穏やかで純粋無垢なあの笑顔がたまらん!!



むっはー!(*゜∀゜)=3 なんかくすぐられるぜ、乙女心。(そんなもんあったんかい。)
父の遺志を継いでゴブリンジュニアに変身するけど、あのアメコミ感満載のマスクは受け継がれなくて本当に良かった。

 ←コレ。(一作目感想の使いまわし)

新シリーズはどうなんでしょうね。もっとアクション、スケールアップしてるのでしょうか。
劇場に…行くかなぁ。。。?( ̄  ̄;)


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スパイダーマン2

2012-04-17 17:16:42 | アメリカ映画(さ行)



2004年 アメリカ作品 127分 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給
原題:SPIDER-MAN2
STAFF
監督:サム・ライミ
脚本:アルヴィン・サージェント
CAST
トビー・マグワイア キルステン・ダンスト ジェームズ・フランコ アルフレッド・モリナ



あれ?2まで観たことあると思ってたけど、初見かも。見覚えのあるシーンがないもん。
ついにMJや親友のハリーに、正体バレちゃったんだね。
その、バレてからは面白かったんだけど、バレるまでは何だかダルダル…ヽ(;´Д`)ノ
ピーターのどんくさいのと、スパイダーマンになった時の機敏さの、雲泥の差が面白くもあるんだけど、それにしてもほんとにどんくさい…。
トビーの顔はどんくさいのがよく似合う。(ファンの方、すいません…)
前作以上にピーターは苦悩と葛藤を繰り返してるわけだけれども、127分はちょっと長すぎる…。
悩めるヒーローというのはこのシリーズの面白さでもあるけど、悩んでる姿よりもビルの間を飛び回るスパイダーマンの映像を長く見たいのです。
アクションシーンは今回も文句なしです。迫力満点!(≧∇≦)b



そしてこのシリーズの難点はヒロインなわけですが…。
MJは前作以上にお高くとまってる感じ…。
あんな窮地で、「Do you love me?」だなんて…。
んなこと訊かれたら、私が男だったら冷める気がする…。
ほんと、何でそんなにモテるんだ、と言いたい。
今度公開されるシリーズのMJはカワイイといいなぁ

アメコミに突っ込みすぎ…(^^;)

正体バレてからどう展開していくのか、3が楽しみです。


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