pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

ただ、君を愛してる

2007-04-30 16:06:15 | 邦画


2006年 日本作品 116分 東映配給
STAFF
監督:新城毅彦
脚本:坂東賢治 原作:市川拓司『恋愛寫眞 もうひとつの物語』
CAST
玉木宏 宮崎あおい 黒木メイサ 小出恵介 上原美佐


なんだか温かい気持ちになる作品でした感動・泣かせる系の作品なのかもしれないけど、それよりもホノボノさせてくれる作品だったなぁ。
玉木宏は心優しいけどすごく鈍感で、ある意味純粋すぎて残酷…なんだけど憎めない奴。宮崎あおいはもう女のあたしから見てもキュート過ぎっっっ「体で払う覚悟は出来てるから!」「あの時抱いとけば良かったって後悔するから!」「胸の大きく開いた服を着るんだから!!」などなど、大胆発言連発なんだけど、全然イヤらしくなくて可愛いんだぁ~。あれは、選ばれた小数の女性にしかかもしだせない雰囲気だ。。。でも男性ってやっぱ、黒木メイサのような美人系に真っ先に目が行くんだよね確かに綺麗なんだけどさぁ。それよりも、個展で大きく変わった静流の写真を目にした時、あまりもの綺麗さに息を呑んでしまいました。

「好きな人が好きな人を好きになろうと思ったんだ。」っていう、一回聞いただけではこんがらがってしまいそうな(笑)静流の言葉が、すごく印象に残ってる。なかなかそんな風に思えないけど、心に仕舞いこんでおこうと思った言葉だった。

内容が良かったのは勿論なんだけど、会社の先輩が制作に携わっていたり、あたし自身も宣伝に少し携わった作品なので、より一層印象に残る作品になりました

ラブソングができるまで

2007-04-30 01:03:12 | アメリカ映画(ら行)



2007年 アメリカ作品 104分 ワーナー・ブラザース配給
原題:MUSIC AND LYRICS
STAFF
監督・脚本:マーク・ローレンス
CAST
ヒュー・グラント ドリュー・バリモア ブラッド・ギャレット クリステン・ジョンストン

ヒュー・グラントってやっぱりセクシー!

バベル」と続けて映画館で観てきた。観る順番が「バベル」→「ラブソング」ができるまで、で本当に良かった「バベル」の感想で、「生きるのって面倒だなぁって気だるくなった。」って書いたけど、この映画は逆に「生きるって素晴らしいなぁ。ラブっていいなぁ!」って思わせてくれる作品だったから。ユーモアの効いたセリフも多くて、楽しませてくれる作品でした

ヒュー・グラントってやっぱりセクシー!時代遅れの変なダンスをしても、チャーミングなんだよね。ドリュー・バリモアは、米ピープル誌が選ぶ今年の「最も美しい人々」に選ばれたとかで、今一番輝いてる女優。顔や体形だけを見たら「最も美しい」とは思えないんだけど(苦笑)、彼女のインタビューを読んでると、いつも「いい事言う女優さんだなぁ。」と思うんだ。ティーン時代にドラッグやアルコールに溺れる人生を送ったみたいだけど、そんな過去の失敗を克服した彼女は本当に人生の酸いも甘いも知ってるんだろうなぁと思う。そしてそれゆえに、ああいう大らかな人柄が出来たんだろうなぁって。そんな人柄が、この作品にも染み渡ってた。

二人が協力して作り上げたWAY BACK INTO LOVEが、頭から抜けない。そして何気にブリトニーを思い起こさせるコーラのBUDDHA'S DELIGHTもちょっと癖になる!セクシーな踊りに何故仏陀と仏像!?仏陀を理解してやってるのかー?と言いたくなる一方で、何か癖になる音楽なんだ。(笑)またサントラ欲しくなっちゃった~。「ドリームガールズ」とか「ステップ・アップ」とか、音楽が主の映画を観ると、すぐにサントラが欲しくなってしまいます

【字幕翻訳:藤澤睦実】


バベル

2007-04-30 00:35:37 | アメリカ映画(は行)



2006年 アメリカ作品 143分 GAGA=Communications配給
原題:BABEL
STAFF
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本:ギジェルモ・アリアガ
CAST
ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット 役所広司 菊地凛子

気だるさが残る作品です。。。

とにかくもどかしくて、イライラしちゃって、悲しくなる作品だった。言語の違いから言葉が通じない、素直になれないから正直な気持ちが伝わらない、耳が聞こえないという障害があるから自分の気持ちを表現する事が出来なくてもどかしい。それぞれ原因は違うけれども、国も性別も違う登場人物たちが、自分の思いが伝わらないことに葛藤してる。だからって、一人で生きていくことはやっぱり出来なくて、誰かと思いを共有しながら生きていくしかないんだ、ということを伝えたい作品なのかな?と思うんだけど、、とにかく見終わった後気だるさが残る作品で、大袈裟な表現だけど、「生きるって面倒くさいな」と思ってしまったよ

最も印象に残るシーンは、日本人女優としては35年ぶりという、ゴールデングローブ賞助演女優賞ノミネートの快挙を成し遂げた菊地凛子の脱ぎっぷり!と言いたいとこなんだけど、実は違うシーンで、スーザン(ケイト・ブランシェット)が夫(ブラピ)に手伝ってもらいながら放尿するシーンのキス。こんな美と汚のアンバランスなシーンが、これ以上に無い人間の愛を表してると思うんだ肝心な菊池凛子のヌードは、あまり美しいとは思えませんでした

そう言えば、一つ疑問が残る。。。チエコが刑事に渡したメモ書きには何が書かれていたんだろう。チラッと写ったのを見る限り、あんな短時間で走り書きしたわりにはありえない長文の手紙だったな。(笑)刑事が飲み屋でその手紙を読んだ瞬間、打ちのめされたような顔をしたように見えたけど、何か父親との秘密が書かれてるのかな?と思った。

ブラピの娘役の子が「あれ?ダゴタちゃん?…にしては小さいか。似てるなぁ~!」と思いきや、ダゴタ・ファニングちゃんの妹のエル・ファニングちゃんだった。姉妹揃って可愛いなぁ

一度は観る価値ある作品だったかもしれないけど、もう一回観たくはないかなぁ。ほんと気だるさを残す作品なんだよね。。。

【字幕翻訳:松浦美奈】


プリティ・ウーマン

2007-04-25 20:35:08 | アメリカ映画(は行)



1990年 アメリカ作品 119分 タッチストーン配給(=WB)
原題:PRETTY WOMAN
STAFF
監督:ゲイリー・マーシャル
脚本:J・F・ロートン
CAST
リチャード・ギア ジュリア・ロバーツ ローラ・サン・ジャコモ ラルフ・ベラミー

女の子が永遠に憧れるシンデレラストーリー!!

憎らしいくらい粋な演出ばかりをしてくれる彼氏が欲しいわけじゃないけど。毎日高級ホテルに滞在させてくれる恋人が欲しいわけでもないさ。何でも買ってくれるダーリンが欲しいわけでもないし。

でもでもっっっっ!!

一度は経験してみたいよねぇぇぇぇ~~!

両手一杯に高級ブティックの紙袋を持って颯爽と歩いてみたい。。。
勿論、ジュリア・ロバーツという元の素材がイイことが大前提なんだけど、洋服と髪型であんなに変身出来てしまうんだから女は恐ろしいよねぇある意味、男性の方がごまかし効かないかもね?

ベッタベタなストーリーだけど、いいんです。女は何歳になってもこんなベッタベタなラブストーリーに憧れるんですっでも、お金がすべてじゃないよね。エドワードは羽振りが良くて派手だったけれども、心から彼女を想い、ヴィヴィアンも彼のゴージャスな部分だけではなく、内面的に彼に惹かれていく様子が丁寧に書かれててよかったと思います☆

前にリチャード・ギアがスマスマに出てたとき言ってたんだけど、あのゴージャスルームに泊ってみたいと、実際にあるあのホテルに訪れる人が後を断たないらしい。けどっ!あの部屋は実際にはナイらしいです。(笑)確かに泊まってみたいって思うモンね~~~!!

【字幕翻訳:古田由紀子】


改訂新版 死ぬまでに観たい映画1001本 対象作品
(スティーヴン・ジェイ・シュナイダー著/ネコ パブリッシング)


海の上のピアニスト

2007-04-08 18:28:37 | アメリカ映画(あ行)



1999年 イタリア・アメリカ作品 125分 アスミック・エース配給
原題:THE LEGEND OF 1900
STAFF
監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
CAST
ティム・ロス プルイット・テイラー・ヴィンス メラニー・ティエリー クラレンス・ウィリアムズ三世

あれ?前回観た時、もっといい映画だと思ったんだけどナァ?

前観たのは2年前くらいだったと思うんだけど、見終わったときめちゃめちゃ感動した覚えがあるんだよね。コーンに「終わりが見えない世界が怖い。ピアノの鍵盤には88という限りがある。(そうなんだ!)弾く人間が無限なんだ。でも、無限の鍵盤じゃ、僕は演奏出来ない。」と、最後まで外の世界を拒んだ1900の言葉に納得させられたもんだけど、今回は「なんでぇ!そこで一歩踏み出さなくちゃ!!」ともどかしくなってしまったよ。納得いかーん!

多分、自分の状況が2年前と変わったからかな。2年前といったら、フリーターをやってて、何かちょっと精神的におかしくなりつつあったからね「今の状態もヤバいけど、外の世界に出るのも怖い。」って怯えてた。何とかその恐怖を振り払って就職してから、やっと本来の自分が取り戻せたんだよね。だから、1900もその恐怖を振り払って外の世界を見て、ますます素敵な音楽を作って欲しかったナァって思ったよ。
「ショーシャンクの空に」でもさ、ずっと服役してきた囚人が仮釈放で何十年かぶりに外の世界に出て、路頭に迷って自殺してしまうシーンがあったよね。人間って同じ場所にずっといると、精神的に弱くなってしまうものなんだなぁと思った。

相変わらずピアノの演奏シーンは最高だと思えた
やっぱピアノと一緒にグルグル周りながらの演奏は、「ありえないってー」って思うけど(笑)、映画史上残る名シーンだと思うな!

【字幕翻訳:戸田奈津子】


プリズン・ブレイク Season1

2007-04-01 23:27:29 | 海外ドラマ



2005~2006年 アメリカ作品
原題:PRISON BREAK
CAST
ウェントワース・ミラー ドミニク・パーセル ロビン・タネイ ピーター・ストーメア アマウリー・ノラスコ

後半一気にハマった!!

「24を抜く面白さ!」という宣伝にツられて、今年の始めからチマチマとオンラインレンタルで借りて観てたんだ。でも「そんなに面白いかナァ?」って、なかなか進まない。3月中旬でやっと折り返し地点になった。でもそこから!丁度6枚目から先が気になって仕方が無く、オンラインレンタルなんか待っていられない近所のレンタル屋さんに突っ走りました昨日から今日に掛けて、一気に9話分観たよ。この連休に観終わることが出来て満足だけど、、、でもあのラストは消化不良だぁぁぁぁぁ~~~!せっかく急いで観たのに、結局続きはまだ出てない2ndに続くのね

久々に海外ドラマにのめり込んだなぁ。24の2ndシーズン以来かも。24を抜く面白さかどうかは比べられないけど、噂どおりマイケルはカッコよかった。(笑)でも何気に一番好きなキャラはスクレだったりします(*´ェ`*)ポッ 決してお利口さんじゃないんだけど、愛しいキャラじゃないですか。ストーリーは、最初の脱獄が失敗に終わってからが、どんどん面白くなる。クールで無駄な行動がなく、ちょっと人間離れしたマイケルが、計画が失敗して、リンカーンが電気イスに送られ、次から次へと障害が出てきて苦悩するようになってからが、このドラマの見所!マイケルの人間らしさが垣間見れて、「脱獄成功して欲しい~~!」と強く思うようになったよ。次から次へと表われる邪魔者が、ほんと憎らしかった!!(笑)

あぁ~~この勢いで2ndも観たいのに、まだ発売されてない~~~
発売されてもしばらくレンタル出来ないだろうしなぁ。買っちゃおっかな。(笑)

【字幕翻訳:岡田壮平】


ザ・ロック

2007-04-01 01:26:17 | アメリカ映画(さ行)



1996年 アメリカ作品 135分 ブエナ・ビスタ配給
原題:THE ROCK
STAFF
監督:マイケル・ベイ
脚本:デヴィッド・ワイズバーグ ダグラス・S・クック マーク・ロスナー
CAST
ニコラス・ケイジ ショーン・コネリー エド・ハリス マイケル・ビーン

会社の先輩オススメの作品です。

やっぱあたしは、アクション映画苦手なんだなぁ~あたしにアクション映画を語らせると、何でもかんでも「日曜洋画劇場で観たことあるような作品。」の一言で済まされてしまいます。この作品、評判いいのにね。(苦笑)だから、アクション系の作品の感想を書くのは、一番困るんだ~。

とにかくショーン・コネリーがカッコよかった。あんなスーパーお爺ちゃん素敵だねそのパートナーのニコラス・ケイジも何だか憎めない奴で、イイ味出してた。でも、ベテラン大俳優のニコラス・ケイジだけど、生理的に嫌いな顔なんだよね適役のエド・ハリスもカッコよかったな。「戦死した兵士に敬意を払わない政府に対しての報復」という目的で結束したメンバーだったのに、いつの間にかお金がすべての目的になってしまったメンバー。その中で最後まで“軍人”であり続けたエド・ハリスは、それが致命的になってしまったのだけれど、ただの悪党ではなかったんだと印象に残ったしカッコよかったよ

でもやっぱアクション映画って、結末が約束されてるようなものだから苦手だなぁそれに階級とか武器の名前とか、出てくる単語が難しいんだよぅ

【字幕翻訳:戸田奈津子】