pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

あなたに逢えるその日まで…

2009-04-26 20:43:00 | アメリカ映画(あ行)


1997年 アメリカ作品 114分 劇場未公開
原題:TIL THERE WAS YOU
STAFF
監督:スコット・ウィナント
脚本:ウィニー・ホルツマン
CAST
ジーン・トリプルホーン ディラン・マクダーモット サラ・ジェシカ・パーカー ジェニファー・アニストン


全然テーマがはっきりしない作品でした。一体これは運命を信じてる女性のラブコメなのか、ラ・フォーテュナという住宅地の保護を巡ってのお話なのかさっぱり分からん。しかもかなり時間を割いて語られているにも関わらず、ラストにはあっけなく取り壊されたことが主人公の口からサラっと語られ、きわめつけは「それはポイントじゃないの。」って、何なんだ…。SATCのサラ・ジェシカ・パーカーと、フレンズのジェニファー・アニストンの共演なんて、ラブコメ好きにはヨダレもんだと思うのに二人が同じシーンに出てくることはないし。ってか、ジェニファー・アニストンにいたっては気をつけて見てないと彼女だと分からないくらい、全然彼女の魅力が活かされてない役だったし サラ・ジェシカ・パーカーのラブコメでは、失恋セラピストに続いてよく意味が分からず失敗だったな…。

灯台下暗しで、結局一番身近にいた人が運命の人だったというストーリーなのかなぁと思ったけど、同じ大学とはいえこの二人全然面識なかったしねぇ。頭上に模型を落っことしただけで。ラブコメって面白いのは乙女心くすぐってくれて楽しいんだけど、駄作に遭ってしまうと始末が悪い…。

【字幕翻訳:?】

スラムドッグ$ミリオネア

2009-04-26 19:16:06 | イギリス映画



2008年 イギリス作品 120分 GAGA=Communications配給
原題:SLUMDOG MILLIONAIRE
STAFF
監督:ダニー・ボイル
脚本:サイモン・ボーフォイ
原作:ヴィカス・スワラップ『ぼくと1ルピーの神様』
CAST
デヴ・パテル マドゥル・ミッタル フリーダ・ピント アニル・カプール イルファン・カーン


みのさんが司会のクイズミリオネアは、ほとんど毎週欠かさず観てました。そんなお馴染みの番組とセットや流れる曲などが何もかも同じだったため、なんかあの番組をパロディにして作られた作品のような気がどうしてもしてしまいまして。(笑)むしろみのさんが海外の番組を真似した番組だったんだけどね~
そんなこともあって、異色と言わざるを得ない作品に感じました。なかなか面白い構成ではあったんだけど、自分はもしかして「映画好き」とは言えないのかも?と、こういう作品を観ると思う…。やっぱり、知ってる俳優か好きな俳優、それかカッコいい人が出てないと退屈なんですよ…。この作品の主人公も眉毛がやけに太くてカッコ良くない…。わざとそういう容姿の彼を起用したようですが、画面映えしないんですよね。分かってます、そういうのを楽しむ作品じゃないって。スラム街の過酷な実情を描き、主人公の純粋な信念に感嘆する作品だって。でも目の保養的な部分もどうしても求めてしまうのです。なので、すっごくキレイなラティカには終始目を奪われてました~

海外では、まだ日本には侍が歩いてて、野球を出来るスペースもないほど狭い国だなんて認識がある人がいると聞いた時は「うっそー!」なんて思ったものだけど、自分もインドに対して負けず劣らずの認識だったな インドといったらカレーと民族衣装と象。TVや携帯があるだなんて驚いたし、ボリウッド映画なんて名称で確立されてる映画界があったなんて知りませんでした 劇中流れる疾走感溢れる音楽にいたっては、ハリウッド映画に流れるそれよりも好きだったかも!思わずサントラが欲しくなってしまいました。

しっかし番組の司会者ってゲストが賞金をゲットしていくのが面白くないものなのかなぁ?ましてやそれが予想外の人物だったら尚更盛り上がりそうなものだけど?
ちなみに、昔中学時代の担任がみのさんのクイズミリオネアに出たことあります。社会の先生だったのですが、なんと歴史の問題で早々と間違えまして賞金0円・・・( ̄  ̄;)  みのさんに「社会の先生だよね…?」なんて言われてました。(笑)

【字幕翻訳:松浦美奈】


改訂新版 死ぬまでに観たい映画1001本 対象作品
(スティーヴン・ジェイ・シュナイダー著/ネコ パブリッシング)


パーフェクト・ワールド

2009-04-18 20:51:32 | アメリカ映画(は行)


1993年 アメリカ作品 138分 ワーナー・ブラザース配給
原題:A PERFECT WORLD
STAFF
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ジョン・リー・ハンコック
CAST
ケヴィン・コスナー クリント・イーストウッド T・J・ローサー ローラ・ダーン


チェンジリングでイーストウッドの作品はやっぱりいい!と再認識し、迷い婚でケヴィン・コスナー、セクシーだなぁ~と思ったので、二人の共演作品を久々に観てみました。やっぱりいい映画だな、これ。でも、イーストウッドの作品は必ず両手を挙げて万々歳のハッピーエンドではなく、余韻を残す終わり方。続けて観る気力はやっぱりありません
彼の作品って、善悪・敵味方で分けられない不条理さがあるんだよね。それが切なさや、やるせなさとなって余韻になるんだと思う。これだけ頑張ってるんだから報われたっていいじゃないか、こんなに信じてるのに裏切られるのか、と、現実世界にはありふれてることでも、娯楽を求めた映画鑑賞ではあまり見たくない現実を叩きつけられる。でも、やはり無駄の無い良質な彼の作品をたまに観たくなる。観て、「うーん。」と考え込みたくなる時があるのです。
この作品もやっぱりまた考え込んでしまった。善悪で分ければ、犯罪を起こして脱獄までしたブッチは間違いなく悪。でも、フィリップの自尊心をくすぐり、一人前の男として接して彼に自由を教えたブッチは、フィリップにとっては他の誰よりも大切な人になったはず。それなのにあのラストはあまりにも切ない イーストウッドが発砲した警官を殴り飛ばしたのが、少しスカッとしたかな。そんな切ないラストしか許されない世界がパーフェクト・ワールドなのかな?タイトルすら切なく見えてくる…。

【字幕翻訳:戸田奈津子】

ファミリー・ゲーム/双子の天使

2009-04-12 01:45:17 | アメリカ映画(は行)


1998年 アメリカ作品 127分 ブエナ・ビスタ配給
原題:THE PARENT TRAP
STAFF
監督:ナンシー・マイヤーズ
脚本:デヴィッド・スウィフト ナンシー・マイヤーズ チャールズ・シャイア
CAST
デニス・クエイド リンゼイ・ローハン ナターシャ・リチャードソン エレイン・ヘンドリックス


ホリデイ恋愛適齢期も好きだったので、ナンシー・マイヤーズ監督の作品と聞いてすごく楽しみにしてた作品 やっぱり彼女の映画の雰囲気が好きだなぁ~。

リンゼイ・ローハンは一人二役で双子の役なんだね。フォーチュン・クッキーやハービーよりもずっと小さい頃の作品なので、今の「美人」というよりは「可愛い」という印象。ソバカスがすごいけどネ あと、なんか演技も観ていて照れくさかったなぁ 一人二役だから照れくささも二倍。(笑)ストーリーも微笑ましい作品でした。自分に子供がいれば、もっと娘達のいじらしさを感じ取る事が出来るのかもね~。まだ未婚の自分には、いじらしさも感じたけど、「理由があって別れたんだから、無理矢理またくっつけようとしないでよ。」なんて、ちょっとおせっかいにも思ったり

お父さん(デニス・クエイド)の目尻に皺がよる笑顔も素敵だったけど、お母さん(ナターシャ・リチャードソン)がキレイな人だぁ!と思ってたら、今年亡くなられたそうですね。残念です…。

【字幕翻訳:?】

迷い婚 -すべての迷える女性たちへ-

2009-04-08 23:54:56 | アメリカ映画(ま行)



2005年 アメリカ作品 97分 ワーナー・ブラザース配給
原題:RUMOR HAS IT...
STAFF
監督:ロブ・ライナー
脚本:T・M・グリフィン
CAST
ジェニファー・アニストン ケヴィン・コスナー シャーリー・マクレーン マーク・ラファロ


卒業」の続編(?)が、シャーリー・マクレーンとケヴィン・コスナーで観られるなんて、なんて豪華
ケヴィン・コスナーの役がダスティン・ホフマンだったら面白かったのに~なんて、それは許されないパロディでしょうか?

マーリー」を観て気になったジェニファー・アニストンの出演作品を探してまずたどり着いたのがコレ。やっぱり素敵な女優さんだわ~。ジーンズとTシャツのラフな格好がすっごく自然体でカッコイイ!!
監督も「最高の人生の見つけ方」や「あなたにも書ける恋愛小説」と、好きな作品が多い監督さんなので、期待してました。脚本がウィットに富んでて面白いなぁと思ったよ。
印象に残ったのはボーの「卒業には少し事実と違う点がある。実際には卒業してない。でも『中退』じゃまずいだろ?」というセリフや、ジェフの「ボーにはうちらの娘を近づけない事が条件だ。」と言ってすべてを許してしまうセリフで、それぞれユーモアと優しさが込められていて思わず噴出してしまったよ。「卒業」では、「何故母親と関係した男に惹かれるんだ!?」と疑問がわいてしまったので、若いダスティン・ホフマンの魅力が足らなかったんだろうけど、今回は年齢の壁を越えて、「確かにこんなにユーモアがあってセクシーでハンサムだったら惹かれちゃうかも?」と思わせたケヴィン・コスナーはすごいっす

「結婚は、他の男を味見して品定めして決めるものじゃない。」というジェフのセリフも核心を突いててズキリ。確かにそうなんだけど、味見したい欲求も正直、、ありませんか?もし相手が同じ事言ったら許さないのに、自分のことは棚に上げて。(苦笑)この前観た、「恋とスフレと娘とわたし」でも似たようなことが描かれてたし、皆も悩むトコなのかな。結婚の決め手って、本当に何なんだろう。迷わず、この人で絶対だ!と思える人っているのかな?

【字幕翻訳:?】


俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-

2009-04-04 23:54:01 | アメリカ映画(あ行)


2008年 アメリカ作品 98分 劇場未公開
原題:STEP BROTHERS
STAFF
監督:アダム・マッケイ
脚本:アダム・マッケイ ウィル・フェレル
CAST
ウィル・フェレル ジョン・C・ライリー メアリー・スティーンバージェン リチャード・ジェンキンス


正直、これが観たかったというよりは、ぽすれんで準新作にも関わらず借りられるというのが初めてだったので借りてしまった作品…。=人気がないってこと?(苦笑)

ウィルの出演作品は、原題を全く無視して俺たちシリーズが成り立ってるよね。その中ではまだ、俺たちフィギュアスケーターしか観たことがなかったんだけど、妙にツボに入った作品でした。んじゃこれは~と言いますと、、、ダメでした(_ _;) 40になっても自立しない、だめなおっさん二人の姿を笑って鑑賞すればいいんだろうけど、笑えるというよりはイライラしてしまいまして また顔がいかつい二人なだけに、面白さ倍増というよりはイライラ倍増。ヨットを壊された父ちゃんがついに怒りを爆発し、家を引き払うという強行手段に出て、奥様からは悪者扱い、おっさん二人からは大号泣されてたのが可哀相だったわ~。

後半は見違えるほど二人とも自立出来たものの、「やっぱり少年の心は忘れないで欲しい。」とヨットをツリーハウスにしたプレゼントを贈られ、大はしゃぎの二人。確かに少年の心を持った男性は可愛らしいけど、うーん…。正直この二人とはあまり関わりたくないかも。(苦笑)ブレナンの弟のようなプライド高い男もイヤだけどね~。

【字幕翻訳:?】

マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと

2009-04-01 21:47:01 | アメリカ映画(ま行)



2008年 アメリカ作品 118分 20世紀FOX配給
原題:Marley & Me
STAFF
監督:デヴィッド・フランケル
脚本:スコット・フランク ドン・ルース
原作:ジョン・グローガン『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』
CAST
オーウェン・ウィルソン ジェニファー・アニストン エリック・デイン アラン・アーキン


ここ最近映画館で観る作品は当たりが多いなぁ~
犬を飼うことによって生まれる癒しと責任の描写が、「犬と私の10の約束」同様よく書かれてるなぁ~と思った。本作はプラスして家族の絆やフラストレーションなども上手く書かれてて、犬がもちろん主役ではあるんだけれども、結婚生活、夫婦関係がテーマの作品でもあると思います。協力的なだんな様に、可愛い子供3人と犬一匹。めちゃくちゃ憧れる家族像ではあるけれども、もし将来同じ立場になれた時はジェニーと同じ様にイライラする日々が続くんだろうなぁなんて思った 仕事バリバリ出来る今は結婚や子供に憧れ、結婚したら独身貴族に憧れるんでしょうねぇ。無いものねだりでスイマセン

やっぱり動物が出てくる映画は癒されます 実は映画化が発表される大分前から原作は購入してるんだけど、途中で挫折してしまいました。やっぱりやんちゃなマーリーの行動は文章より映像で観てこそ癒されるものです。でももう一度チャレンジしようとは思ってますが。

オーウェン・ウィルソンは好感度大幅アッーーップ ベン・スティラーの出演作品を続けて観てたら、オーウェンの作品も自然と続いてしまったんだけれども、大らかで妻に協力的な今回のジョン役で初めて気に入りました。監督が彼に「君はコメディで人生を無駄にしているよ」と言ったらしいですが、その通りだと思う。(笑) 今回時間の都合で吹き替えを観てしまったんだけど、森川智之さんの声が素敵だったことも好感アップの要因かも?DVDが出たら、字幕で観たいとこです。

そして、オーウェン以上に注目したのがジェニー役のジェニファー・アニストン。フレンズ観てないし、彼女の出演作品は初めてだったんだけど、すっごくキレイ。何を着ててもカッコイイ。ブラピの元奥様なんだぁ。決めた!次の注目俳優さんはオーウェン&ジェニファーで!しばらく二人の出演作品鑑賞にお付き合いください~。

プラダを着た悪魔」も好きだし、この監督さんとも相性いいかも?↑の写真の、マーリーが咥えてる赤いハイヒールもプラダを思い出すね。


2回目鑑賞:マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと

【吹き替え翻訳:忘れた