pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

魔法にかけられて

2008-03-20 23:36:22 | アメリカ映画(ま行)



2007年 アメリカ作品 108分 ウォルト・ディズニー配給
原題:ENCHANTED
STAFF
監督:ケヴィン・リマ
脚本:ビル・ケリー
CAST
エイミー・アダムス パトリック・デンプシー スーザン・サランドン ジェームズ・マースデン


いつか眠りにつく前に」と2本だてで鑑賞。
「いつか~」で「結婚って誰よりも大切な一番好きな人とするもの。そしていつまでも幸せに暮らせるもの。そう思いたいけど、人間ってそんなキレイ事ばかりじゃ済まないよね。だから人生って複雑…。」なんて感想を書きましたが、この作品はそんなキレイ事の作品です。(笑)
いや、現実は「いつか~」だろうけど、やっぱ夢も見たいジャン
それにこういうことだってあるんだって信じたいジャン!?

アニメ部分と実写部分があるなんていう作品は初めて鑑賞したけど、なかなか面白かったです。
アニメと実写のギャップがすごく面白く書かれてた。
ディズニーアニメではお約束のノリを実写でやるとかなりイタイ。思わず何度も吹き出してしまったよ。
ディズニーがディズニー映画のパロディをして笑いを誘うなんて、面白い自虐ネタをするじゃないっすか!!

でもやっぱりディズニーはディズニーのテイストを完全には失わない。ラストはやっぱりハッピーエンド。そして心が浮き立つディズニーマジックも勿論ありさすが~のひと言です。

キャスティングをよく知らないで観に行ったのに、最初アニメのナサニエルを観た時、「このキャラを実写にするならティモシー・スポールだろー!」と思ってたら、本当に彼が出てきたので思わず大爆笑。
他の俳優たちも、アニメの時のキャラと違和感がなくて良かったと思います!

悪い魔女からジゼルだけでなく、ジゼルも現実主義者のロバートに魔法をかけちゃったね!

【字幕翻訳:古田由紀子】


いつか眠りにつく前に

2008-03-20 23:22:27 | アメリカ映画(あ行)



2007年 アメリカ・ドイツ作品 117分 ショウゲート配給
原題:EVENING
STAFF
監督:ラホス・コルタイ
脚本・原作:スーザン・マイノット
CAST
クレア・デインズ トニ・コレット ヴァネッサ・レッドグレーヴ パトリック・ウィルソン メリル・ストリープ グレン・クローズ


アメリカでは男性からは「理解できない!」と酷評を受け、女性からは「すべての女性が観るべきだ!」とまで大絶賛されたというこの映画。すごく気になってたんだけどなかなか観に行けなかった。近所のシネコンでは今週いっぱいの上映だったので滑り込みセーフです!!

観に行けて本当に良かったよー。複雑でなかなか上手く感想は出てこないんだけど、本当に「すべての女性が観るべき映画」だと思った。

登場シーンは少ないけれども、やっぱりメリル・ストリープの存在感はすごいと思った。彼女が出てきた瞬間から、このストーリーにぐっと重みが増し、「私とあなた、どちらかがハリスと結ばれれば良かったのにね。」と言うアンに、「お互いすべきことをしてきたのよ。」と返した彼女の言葉に思わず涙が。その言葉を受けたアンが娘に「人生、無駄な事はないのよ。」と語るシーンも、心に沁みたなぁ。ちょうど今、今までに経験した事のない様々な感情や無念を体験して、「あたしの人生何なんだろ。自分、何やってるんだろ。」っていう空虚感を抱いてたとこだったから、「これも無駄じゃないんだ。今、すごく成長できるチャンスを掴んでるんだ。」って思えた。

よく「一番好きな人とは結ばれない方がいい」と言うけれども、それは言い代えれば「叶わなかった恋は美談になる」ということなのかな、と思った。これが女性と男性の考えの違いなのかも。男性から見れば、長年連れ添ったパートナーを差し置いて、40年も前に1日か2日過ごした男を最期に思い出すなんて理解出来ないんだろうな。でも女性としては、すごく分かる。やっぱりメリル・ストリープ主演の、「マディソン郡の橋」と共通するテーマだね。
結婚って誰よりも大切な一番好きな人とするもの。そしていつまでも幸せに暮らせるもの。そう思いたいけど、人間ってそんなキレイ事ばかりじゃ済まないよね。だから人生って複雑…。そう思いました。

【字幕翻訳:松浦美奈】


犬と私の10の約束

2008-03-15 19:47:08 | 邦画


2008年 日本作品 117分 松竹配給
STAFF
監督:本木克英
原作・脚本:川口晴 澤本嘉光
CAST
田中麗奈 福田麻由子 加瀬亮 佐藤祥太 豊川悦司 高島礼子


原作はあらかじめ読んでました。この作品の最大の魅力は勿論ソックスの可愛さなんだけど、お父さんのキャラクターもかなりの大きな魅力。なので原作を読んだイメージからトヨエツが繋がらず不安だったんだけど、そんな不安は必要なかった!トヨエツ素敵ーこんなお父さん理想~

主人公のあかりと同じ一人っ子のあたしも、小さい頃から「犬が欲しいー!」と何度も親にねだった。でも結局叶えてもらえなかった。それは親が犬嫌いだからではなく、むしろその逆で犬が好き過ぎるから。飼う覚悟と自信がないのなら絶対飼っちゃいけない、って何度も言い聞かされてきたんだ。そのたび「なんでー!皆普通に飼ってるじゃん!」ってムカッときてたんだけど、今ならよく分かるし、それにこの作品を観て、犬を飼う事って癒しだけじゃないんだな、覚悟と自信がないなら飼う資格ないなって、実感としてヒシヒシと伝わってきた。

あかりの自分のことしか見えなくなって周りになげやりになってしまう態度にはすごく共感したな。あかりはソックスに「ソックスを飼う事でいっぱい犠牲にしてきたことがある!!」って当り散らしてしまうけど、あたしは同じ事をついつい家族にしてしまうことがあるよ。それでも家族(ソックス)って、傍に居てくれるんだよね。その優しさに、元気に生きているうちに気付かないとね。

あ~もうソックス可愛い。トヨエツ素敵。なっちゃん、自分と似てる!そして、、何度も泣けちゃったでも、、ホンワカする作品でした

ところで、福田麻由子→なっちゃん・佐藤祥太→加瀬亮が全然違和感ないキャストだったなぁ



ライラの冒険 黄金の羅針盤

2008-03-09 00:03:59 | アメリカ映画(ら行)



2007年 アメリカ作品 112分 GAGA=Comunications/松竹配給
原題:THE GOLDEN COMPASS
STAFF
監督・脚本:クリス・ワイツ
原作:フィリップ・プルマン 『黄金の羅針盤』
CAST
ダコタ・ブルー・リチャーズ ニコール・キッドマン ダニエル・クレイグ エヴァ・グリーン


ハリー・ポッター」、「ナルニア国物語」、「ロード・オブ・ザ・リング」、、、ファンタジー大作ものはどれも公開されるとイソイソ映画館へ行くのだけれども、いつも爆睡してしまうジャンルです造語が多くていつも途中から頭がこんがらがってきて、こんがらがっているうちに眠くなってしまうんですな。なので、いつも大筋はなんとなく分かるけど、細かいトコはよく分からんという状態になってしまうんですこのライラシリーズも原作を読んでないので、きっとまたそんな感じなんだろうな、しかも仕事で徹夜明けだしなんて思いながら映画館へ行って来たのですが、、、これは全神経集中で鑑賞できました(笑)
これも他のファンタジー作品に漏れず造語が多いんだけど、他の作品に比べて複雑じゃなかった気がする。ハリポタやロードとかの方が凝りに凝った独特の世界観で、そこがマニアにはたまらないんだろうけどね。また主人公が女の子なのもいいねぇ~。しかも可愛いしファンタジーもんの主人公って、あまり可愛い子・カッコいい子いない気がする。ニコール・キッドマンも相変わらず高貴で素敵な人だなぁと思ったけど、魔女役の女優さんもカッコよかったなぁ。
これは続編楽しみだー!

ところで映画の感想からは外れるんですが、一つ残念なことが。
みなさん、映画館で映画鑑賞する際は足のケアをしっかりしましょう。っつーか、、靴脱ぐな。
右に一つ空席挟んで座っていたオっさんが靴を脱いで鑑賞してたんだけどクサイクサイ最初自分かと思ってハラハラしちゃったんだけど、犯人はあのオっさんだった!せっかく楽しんだ映画鑑賞だったのに、ライラ=足臭なんていう切ない図式も生まれてしまったよ。(苦笑)


【字幕翻訳:稲田嵯裕里】