pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

お熱いのがお好き

2012-08-28 23:02:00 | アメリカ映画(あ行)



1959年 アメリカ作品 121分 UA配給
原題:SOME LIKE IT HOT
STAFF
監督:ビリー・ワイルダー
脚本:ビリー・ワイルダー I・A・L・ダイアモンド
CAST
ジャック・レモン トニー・カーティス マリリン・モンロー ジョージ・ラフト

■Story

禁酒法時代真っ只中のシカゴ。
ギャングの抗争に巻き込まれ、聖ヴァレンタインの大虐殺を目撃した二人のバンドマン、ジョーとジェリーは、ギャングの追っ手をかわすため女ばかりの楽団に紛れ込む。
女装した二人はそこで歌手のシュガーと知り合い、ジョーは彼女に熱を上げるが女装のままではどうしようもなく、楽団を乗せた寝台車は一路マイアミへ。
しかし、そこにはギャングの親分コロンボ一行も現れた…。
allcinemaより)

■Review

ビリー・ワイルダーにI・A・L・ダイアモンド、そしてジャック・レモン。
もはやこの三人はチーム。
この三人の作品はまだ「アパートの鍵貸します」しか観ていないので、偉そうに評論することは出来ないのですが、その2作だけでも、馴れ合いに染まることなく一級品を生み出してきた人たちなんだということを痛感させられます。

なんなの、この漫画のような展開ながらも面白い作品はっ!!ぉお!!(゜ロ゜屮)屮
漫画のようでありながらも、ありえない展開でもない。このコミカルとリアルの絶妙なバランス。
そして、彼らの生み出すヒロインは、とっても魅力的!
シャーリー・マクレーンも可愛かったけど、このマリリンも可愛い。
どちらもちょっと惚けていながらも、男に媚びる同性に嫌われるタイプの女性(笑)でもない。
とにかく、設定もキャラもセリフも、すべてのバランスが絶妙に保たれている作品だと思います。

ジャック・レモンは、何だか「可愛そうな人」が似合いますね。(笑)
自分のアパートに帰れず風邪を引き、周りからはプレイボーイ扱いされる無下な青年も、自分も好きな女性と親友(?)が結ばれるよう、自分は女装して協力し、じいさんのフィアンセにまでなるピエロも、本当に合ってました( ´艸`)ムププ

ビリー・ワイルダーの作品を何作か観て思ったのは、彼の大ファンを公言しているだけあって、三谷幸喜は本当に彼の影響を受けているなぁということ。
特にこの作品は、三谷作品を思い出させられました。
三谷作品が大好きな私は、ビリー・ワイルダーもかなりのツボ。
これからどんどん観ていこうと思います。

改訂新版 死ぬまでに観たい映画1001本 対象作品
(スティーヴン・ジェイ・シュナイダー著/ネコ パブリッシング)


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アメイジング・スパイダーマン

2012-07-12 02:46:20 | アメリカ映画(あ行)



2012年 アメリカ作品 136分 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給
原題:THE AMAZING SPIDER-MAN
STAFF
監督:マーク・ウェブ
脚本:ジェームズ・ヴァンダービルト アルヴィン・サージェン  スティーヴ・クローヴス
CAST
アンドリュー・ガーフィールド エマ・ストーン リス・エヴァンス マーティン・シーン サリー・フィールド

■Story

幼いときに両親が失踪し、心に傷を抱えたまま伯父夫婦のもとで育った内気な高校生、ピーター・パーカー。
彼は、NY市警警部を父に持つ同級生グウェン・ステイシーに秘かな想いを寄せる日々。
そんなある日、父の鞄を見つけたピーターは、父のことを知るオズコープ社のコナーズ博士を訪ねる。しかしそこで、遺伝子実験中の蜘蛛に噛まれてしまう。
翌日、ピーターの身体に異変が起こり、超人的なパワーとスピードを身につけることに。
やがて彼はその能力を正義のために使うことを決意し、スーパーヒーロー“スパイダーマン”となって街の悪党退治に乗り出すが…。
allcinemaより)

■Review

まだトビー・マグワイア主演のスパイダーマンシリーズは記憶に新しいのに、何故もう新シリーズを作るのか?
きっともっといいシリーズが作れると、自負してるのだな!?(゜ロ゜屮)屮
そんな期待満々で行ったのですが、、、私はトビーのシリーズの方が好きだったなぁ…正直…。

原作を知らないので、どちらの方が忠実なのかは知りません。
でも前シリーズの方がテーマがはっきりしていたように思う。
今回のスパイダーマンは、テーマがどうこうというより、ただ迫力あるアクションムービーに徹してしまったように思う。
相変わらず主人公のスパイダーマンことピーターは苦悩しているものの、何だかチャラい…。
マスクはすぐ取っちゃうし、おじさんの敵討ちで始めた悪人退治もなんだか浮かれた様子だし、なんといっても想いを寄せている彼女に早々と正体をバラしてしまう。
今シリーズは、結構積極的なスパイダーマン…(*ノ∀`*)ノャダァァン
究極の理数系少年が、究極のスポーツマンになる(究極過ぎるだろ…)、そんなギャップはトビーの方がうまく表せていたと思うな。

アクションシーンも、そんなにアメイジングしちゃうほど進化を感じさせなかったし…。
何でわざわざこんな短期間でリブートしてしまったのだろう…

ただ一つだけ褒めるとするなら、、、

トビー&キルステンのカップルより、アンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンのカップルの方が
個人的には見栄えがいいと思いました。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

それだけ。(苦笑)

あ、あとエンディングを日本オリジナルに差し替えるのやめて~。
「お、カッコいい曲使ってるなぁ~」なんて思っていた矢先、日本語の歌詞が聞こえてきてドン引き…。


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エリザベスタウン

2012-07-11 01:28:36 | アメリカ映画(あ行)



2005年 アメリカ作品 123分 UIP配給
原題:ELIZABETHTOWN
STAFF
監督・脚本:キャメロン・クロウ
CAST
オーランド・ブルーム キルステン・ダンスト スーザン・サランドン アレック・ボールドウィン

■Story

シューズ会社に勤務するデザイナー、ドリューは、長年開発に打ち込んできた画期的なシューズが10億ドルもの大損害を招き、会社をクビになってしまう。
恋人にも捨てられ生きる望みを失ったドリュー。
そんな彼に追い討ちを掛けるように、故郷を訪れていた父親が心臓発作で亡くなったという報せが届く。
父の葬儀のためにケンタッキー州の小さな街、エリザベスタウンへと向かうドリュー。
失意の彼は飛行機の中で、陽気でお節介焼きのフライト・アテンダント、クレアと出会うのだが…。
allcinemaより)

■Review



↑映画本編と関係の無い写真なんだけど、何だか好きだな~、この写真(^^)

こんなお葬式いいですね。
ホテルの会場(?)を貸切り、ステージ上では故人の思い出エピソードを交えたスピーチやバンドやタップダンスが繰り広げられ、出席者は豪華な料理を囲む。結婚式みたい。
亡くなった人も天国で喜び、遺された人にとっても元気が湧いてくるお葬式だと思うな。
少なくとも自分はこんな風におくられたい。
日本もこういうおくり方あればいいのにね。

個人的には一番好きなのは、エンディング直前のドライブシーン。
クレアが作成したマップに従い、お父さんの遺灰を持ってドライブするわけだけれども、道中これまたクレアに指定されたBGMの音だけになり、大笑いしたり泣いたり叫んだりと感情を爆発させるドリュー。
途中途中遺灰を蒔いて進んでいくのだけれども、これもいい供養の仕方だと思う。
親を亡くした人が観れば、なにかしら感慨深くなると思うな、この作品。

ただ、クレアはいつの間にあんな分厚い手の込んだマップを作ったんだ?という冷めた疑問は湧きますが・・・(・∀・i)

キルステン・ダンストはこういうちょっと不思議な魅力のある役がいい。
こんなに作品によって評価が分かれる女優、なかなかいないと思うな…(´-ω-`;)ゞポリポリ


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アラフォー女子のベイビー・プラン

2012-07-08 01:55:15 | アメリカ映画(あ行)



2010年 アメリカ作品 102分 劇場未公開作品
原題:THE SWITCH
STAFF
監督:ジョシュ・ゴードン
脚本:アラン・ローブ
CAST
ジェニファー・アニストン ジェイソン・ベイトマン トーマス・ロビンソン ジェフ・ゴールドブラム

■Story

ニューヨークで働くウォーリーは長年の親友キャシーが人工授精で子供を産むと聞き、ショックを受ける。
キャシーの人工授精を控えたある日、パーティーで酔っ払ったウォーリーは、トイレでドナーの精液サンプルをこぼしてしまい、急場しのぎで自分の精液とすり替えてしまう。
それから7年後、ニューヨークに帰ってきたキャシーに再会したウォーリーは、彼女の子供が自分の子供だと確信する…。
映画.comより)

■Review

最近お行儀よく、「古き良き作品」ばかり観ていたので、頭カラッポにして観れる映画が久々に観たいなぁ~と思い、選出。
(いつもカラッポじゃんとか言わないで~ ヾ(@°▽°@)ノあははのは~)

それがですよ、これ、なかなかいい映画なんです。なんでこれ劇場未公開なの!?
おバカムービーっぽい邦題がめちゃくちゃ損!
アラフォーで出産という、現代的な単語を並べりゃ~いいってもんじゃないでしょ!(-ε-)

そもそも、こんな邦題ですが、主人公は女性のキャシーではありません。男性のウォーリーです。
神経質なウォーリーと真逆のタイプの男性として、体育会系で前向きなローランドが出てきます。
ふつー、ローランドのような男性の方が理想でしょう。色々と楽しませてくれるし、とにかく明るい。
でもね、ウォーリーと共通点の多い私からしてみれば、彼はまぶしすぎる!暑苦しい!!調子のいいヤツ!!!
ってなわけで、完全にウォーリーの目線になってしまいました(^^;)
そしてウォーリージュニアことセバスチャンが、また彼にそっくりで…。
悪く言えばマセガキなんだけど、その子役が可愛いことも手伝って、子供の容姿と冷めた発言のちぐはぐ感が微笑ましい。
ただ、食事の時に唸るという悪癖までDNAに埋め込まれているのか?という疑問はあるんですが。笑

セバスチャンの、写真立てを集める(しかも肝心なのは、買ったときについてくるサンプル写真)という奇妙な収集癖もうまく生きている設定だと思います。
私も思ったことあるもん。自分の写真いれずに、このサンプル写真でいいなって。
サンプル写真って、ファミリーの写真とかが多いんだよね。幸せの象徴みたいな写真。
そんな写真に憧れるセバスチャンが、なんだかいじらしい。
そしてその写真立てがエンディングにも生きてくるわけで、、、。

あー!もう!やっぱりこれはDVDスルーはもったいない!邦題が台無し!!

でも、発掘した喜びはあるよね。笑

それにしても、やっぱりジェニファーはカワイイなぁ(*´ェ`*)ポッ


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アパートの鍵貸します

2012-07-03 21:07:42 | アメリカ映画(あ行)



1960年 アメリカ作品 125分 UA配給
原題:THE APARTMENT
STAFF
監督:ビリー・ワイルダー
脚本:ビリー・ワイルダー I・A・L・ダイアモンド
CAST
ジャック・レモン シャーリー・マクレーン フレッド・マクマレイ レイ・ウォルストン

■Story

出世の足掛かりにと、上役の情事のためにせっせと自分のアパートを貸している会社員バド。
だが、人事部長のシェルドレイクが連れ込んで来たエレベーターガールのフランは、バドの意中の人だった…。
allcinemaより)

■Review

二度目の鑑賞だけど、以前と同じ感想だわ。
良作というものは、無駄なシーンやセリフが一つもないなと。
本当に面白いです!!



上司の浮気を助けて出世をするなんて、道徳観念の欠如だ。
アカデミー賞受賞という名誉を受けながらも、そんな非難の声も多くあがってるそうです。

でも、、、上司にゴマすってるどこにでもいるサラリーマンと一緒じゃんねぇ。( ´,_ゝ`)プッ
こんな会社で絶対働きたくないけど。笑

結構涙ぐましい努力ですよ。
朝まで自分の部屋に入れなくて風邪引いて、寝込みたくても周りの許可をとらなくちゃ出来ない。自分の家なのに。
隣人からはとんでもないプレイボーイに間違われ、クズ扱い。
弁解することなく、その「役」になりきっているバドがおかしくて仕方が無い。

ラストも最高。
最低な部長に対する仕打ちがもうとにかく愉快。

シャーリー・マクレーンというと、私の世代からすると「元気なおばあちゃん」というイメージだけど、この作品のマクレーンは本当にキュート。
それもこの映画の魅力だよね。

*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:゜・:,。*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆

印象に残った一言:奥さんのいる恋にマスカラは禁物

*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:゜・:,。*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆

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明日に向って撃て!

2012-07-01 16:42:03 | アメリカ映画(あ行)



1969年 アメリカ作品 112分 20世紀FOX配給
原題:BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID
STAFF
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
脚本:ウィリアム・ゴールドマン
CAST
ポール・ニューマン ロバート・レッドフォード キャサリン・ロス ストローザー・マーティン


■Story

1890年代の西部。家畜泥棒と銀行強盗が稼業の2人組のガンマン、ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドは、同じ盗人仲間のハーベイ・ローガンらの誘いにのって、列車強盗を試み、大金をせしめた。
この後ブッチは、銀、錫などの鉱山資源の豊富なボリビアへ行って荒稼ぎしようと、サンダンスを誘う。
そして、スペイン語のできるサンダンスのガール・フレンド、女教師のエッタも交えて、彼らはボリビアへ向かう。
しかし、ボリビアはブッチの想像とは異なり大変な貧乏国で、2人はたちまち銀行強盗に戻る…。
goo映画より)

■Review

名作ですね。
セピアトーンとフルカラーの使い方、そしてエンディング。こんな気の利いた演出をする映画を、他に知りません。



映画も小説も、シリアスになるのは簡単。
よく「泣かせるのは簡単でも、笑わせるのは難しい」とも言います。
この映画はシリアスなはずの場面でもユーモアがいっぱい。
刺客に崖っぷちまで追い詰められ、絶体絶命。「滝へ飛び込もう!」というブッチに普段はクールなサンダンスの切羽詰った一言。
「泳げないんだ!」

男ってアホだな~。バカだな~。
そして、カッコイイな~って思う。(≧m≦)
ほんと魅力的な可愛らしい強盗たちです。

名曲「雨にぬれても」が、またこの男たちの内面を物語ってくれているよね。

ごちゃごちゃ感想を書いても仕方が無い。
酔いましょ、この男達の勇敢で無様な生き様と死に様に。(*゜∀゜)=3


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オンリー・ユー

2012-06-12 15:58:22 | アメリカ映画(あ行)



1994年 アメリカ作品 108分 COLTRI配給
原題:ONLY YOU
STAFF
監督:ノーマン・ジュイソン
脚本:ダイアナ・ドレイク
CAST
マリサ・トメイ ロバート・ダウニー・Jr ボニー・ハント ヨアキム・デ・アルメイダ


展開に無理がある?
結婚式の直前に、幼い頃の占いを信じてイタリアにすっ飛んで行っちゃうなんてありえない?
名前だけで運命を信じるなんておかしい?
しかもその女性はもう30歳過ぎというんだから痛い?

いやいや、私はそんなことないと思ったなぁ~。
むしろ、疑問のある結婚を控えている身、しかも年齢も30過ぎだということが彼女をここまで駆り出せたんだと思うなぁ。
ってか、ごちゃごちゃ言う前に、こんな荒唐無稽な設定は映画ならではの楽しみだよね!?(*゜∀゜)=3



そもそも、話が進んでいくと、荒唐無稽どころかなかなかリアル。
しっかりとしたオチがあって、思わず笑っちゃいました。
だって、その占いの結果が○○で、ロバート・ダウニー・Jrの正体は○○で…、なかなか甘くない展開です。

私の憧れの地であり、念願叶って八月に行く予定のイタリア!
フェイス(マリサ・トメイ)が運命の人「デイモン・ブラッドリー」を追い求めて旅する珍道中で、イタリアの色々な地方(田舎から都会まで!)を観れたのは嬉しい収穫でした。

ロバート・ダウニー・Jrイメージはアクションだったから新鮮な役柄だったけど、こういう作品でも彼の持ち味はちゃんと生かされるね。
好きな俳優だなぁ。

映画鑑賞って、観ても観てもキリがないね。
こういう良作をまだまだ見落としている。
だから奥が深くて抜けられないんだけどねぇ~┐(´-`)┌
六月に入ってから、更新頻度高いなぁ~。笑
今映画が無性に観たい!映画と活字の中毒が交互にやってきます。(*゜∀゜)=3
そろそろ活字になる予感…。笑


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雨のニューオリンズ

2012-06-04 20:03:51 | アメリカ映画(あ行)



1965年 アメリカ作品 110分 パラマウント配給
原題:THIS PROPERTY IS CONDEMNED
STAFF
監督:シドニー・ポラック
脚本:フランシス・フォード・コッポラ フレッド・コー エディス・R・ソマー
CAST
ナタリー・ウッド ロバート・レッドフォード チャールズ・ブロンソン ロバート・ブレイク ケイト・リード

※私の感想の変わり模様です。完全ネタバレ御注意。

①オープニング
はっは~ん!これはきっとステキなロバート・レッドフォードとこの少女の、年の差恋愛の話だな!?(*゜∀゜)=3
それにしてはちょいとこの少女に華がない気がしないでもないけど…。レッドフォードにかかれば画になるのだな!?

②アルバ(ナタリーウッド)登場
なんだこの自信満々女は。そうだ、レッドフォードよ。彼女をこてんぱんに言い負かしてしまえー。
他の男共と違って、色気ムンムンな女に惚れないところがカッコいいぞー!!(*゜∀゜)=3

③アルバ、何度もアタックするも、レッドフォードにいつも玉砕
ふはははは!いいぞいいぞー。こういう女は男に痛い目に遭うといいさー。ふははは!(←女の嫉妬?

④アルバとレッドフォード熱烈キス
ポカーン…( ゜ ρ ゜ )
結局レッドフォードも男か。
ってかいつの間にレッドフォードまで惚れてたの?

ってな流れです。
ってか、DVDのパッケージがナタリー・ウッドと二人で歩いてる写真なんだから、冒頭に出てきた少女、アルバの妹が相手じゃないって、すぐ気付けよ、自分…。(苦笑)

物語が進めば、アルバの複雑な家庭環境や葛藤が見えてきて、ただの自信満々&自意識過剰な女ではないということは分かるのですが、オーエン(レッドフォード)がアルバに惚れたきっかけが分からない。
それに、彼のやり方は本当に彼女を愛してたのか?と思わされる強引&単純っぷり。
レッドフォードの魅力をもってしても、好感のもてない男でした。
でもこれって、私が現在(いま)の価値観を持って観てるからかもね。
ラストも一筋縄ではいかない。T・ウィリアムズの戯曲が原作ということだけれども、なるほど。シェークスピアをも思い起こさせました。

でも、、、戯曲のラブストーリーって悲劇のエンディングが多いけど、主役のカップルに何の感情も抱かないことが多い。
かわいそうとか、幸せになって欲しかったとか、普通思いそうなもんだけれども、なんとも思わん。
なんか…そんだけ燃え尽くした(萌え尽くしたと最初変換されて、それでもいいかと思った(*ノ∀`*) )んだからいいじゃん。と。
今作も一番切なかったのは、お姉さんのボロボロになったドレスやジュエリーを身に纏い、姉の顛末を語るエンディングの妹の姿でした。

オーエンみたいな男に捕まるなよ~。お姉さんとは違って、幸せな将来を歩めよ~!


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新しい人生のはじめかた

2012-03-30 18:48:53 | アメリカ映画(あ行)



2008年 アメリカ作品 93分 クロックワークス配給
原題:LAST CHANCE HARVEY
STAFF
監督・脚本:ジョエル・ホプキンス
CAST
ダスティン・ホフマン エマ・トンプソン アイリーン・アトキンス ジェームズ・ブローリン


すんご~~~~く満たされた映画でした。ここ最近で観た映画の中では一番好きだ!ヽ(´▽`)/



昨日観た「マリリン 7日間の恋」でも書いたけど、人に囲まれて感じる孤独感というものはとても辛い。
なかなか理解してもらえないからだ。
友人と一緒にパーティ(合コン?)に行ったものの、トイレに閉じこもり涙を流すケイト(エマ・トンプソン)の姿には身に覚えがあって心が痛んだ。楽しいはずの場面が楽しめない辛さ。
ハーヴェイ(ダスティン・ホフマン)の孤独も辛い。離婚した元妻との間の娘の結婚式に出席するために、NYからはるばるロンドンまで来たのはいいが、自分だけホテルを手配され、娘や元妻達は一軒家を貸切っての宿泊。
バージンロードは元妻が再婚した相手と歩くと、娘に言われてしまうし…。
仕上げは仕事の解雇。
台詞にこそなかったけど、「いくらプライベートがうまくいかなくても、俺には仕事があるからいいもん。」とばかりに仕事に情熱を傾け、ロンドンに来てからも携帯を握り締めていたというのに、会社は自分を必要としていなかったという悲しい現実。
踏んだり蹴ったりです…。(´;ω;`)

そんな、なかなか現実がうまくいかない二人が出会い、満たされていくというストーリー。



旅先での出会いといったって、若い二人ではないので、多少の起承転結はあるものの、激しい口論や情事は一切ありません。
でもそれがいい!
ウィットに富んだ会話と、内面は色々と葛藤がありつつも穏やかな二人の表情、ロンドンの美しい街並み、
それらが見事に観る者をほっこりさせてくれる。(´▽`) 大人の上質な恋愛です。
特に↑の写真のシーンは秀逸。

ダスティン・ホフマンの微笑みと、飾らないエマ・トンプソンがステキなんだぁ。


ダスティン・ホフマン、「ミート・ザ・ペアレンツ2」のようなぶっ飛んだオッサン役もいいけど、やっぱりこういう役の方がステキ。
品のいいおじ様、リチャード・ギアとはまた違った味があるのです。

新しい人生のはじめかた…確かに誰かと一緒に歩き始めることは、一人で歩いてきた過去とは違う人生のおくりかた。
人との触れ合いは、葛藤を生み出すけど、癒しをも生み出すものなんだ。
だけど…過去のヒット作に肖った邦題はやめようよ~。作品の品質を落とす気がする。
よくあるじゃん?明らかにあの映画のパクリだなっていう、DVDスルーのB級映画。
こういう良質な作品には、そんな邦題やめて~(´;ω;`)

【字幕翻訳:岡田壮平】


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麗しのサブリナ

2011-07-08 01:12:07 | アメリカ映画(あ行)



1954年 アメリカ作品 113分 パラマウント配給
原題:SABRINA
STAFF
監督:ビリー・ワイルダー
脚本:ビリー・ワイルダー サミュエル・テイラー アーネスト・レーマン
CAST
オードリー・ヘプバーン ハンフリー・ボガート ウィリアム・ホールデン ジョン・ウィリアムズ フランシス・X・ブッシュマン


DVDのパッケージが↑ご覧の通りカラーだったので、当然カラー映画だと思ってたら、白黒映画でした。あまり白黒映画を見慣れていないため、字幕が読みにくい。(苦笑)

なんだか「オードリー」って書くと、「とぅーす!」の方が浮かんでしまってイヤなので、ヘプバーンと書きます。。。
やっぱりヘプバーンはキレイ!!!「おしゃれ泥棒」でももちろんキレイと思ったけど、それより12年も前にあたるこの作品は若さも加わってもう美の最高潮。そんな彼女とハンフリー・ボガートが、なんだかしっくりこないカップルなんだよなぁ~…。ウィリアム・ホールデンとも年離れてるんだけど、画になる二人だった。でもハンフリー・ボガートとは離れすぎてて画にならない。ずっと片思いを続けた相手とやっと結ばれそうになるけど、いざ近い存在になってしまったらその人のお兄さんの方に興味が移った、というストーリーはいい。ありえそうな話だし。でももうちょっと年が近いキャストを選んで欲しかったと思った人は他にもいないかなぁ?なんか名作に突っ込むのはちょっと勇気いるんですけど。(笑)
ウィットに富んだ台詞が多くて吹き出したシーンが数箇所。そういう台詞って、古い映画の方が出会えるね。

あと、この映画といえば、「サブリナパンツ」。聞いたことあったけど、由来がヘプバーンの映画だったなんて初めて知りました。確かに体にフィットした細身のパンツ姿もステキだった。今見ても全然おかしくないファッションだし。女性がパンツスタイルも取り入れるようになったのも、この流行がきっかけなのかなぁ?
しかし、サブリナパンツ、スキニーパンツ、レギンスパンツ、の違いがよく分からん…。なんてショップの販売員をしてる今の自分が言ってしまったらマズイのですが、、、正直分からん。(苦笑)

 
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