pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

主人公は僕だった

2008-05-24 19:00:45 | アメリカ映画(さ行)



2006年 アメリカ作品 112分 ソニーピクチャーズ・エンターテインメント配給
原題:STRANGER THAN FICTION
STAFF
監督:マーク・フォースター
脚本:ザック・ヘルム
CAST
ウィル・フェレル エマ・トンプソン ダスティン・ホフマン マギー・ギレンホール


これも映画館で観たかったのに観れなかった作品。
過去の記事を遡っていくと、何故かこの映画を観ようとして「クレヨンしんちゃん」を観てます。(笑)
ちょっとテーマは、「最高の人生の見つけ方」と共通するとこあるかな。
どこからともなく聞こえてくる謎の声に、死を暗示させるようなことを言われ、ならば楽しまなくちゃ!とアドバイスを受け、毎日分刻みに決まった型通りの生活を送るハロルドが、勇気を出してわき道それて恋愛に積極的になったり、長年の憧れのギターを手にしてみたり。
生きているのが当たり前と思わず、いつ死んでも後悔の無いように心の声に耳を澄ますのも必要だよね。
でも結果命が惜しくなってしまったハロルドが、声の主の作家を見つけ出し「ラストを変えてくれ」と迫るも、いざ作品を読んでみて、「このラストでなくちゃ意味が無い。書き上げてください。」とあっさり言ってしまうトコにはちょっと違和感がありました。

設定が荒唐無稽だけど、ウィルの好演と、エマ・トンプソンとダスティン・ホフマンの大物俳優二人のおかげで、なかなか面白い作品になってました。
でも、期待しすぎちゃってたかもなぁ


ミス・ポター

2008-05-24 18:55:23 | アメリカ映画(ま行)



2006年 アメリカ・イギリス作品 93分 角川映画配給
原題:MISS POTTER
STAFF
監督:クリス・ヌーナン
脚本:リチャード・マルトビー・Jr
CAST
レニー・ゼルウィガー ユアン・マクレガー エミリー・ワトソン ビル・パターソン


映画館で観たい、観たいと思っていたのに気付いたら終わってしまっていた作品。やっと観る事が出来ました。
ピーターラビットは、誰もが知ってる長く愛されているキャラクターだよね。お話を読んだ記憶はないんだけど、グッズの一つや二つは家を探せば絶対ある、当たり前に身近にいるキャラクター。でもその作者に思いを馳せた事はなかったなぁ。女性だって事も知らなかったし。でもこの映画を観る事によって、彼女が自然に囲まれた田舎暮らしを好んだり、階級やお金に興味のない性格だということを知って、ピーターラビットの絵に漂う優しさの理由が分かった気がするよ。

ストーリーは93分と短いため、淡々と語られている印象を受けた。途中どうしようもない悲しみがポターを襲うけれども、いつまでも悲惨な状態を引きずることなく前向きだし。彼女が8年という長い月日をかけてだけれども、新たな愛にたどり着けたって言うのはなんだか嬉しかったな。

そーいえば、レニーとユアン・マクレガーって、「恋は邪魔者」のコンビだったね。でもダブルことなく自然に観れたので良かった。でも、一時期レニーにハマったあたしなのに、今はあまり好きな女優ではないんだよなぁやっぱ顔が田舎くさい。(苦笑)ブリジットはハマリ役で好きなんだけど。

【字幕翻訳:戸田奈津子】


ロード・オブ・ザ・リング

2008-05-23 22:19:11 | アメリカ映画(ら行)



2001年 アメリカ・ニュージーランド作品 178分 日本ヘラルド映画・松竹配給
原題:THE LORD OF THE RINGS: THE FELLOWSHIP OF THE RING
STAFF
監督:ピーター・ジャクソン
原作:J・R・R・トールキン
脚本:ピーター・ジャクソン フラン・ウォルシュ フィリッパ・ボウエン
CAST
イライジャ・ウッド イアン・マッケラン ヴィゴ・モーテンセン ケイト・ブランシェット オーランド・ブルーム


3部作すべて映画館で観て、すべて寝ました長くて長くて…
でも久々に何故かまた観たくなり、DVDを借りてみたわけです。DVDだといいね、自分のペースで観れるからおかげで映画館で観た時は分からなかった細かいシーンや設定に気づく事が出来ました。それで思ったのは、丁寧に作られてるなぁってこと。半ボケで観てた時はただただ同じ様なシーンばかりが延々と続いて、無駄に長い映画だと思っていたけど、この壮大なスケールはこれだけの時間をかけないと描けないよなぁと改めて思ったよ。それに、一人一人の登場人物の心境も丁寧に語られてるんだね。まだこの作品は序の部分なので、ストーリー展開で「お!」と思うところはないんだけど、世界観は充分に楽しめました。

アラゴルンがやっぱりカッコいいね~そして、前観た時は馴染みの無かったオーランド・ブルームも、今観るとレゴラス役が新鮮。個人的にはパイレーツのウィルより好きです。イライジャ・ウッドも小人のホビット族が合ってる。でもね、フロド、ピピン、メリーのホビット族が「足引っ張るなよ戦闘力もないくせに、でしゃばるなぁ!」と、もどかしくなってしまってさ。(苦笑)サムは泣かせるよねぇ~~~。何と言ってもサムは最終章で一番おいしいとこもって行くモンね

さてと、、23も観なくちゃね。もっと長いんだよねんまぁ、、ゆっくり堪能しましょ。

【字幕翻訳:戸田奈津子】


改訂新版 死ぬまでに観たい映画1001本 対象作品
(スティーヴン・ジェイ・シュナイダー著/ネコ パブリッシング)


最高の人生の見つけ方

2008-05-11 22:38:38 | アメリカ映画(さ行)


2007年 アメリカ作品 97分 ワーナー・ブラザース配給
原題:THE BUCKET LIST
STAFF
監督:ロブ・ライナー
脚本:ジャスティン・ザッカム
CAST
ジャック・ニコルソン モーガン・フリーマン ショーン・ヘイズ ビヴァリー・トッド


本当にイイ作品だったぁ~~~好きな映画ベスト10に入るなぁ。
テーマは死ぬまでにしたい10のことと同じ。でも死ぬまでに~とは違ってユーモア満載。テーマがテーマなだけに、ユーモアばかりじゃ多分嫌気がさす作品になりかねないよね。でもこの作品は「ユーモアと悲しさのバランスを、どちらかに偏り過ぎないように注意した」と監督の言葉にもある通り、そのバランスが絶妙なんだ。勿論監督のその計算の成果だと思うけど、モーガン・フリーマン&ジャック・ニコルソンの名優二人の演技の賜物でもあると思うけどねジャック・ニコルソンに関しては実は出演作品を観るのは初めてだったんだけど、いやはや、本当に名優だわ。モーガン・フリーマンに関しては、やっぱり名優だと今回もただただ感心するのみ。彼が出てくるだけで、作品に重みが増すんだよね。大好きな俳優です。

前半はちょっと苦しい闘病生活が続くんだけど、でもそこもこの爺ちゃん二人はユーモアを含むセリフで笑わせてくれます。家族が癌に冒され、一度闘病生活の苦しさを目の当たりにした経験がある自分は、実は癌がテーマの作品はどうしても避けてしまうんだ。でも癌って本当によく出てくる設定で、あまり内容の濃くない作品で容易に『癌』っていう言葉が出てくると腹立たしささえ覚える。そんな自分は、苦しい闘病生活はどうしても目を覆いたくなるシーンなんだけど、この作品では闘病生活でさえ微笑ましくなってしまったよ。

正反対の二人が出会ってお互いにギブ&テイクするという話は映画にはありふれている話だけど、でもそれって実際は本当に素敵な話だよね。「合わないから離れる」じゃなくて、「お互い認め合って学べる関係になる」って難しい事だよ。

エドワードと秘書のやりとりも好き
本題の棺おけリストも勿論、エドワードの語る「ジジイの3か条」も好きだよ。(笑)
あとね、心に響くセリフを挙げたらキリがない作品です。本当に好きな作品

【字幕翻訳:桜井裕子】

クローバーフィールド/HAKAISHA

2008-05-11 22:26:28 | アメリカ映画(か行)


2008年 アメリカ作品 85分 パラマウント配給
原題:CLOVERFIELD
STAFF
監督:マット・リーヴス
脚本: ドリュー・ゴダード
CAST
マイケル・スタール=デヴィッド マイク・ヴォーゲル オデット・ユーストマン ジェシカ・ルーカス


宇宙戦争をハンディカメラで撮影しました、っていうような作品。

斬新なアイディアは気になってたけど、正直観ようとは思っていなかった作品。だって全く新しいアトラクションタイプの映画です。特殊な手法による映像は、ご鑑賞時の体調によっては車酔いに似た症状を引き起こす可能性がございます。なんて注意書きがあったらビビるじゃん!?でもまぁ、観に行く機会があったので観て来たのですが、やっぱりあたしの好みには合わなかった。まず、宇宙戦争のような話が苦手でしょ。そしてブレる映像は、想像以上に気持ち悪くなった。。。精神的にくる作品だったなそして一番不満だったのが、起承転結の『結』がない。ネタバレ全開で行きますが、NYを襲った謎の生物の正体が明かされないし、退治も出来ないまま人類全滅(なのかな?)なんですよ。ナニソレ?と。謎の怪物が出現し、逃げ回る人間をハンディカメラで追いましたってだけな作品。監督はこのアイディアだけを観客にアピールしたかったのかな?んまぁ、確かにアイディア賞だけはあげたくなる作品だけどね。だって、作品自体は不満だったんだけど、パンフは読みたいなぁと思って売店に向かうも、売り切れだったから。そんなん初めてでビックリだよ皆は満足する作品だったのかどうかは知らないけど、関心はある作品なんだろうなぁと思って。
・・・ってか、あまり入荷してなかっただけだったりして。(笑)

あとね、「そこ突っ込んだら元も子もないでしょっ」っていうとこなんだけど。ずっとカメラを持ってたハッドがね、撮影してないでさっさと逃げろよってどうしても思った。(苦笑)最終的にカメラが仇となって命落としてるし( ̄_ ̄|||) あと、あのカメラ相当丈夫だなぁとも思った。(笑)

-追記-
オチがないと書いてしまいましたが、続編が出るそうで。。。多分観ない。(苦笑)

【字幕翻訳:戸田奈津子】

40歳の童貞男

2008-05-06 20:11:07 | アメリカ映画(や行)



2006年 アメリカ作品 116分 UIP配給
原題:THE 40 YEAR OLD VIRGIN
STAFF
監督:ジャド・アパトー
脚本:ジャド・アパトー スティーヴ・カレル
CAST
スティーヴ・カレル キャサリン・キーナー ポール・ラッド ロマニー・マルコ セス・ローゲン エリザベス・バンクス


このドキッとさせるタイトルは、やっぱレンタル屋さんでは借りにくいよねぇ同じ事を皆思うのか、オンラインレンタルではなかなか借りれなかったよ。やっと借りれました。

確かに興味をそそるタイトルだけど、普通ならあまり観る気にはならない作品。でもこの作品はあまりにも評判がいいため期待しすぎちゃいました。あまり面白くなかった。 テーマはいいんだけど、テンポが悪い。ちょっとこのテーマで約2時間はしつこい!!90分くらいでまとめられれば、もっといい作品だと思うんだけど。
っていうか、評判でも聞いていたけど、この主人公が40歳まで女性経験がないっていう方が不自然。確かにフィギュアオタクだけど、女性と話すのが苦手っていうわけでもないし、気の利いた受け答えが出来るし、彼女はあっさりと次々出来るし。もっと誰が見ても、「あぁ、なるほどね、こりゃ無理だわね。」というような男が主人公で、憧れの初体験まで四苦八苦してこぎつくっていう作品だったら面白そうなんだけどね~。とにかくこれは感性が合わない作品でした。「本番に備えてどうでもいい女で練習しろ!」とか「酔った女を誘え」とか、女性じゃ分からない価値観なんだよなぁ。男性の方が笑って共感出来るのかな?
あと、下品な作品がダメかと言われればむしろ好きなんだけど(爆)、この作品は映像はあまり下品でないものの、four letter wordが目立つ作品。特にファッ○はこれでもかというくらい出てきたね

胸毛脱毛のシーンは爆笑モンでした。あたし、あれ全部剥がしたいわー。
あと、日本人でも誕生日に「幸せなら手を叩こう」は歌わんぞ?