pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

ツレがウツになりまして。

2012-05-17 19:26:51 | 邦画



2011年 日本作品 121分 東映配給
STAFF
監督:佐々部清
脚本:青島武 原作:細川貂々
CAST
宮崎あおい 堺雅人 吹越満 余貴美子 大杉漣 田山涼成 梅沢富美男



泣いてしまった(ρ_;)

うつ病は心の風邪。そんな言葉はよく聞くようになったけれども、「うつ病」って単語は時に冗談として持ち出されるし、まだまだなかなか理解されていないのが現状。
ツレのお兄さんや、職場の上司の反応が一般的。
ただの怠け者やマイナス思考、そんな風に思っている多くの人たちに一石を投じた作品だと思う。

堺雅人の演技が、ただの怠け者やマイナス思考なだけの人に見せない演技だったし、でもこの作品の雰囲気に合ったノリもあって絶妙。
そして何と言っても、それを支える奥さん、宮崎あおいの存在も絶妙。
ノンフィクションとのことだけれども、うつ病の夫と24時間一緒にいながらあの明るさとポジティブさを持ち続けていられるのは、すごいことだと思う!
あんな夫婦が羨ましい。
ハルさん(宮崎あおい)の実家の両親もステキ。



「(症状に)気付いてあげられなくて、ごめんね」「会社辞めないなら離婚する」「休みは、休むことが宿題なんだよ」「優しく見守ってほしいのに、何で土足で入ってくるんだろう」
そんな、ツレを想うハルさんの言葉の数々に涙です。
決して暗くない、コメディとしてでも観れる作品なんだけれども、涙涙だよ。
映画って、時にこういう明るさが、より辛らつに胸に響くよね。


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