pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

わが母の記

2012-02-08 10:46:54 | 邦画



2011年 日本作品 118分 松竹配給
STAFF
監督・脚本:原田眞人
原作:井上靖
CAST
役所広司 樹木希林 宮崎あおい


試写会で観て来ました。
意外と試写会って当選するもんですね。
学生時代はよく行ってたけど、社会人になってからはなかなか行けなかった。
今は専業主婦になったので、久々に応募してみたら、当たる当たる…。
なので、今後は劇場公開に先駆けてレビュー出来る機会が増えるかなぁと思います。

んで、試写会第一弾のこの作品の感想は…。

樹木希林と役所広司の絶妙な掛け合いが見所!この二人は何だか「出てる」だけでいい映画だなぁなんて思わされてしまう、日本俳優の国宝だと思います。
だけど作品全体としてはう~ん…。というのが正直な感想…。

「母と子供の話」だなんて、聞いただけで涙が出ちゃいそうなんだけど、作品を観ても全然泣けなかった。
でも、認知症のお祖母ちゃん、八重(樹木希林)の行動がコミカルに描かれていて、またそこが観客の爆笑を何度も誘ってたんだけど、なんかこれくらいで丁度いいのかもなぁ~なんて思わされた。
認知症って、患者の家族にとっては大変な問題だと思う。
介護も持久力と忍耐力が必要な大仕事。
でもそこを辛い辛い…と描かれているわけではなく、お祖母ちゃんが次々に起こす奇怪な言動を、家族みんなで笑い飛ばしちゃうような描写がある意味で救い。
今介護を経験している人、また過去に経験した人は、「こういうのもありか。」と思わされると思う。少なくとも自分はそうでした。

んじゃ~何が「う~ん」なのかと言うと、主演以外のキャスト。
いや~女系家族の連中がそりゃ~まぁ~喋る喋る喋る。しかも早口の者あり甲高い声の者あり、で、よく聞き取れないしそのうち耳障りに。
どこにいっても親戚の中に必ずこういう人いるし、またその騒々しさが臨場感をもたらせてくれる効果はあるんだけど、ちょっと作品として配慮が欲しかった。
海外で評価されたとのことだけど(モントリオール映画賞審査員特別グランプリ受賞)、きっとこの人たちの台詞が字幕でアウトにされてたから丁度良かったんじゃないの?なんて思ったり…( ̄▽ ̄;)

麒麟の翼」でもそうだけど、出来れば生きているうち、それも元気なうちに、親と沢山語り合って分かり合いたいものですね…。

また今作でも樹木希林の若い頃が実の娘内田也哉子でした。これは今後お約束になるんでしょうかね?(笑)


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