かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

すべりだし~第103回医師国家試験1日目

2009年02月14日 21時06分06秒 | 国家試験
今日2月14日は世間的にはバレンタインデーであるが、全国のごく限られた集団にしてみれば重要な意味を持つ3日間の始まりである。配布された要領には「第1日目」とあるのだが、この表現がどうにも気に入らないので「第」を取り除かせてもらった。でなければ「目」を取り除きたい。
さて、先だって確認したルートに従って電車に乗り、そして歩いた。朝のうちは雨がぱらついていたが、ほどなくしてあがったためいい天気になった。そして暑くなった。医学生といえどよりどりみどりというのか、バラエティ豊かな集団である。
指定された教室は地下の扇形をした緩やかな階段教室で大学の教室といった風情だった。試験監督は全部で5ないし6人といったところだったろうか。用意された進行手順を読みあげているあたりはセンター試験と似ているような気がした。
マークシートは2種類あり、列によって違う種類のものを配布するという手の込みようで、さらには机に上にあるものにまでチェックが入る徹底ぶりであった。さすがはお上だけのことはある。
今回の時間割は幸いにして前回と全く同じものでありそのため模試とも完全対応しているわけであるが、模試をやっているときはどのブロックも半分の時間で解き終わっているため、どのブロックも2周ずつ解くことにした。それで答に迷うようならそれ以上考えずにあきらめるというのが基本的な戦略である。満点を取る必要はさらさらないので、それよりも取れるところを取りこぼす方がよっぽど怖い。
懸案の新出題形式については、6択以上のものと計算問題が出てきた。どちらもそんなに大したことはなかったので、問題ない。「すべて選べ」は幸いにして出てこなかったが、なぜか「3つ選べ」が出現した。これは要するに2つ選ぶのと何も変わらないので見かけが変わっただけのことだが。
私見だが、A問題は比較的マイルドでB問題はかなりスパイシーだった。舌がしびれそうだ。C問題は肝を冷やされるようなものがちらほらとあった。必修の魔力だろうか。
明日もこの調子で行ければ何よりであろう。