かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

旭川

2006年08月11日 20時09分35秒 | 一般
今日は旭川まで行った。あさってまでいる予定。
叔父一家と半年ぶりに再会した。従兄弟達にも会った。
いつも笑顔で迎えてくれた祖母がいないのがたまらなくさびしかった。祖母の死という現実を再び認識させられた。今回は急死した祖母の遺品の整理や、相続などの諸々の事項の話し合いをしていたらしい。この件に関しては私は全くノータッチであるので、何もわからないし何も言えない。
急に一人暮らしを始めるようになった祖父は何とか元気にやっているようなので、安心した。祖母がいつも世話をしていた鉢植えが枯れていて、きれいに片づけられているのも、理屈の上では当然だとわかるがなんとも割り切れないような、変な心境だった。なぜか涙がでそうになってしまった。
ひょっとしたら私はまだ祖母の死という現実を受け入れきれていないのかもしれない。頭ではわかっても心の中では受け入れたくないのかもしれない。そんななかで現実は私をおいてめまぐるしく変わってしまう。だとしたら、人が死ぬことの意味を私はわかっていない。こういうものなのだということがわかっていない。情けない話だが、現実に打ちのめされた、そう言えるかもしれない。