国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

国際金融資本・イスラエル連合と米国の戦い

2011年02月03日 | イスラエル・ユダヤ・国際金融資本
全世界はムバラク政権支持派と反対派に分かれた。支持派はイギリス・オランダ・イスラエル。いずれも国際金融資本やユダヤ人の影響力の非常に強い国である。サウジアラビアがムバラク支持を打ち出しているのは、ムバラク同様に政権を打倒されることを恐れているからだろう。一方、米国はオバマ大統領、外交問題評議会会長のリチャード・ハース、民主党の外交政策の重鎮であるブレジンスキーなどが揃ってムバラク退陣を打ち出している。アラブ社会を1989年の東欧に喩えれば、オバマはゴルバチョフに喩えられるのだろう。米国政府のこの政策の最大の目的はイスラエルを滅亡させることであると私は想像している。イスラエルは米国に強大な影響力を行使し続けてきた。米国主要都市・港湾に核兵器を仕掛けて脅迫しているという噂があることは過去にこのブログの記事で触れたが、私は国際金融資本とイスラエルのモサドが共謀して米国を脅迫し操っていたのだと考えている。現在、米国政府はイスラエル・国際金融資本連合と戦っているのだと私は妄想している。 ブレジンスキーがカーター大統領の外交顧問だった1979年はイラン革命とソ連のアフガン侵攻があった年である。イラン革命はシーア派の世界で、アフガン侵攻はスンニ派の世界でイスラム原理主義を引き起こすきっかけになった。このイスラム原理主義がいまやエジプトを襲い、親イスラエルのムバラク政権は事実上崩壊している。イスラエルの滅亡は避けられないだろう。米国は国際金融資本・イスラエル連合との長い戦いにやっと勝利しつつあるのだ。 今後、米国では現在ゼロ税率である相続税が大幅に引き上げられ、デイビッド・ロックフェラーが近い将来に死亡した時にはその財産のほとんどが国庫に没収されることだろう。また、米国は富裕層に増税し、中国などからの安価な輸入品に関税をかけて自国の製造業を復興させることで中産階級を復活させようとすることだろう。それによって、米国の衰退は緩やかなものになると考えられる。また、国際金融資本に支配され、金融業と枯渇寸前の北海油田以外に産業のないイギリスは国家そのものが破綻していくことだろう。 . . . 本文を読む
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